「ディズニー嫌い」が多すぎる
新年一発目の記事が、こんなネガティブなタイトルになってしまいました。でも、バッドエンドにはしないので、ぜひ最後まで読んでください!
「ディズニー嫌い」
さて、本題に入ります。
なぜか私の周りにはディズニーのことを嫌っている人が多いのです。その理由をいくつかご紹介します。
Ⅰ)大好きだった『スター・ウォーズ』シリーズをめちゃくちゃにされた!
Ⅱ)当日付き合っていた人(現在は配偶者)とディズニーランドで喧嘩した!
Ⅲ)夢の国にまで行ってあんなに行列に並ぶ意味が分からない!
Ⅳ)ディズニーランドはディストピアだ!
1つずつ見ていきましょう。
まずはⅠです。
これはディズニーランドというよりも、ディズニー映画を配給する「ウォルト・ディズニー・カンパニー」に対する問題です。
『スター・ウォーズ』シリーズを制作したルーカスフィルムの創業者:ジョージ・ルーカスは、この会社を手放したくて仕方がなかったようなので、まあご愛嬌ということにしてほしいですね…(笑)
Ⅱに行きましょう。
これを聞いた時は、本当に驚きました。「え?それディズニーに非はある??」と。
暴論です。
しかしながら「ディズニーでデートをすると別れる」などという都市伝説は存在します。半分ホントで半分ウソと言いましょうか。というのも、ディズニーパークにはカップルに与える試練がたくさんあります。人が多いというストレス、みんな気合を入れて行く場所が故の異様に顔面偏差値が高くなり目移りしやすくなる、長い待ち時間を過ごし方など。特に付き合ってあまり日がないと、話題に困ってしまい余計に…なんて話も聞きます。要は、隠れミッキーの場所をいくつか知ったくらいで臨んではダメだということです。
この方がなぜ喧嘩になったのかは分かりませんが、ある種ディズニーパークに仕掛けられたトラップにまんまとハマってしまったというわけです。
Ⅲです。
なんかよく聞く話だと思います。1時間以上待つ、時には待ち時間が3桁になることも珍しくないディズニーパークにとって、このセリフは至極当然だと思います。
最後はⅣです。
これには何も言い返せませんでした(笑) 裏側を語るのは場所を選ぶため、あまりここでは言及しませが、その方が言っていることは正解な部分が多かったのです。あまりに清々しすぎましたね。面白かったです。
やりたい放題
ここで前提として伝えておきたいことがあります。ディズニーランドは、我々ゲストを楽しませてくれる場所 であると同時に(いや、それ以上に)ウォルト・ディズニーの好きを詰め込んだ、やりたい放題な場所である ということです。
え?と思う方もいるかもしれません。でも、皆さんの想像以上にやりたい放題やっているのです。
例えば、アメリカ・アナハイムのディズニーランドの建築費。完成した時には、当初の予算の約3倍に膨れ上がっていました。一度完成した建物が気に入らず、一から作り直させたこともあったそうです。
他の例を挙げましょう。世界中のディズニーパークには、必ず存在するアトラクションがあります。それは「鉄道」です。東京ディズニーランドなら蒸気機関車(ウエスタンリバー鉄道)、東京ディズニーシーなら高架鉄道(ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ)があります。理由は簡単です。ウォルト・ディズニーが鉄オタだったからです。自宅の庭にミニ鉄道のようなものを作り、よく遊んでいたそうです。
生前、ウォルト・ディズニーの下で働いていた人は、いかにウォルト・ディズニーの要望を叶えられるかということを求められていたのです。その精鋭たちが、イマジニアという人たちです。だからこそ今のパークには物申したいことがたくさんあるのですが……長くなるので、今は心の中にしまっておきますね。
(イマジニアについては、ディズニープラスで配信中の『イマジニアリング』や『ディズニーパークの裏側』などを参照にしてください。)
意見の相違
ということを踏まえると、ディズニーを嫌っている大半の人は「ウォルト・ディズニーと意見が違う人」と解釈することも出来なくはないのです。
人間関係に落とし込んでみると、自分と意見が合わない人なんてたくさんいます。それと同じなのではないかというのが、私の意見です。
そうは言っても、既にウォルトさんは天国にいます。となると、彼の意思がどこまで現存しているのか?という点は、いささか疑問に思うところがありますが……今回は言及しないでおきますね。
USJは敵か?
ディズニー好きを公言していると、よく聞かれることがあります。「USJのこと嫌いなの?」と。中には、「私はUSJ派だから気が合わないわ」と言ってきた人も。
まるで、1vs1の展開です。きのこvsたけのこみたいです。しかしながら、天秤のかけ方に疑問を感じるのです。「テーマパーク」という括りだと、サンリオピューロランドやジブリパークなどもあります。ただ、ディズニーvsユニバの構図をつけたがるような気がします。
個人的な見解を言うと「テーマパーク業界においては、敵ではない」という認識です。しかし、USJからも少なからず影響を受けているということは否定できません。
これはUSJに限った話ではありません。世界情勢、社会状況、その他諸々から影響を受けています。そうやってディズニーパークは変化していくのです。
このようにディズニー嫌いを庇うわけでもなく、否定するわけでもない記事を書いていきました。
しかし、好きなものを否定されるのは悲しいことです。でも、その意見を聞いて、好きなものを新たな視点から見るきっかけになればいいのではないかとも感じました。