not監督生Webオンリー「My Another Story4」アンケート結果
2021年12月19日に開催したnot監督生Webオンリー「My Another Story4」の終了後アンケートの結果です。
個人が特定されない範囲で結果を公開いたします。グレーの背景は頂戴したコメントの引用です。
概要
【イベント】
開催日時:2023年11月18日(土)22:10~19日(日)22:00
会場:pictSQUARE(ピクスク)およびGoogleスプレッドシート
参加サークル数:54サークル(主催含/pictSQUARE)+9サークル(Googleスプレッドシート)
参加人数:157人(サークル・一般合計/pictSQUARE)
【アンケート】
集計期間:2023年12月19日(日)~2023年12月4日(月)
回答人数:29人(サークル参加:19人、一般参加:10人)
どのようなご参加でしたか?
参加を決めた理由は?(複数可)
原作をリスペクトしつつ、既存キャラとは違った視点で感じる作品世界が好きという理由で、イベント自体も性別や関係性等問わず”not監督生メイン”のみに留めています。not監督生のイベント、オンオフ問わずにたくさん欲しいです。
原作キャラ以外をメインで活動する創作者はオンラインのみ・鍵アカウントのみが多いので、こうして出会える機会は貴重ですね。
当日はどのように過ごしましたか?(複数可)
コアタイムには参加しましたか?(複数可)
イベントは書き手だけでなく読み手がいてこそ盛り上がると思うので、コアタイムを中心に開会式・閉会式や○×クイズ大会、フォトスポットを含むマップなど、会場自体に足を運びたくなるようなコンテンツに力を入れています。
時間帯としては昼よりも夜の方が参加率高いという回答でした。日中は外出や仕事等の用事や家事がある場合でも、夜なら気軽に参加できるというのがオンラインイベントのいいところですね。
今回実施したイベント内企画や素材で、よかったものはありましたか?(複数可)
マップは開催時に期間限定ハロウィーンイベント「ステージインプレイフルランド〜踊る人形と幻の遊園地〜」が配信されていたため、急遽プレイフルランド風のものを作りました。各スポットを巡ったりスクリーンショットを撮ったりと楽しんでいただけたようでよかったです。
pictSQUAREやX(旧Twitter)で不具合や仕様変更が多発していることもあり、新たなインフォメーション媒体として特設サイトを作ったのですが、選択肢に入れるのを忘れていました。
どちらの方法でサークル参加しましたか?
当日の自スペースでは、どのようなコンテンツを公開しましたか?(複数可)
pictSQUAREの情報漏えい事件があり、「イベントには参加したいけど、pictSQUAREを利用するのはちょっと…」というお声もあったため、今回はGoogleスプレッドシートを利用したサークルリストのみの参加も募集しました。最終的に9サークルに参加いただけたので、この枠も作ってよかったです。
イベント終了後でも閲覧・購入可能な作品については、X(旧Twitter)上の「#マイアナスト4_アフター」で確認することができます。よろしければご活用ください!
次回開催されるとしたら、どんな参加形態を予定していますか?
次回開催される場合、会場のプラットホームの希望はありますか? (複数可)
pictSQUAREの情報漏えいおよび当イベントの対応については下記参照。
▼ 2023年8月15日 pictSQUAREでの個人情報の流出が発覚・サービス停止
▽ 2023年8月19日 現時点でのイベント開催方針を発表、開催に関するアンケートを実施
▽ 2023年8月31日 pictSQUAREでの開催の継続を発表
▼ 2023年9月7日 サービス再開スケジュールが発表
▼ 2023年9月21日 サービス復旧
▽ 2023年9月27日 サークル申込期間延長(当初は9月3日締切)
▽ 2023年11月18~19日 イベント開催
(▼:pictSQUAREの対応、▽:当イベントの対応)
次回開催についてはpictSQUAREと主催に一任する声が多かったものの、上記のようなご意見も当然あるので、悩ましいところです。
以下は各プラットホームに関する主催の覚え書きです。(主観含む)
※すべて2023年12月23日時点での情報です。今後機能や仕様の変更が生じる場合があります。
【pictSQUARE】
サービス復旧直後はキャンセルしたはずのイベントやサークル参加の処理がされていない、HTMLのエラーでイベントページの編集ができない、といった不具合があったものの、イベント当日は以前と変わらず安定した環境で開催することができました。
落としてしまった信頼を回復させることは一朝一夕では難しいことなので、その分運営の動向に注目しています。
イベント終了後はサークルの頒布物の閲覧はできませんが退場ボタンを押さない限り会場内にいられるため、今回のイベントでは閉会式後に友人たちと記念撮影したりチャットで会話したりと、なんだかんだで終了後も1時間近く滞在していました。
【ピクリエ】
pictSQUAREに似たUI・システムもためよく名前が挙がっています。
情報漏えいを受けた移動先としてイベントが集中したため、何度かサーバー強化をしているものの参加者が多いイベントがあるとアクセス障害が頻発しやすいようです。主催としてはセキュリティ面をクリアしたとしてもサーバーダウンで会場に入場できないのはサービス停止と同じなので、安定してほしいところ。個人的にチャット機能が使いづらいのですが、サーバー含めて改修予定とのことで期待しています。
ちなみにこちらはイベント終了時刻を迎えると会場から強制退出する仕様。ちょっと味気ない。
【エアブー】
2023年12月14日に従来の横スクロールのみの移動に加えて縦横自由に移動できる俯瞰マップが実装されました。会場に"いる"感覚が強くなった気がします。
他サービスとは違い、アバターはアイコン画像が動く仕様なのですが、ぴょんぴょん跳ねる動きが小動物っぽくてこれもアリだなぁと思いました。
コメントしなくても拍手だけ送れる機能が標準装備されているのは、閲覧者側としてはありがたいですね。今後も機能を拡充予定とのこと。
【とらのあな】
こちらも2024年2月1日以降のイベントに2Dで移動できるマルシェ機能が実装予定とのこと。
ドット大きめのパステル基調で可愛い仕様です。展示品を置ける専用エリアがあったりNPCであるモブとらを配置できたりと、企画の幅が広がる機能が盛りだくさんなので、実装が楽しみです。
今回のセキュリティインシデントがあるまではpictSQUARE一強な空気でしたが、最近は他社もオンラインイベントに力を入れ始めているようです。
同じ2Dのマップ移動をするオンラインイベントサービスでも、pictSQUAREととらのあなWEBオンリーマルシェは独立した店舗が並ぶ「オンラインの同人即売会」、ピクリエとエアブーはリアルイベントのように机が並ぶ「同人即売会のオンライン版」と、似ているようで異なるコンセプトのような気がします。
各サービスの特徴を比較し、どこが自分のイベントに合っているのかを考えていきたいです。
今回のイベントについて、良かった点・改善した方がいいと感じた点、こんな機能や企画がほしい!など、ご意見ご感想をお教えください。
【次回開催について】
not監督生作品がたくさんあるのは嬉しい反面、今回の規模だと24時間で回りきるのは難しいですね。
開催するプラットホームの仕様やサークル参加費にもよりますが、次回やるなら24時間以上で開催したいです。
【コンテンツについて】
公開するコンテンツについては、
・公式ガイドラインから逸脱した作品
・当イベント規約の頒布・展示禁止に該当する作品
以外は公平性を保つため特に制限しておらず、今後もサークルの判断に任せるスタンスです。
閲覧者側で特定のサークルのみを非表示にする機能は把握していませんが、pictSQUAREでは店舗にぼかしが入る「撮影モード」という機能があります。当イベントでは事前にGoogleスプレッドシートのサークルリストを公開しているため、事前にキャラとイラスト・漫画でサークルを抽出し、イベント当日は該当サークルの近くで「撮影モード」をONにすることで多少緩和されるのではないかと思います。
主催も全ての機能を網羅しているわけではないので、「苦手なものがあるけど自分はこういう機能を使うことで快適にイベント参加しているよ」等の知見がありましたら共有していただけると幸いです。
【企画について】
ワンライやアンソロ等の作品を募集する企画は管理できる自信がないので主催企画として積極的に行わないことにしていますが、有志企画でやっていただくのは大歓迎ですので、「我こそは!」という方は次回開催があればお声かけいただけると幸いです。
not監督生のプチオンリーほしい!!!
not監督生のプチオンリーあったら端から端まで全部のサークルを巡るのが密かな夢です。新刊ください。
ちなみに、プチオンリーは赤ブー開催がメジャーで、
・新刊カードを50枚集めて投票し開催するもの(企業主催)
・参加者が発起人となり開催するもの(個人主催)
の2種類があります。
<企業主催>
新刊カードを50枚集めて投票すると開催できるカプオンリー企画。
6月開催のJUNE BRIDE FES、12月開催のDozen Rose FESが対象で、投票の約1年後に開催というスケジュールのようです。
2021年12月12日のDozen Rose Fes.2021で開催された×not監督生(男)イベント「HAPPY END in SECRET」はこちらの方法ですね。
新刊カードを持っている有権者がどれだけいるかに全てがかかっています。
主催が地方住みのため投票可能なイベント会場へ足を運ぶのが難しいのですが、イベント参加するついでに投票に行っていただける方がいるようならやってみたいですね。というか企画している方いたら教えていただきたいです。是非協力したい。
<個人主催>
提案者(発起人)が時期のオールジャンルイベントに好きなジャンル・カップリングで一斉参加を呼びかけ・提案する有志主催のイベント内企画。
個人主催はサークル数や企画内容の規模によってかかる費用(数千~数十万円)や労力が異なってきます。
not監督生作品のサークルが参加するイベントを企画するという目的で主催企画なしという前提なら、実現可能かもしれません。こちらだと当イベント名義のタイトルでの開催もできますし。(※企業主催だと既存の有志企画や他社主催イベントと同じタイトルをつけることはできない)
ちなみに、リアルイベントの1~2週間後にオンラインイベントというスケジュールなら、在庫を通販に回したり、リアルイベントで完売した新刊を再販する目安として活用できるし、オンラインイベントのみに参加する方も一緒に盛り上がれるのではないか、と思います。夢が広がりますね。
総括
まず、今回は会場のプラットホームであるpictSQUAREの情報漏えい事件により、多大なるご心配をおかけすることになりました。どのサービスでも同様の事態を招く可能性はあるため、事前の対策や事後の対応を正しく行える知識を蓄えていきたいです。
この日に向けて準備しているサークルがいらっしゃるため事件発覚後もイベントを中止する案は全くなかったものの、どういう形で進めていけばいいのか悩む場面が何度かありました。
pictSQUAREの補償としてサービス再開以降に申し込んだ場合はサークル参加費が無料になるという仕様になっています。サービス停止以前に申し込んだ方は有料(システム利用料:550円+運営費:450円)のままのため、差異が生じてしまうというのが特に心苦しかったです。プラットホームに関する項目の外部リンクに詳細が記載されていますが、最終的にサークル側に選択してもらう方法を採用しています。
なお、有料のままご参加なさったサークルから頂戴した運営費は、マップ素材やお手伝いしてくれた友人へのお礼など、有効活用させていただきました。
全ての人の希望に添えたわけではありませんが、その時にできる最善の方法で開催できたのではないかと思います。たくさんの声援やご協力、誠にありがとうございました!
本アンケートでいただいたご意見・ご要望は可能な範囲でフィードバックしていく所存です。
次回の開催時期は未定ですが、決定の際は是非参加をご検討いただけますと幸いです。