Love Effect(바람이 분다)を今更ながらに考察するよ
オネノプが、2月18日にカムバします!おめでとう!!
オネノプは楽曲の良さが有名だけどMVやティーザー映像も最高で、WMが中小事務所であることを忘れるほど。
MVは楽曲そのものと並んでアーティストにとって名刺的なものだし、未来永劫ずっと残り続けるものだと思うんだけど、そこにお金をがっつりかけてくれるWMはやっぱりなにが大事かということを分かっている事務所だと思う。
今回のティーザーもさっそく最高な形で幕を開けているのでMVがとっっても楽しみです!
さて、Love Effectです。
考察記事の最後に、アンドロイドコンセプトが薄まっている気がする…的なことをBye My Monsterの前に書いたんですが、そんなことなく今後も無事に続いていくことが分かったわけです。そこを踏まえてLove Effectを見ていこうかと。
Love Effectが出たときは、これでアンドロイドコンセプトは終わり?って声が上がっていたんですよね。
ティーザーではヒョジンの首にあったバーコードが消え、MVの最後ではオネノプが消えていく。
わたしも最終回?!ってなった。
そして今もこれはひとつの最終回…と思ってる。
オネノプのMVは時系列がバラバラなので最終回がここにきていてもおかしくないので。
MVの最初、これまでの並行世界をヒョジンが抜け落ちていくような表現があります。
その先にあるのは日本の北海道の地。
すごく現実感がある風景だと感じるのはわたしが日本人だからかもしれないけれど、韓国の人にもこれまでの世界観に比べたら現実感がある風景に思えたのでは…。だって韓国の街並みと日本の街並みって割と近しいし。
この韓国とちょっと似てる雰囲気っていうのがポイントなのかな、と。
今までのアンドロイド設定どこいった?!ってなるぐらい普通の少年たちのような出立で街中で踊るオネノプたち。
でも不思議な光やビルがバグったような映像が差し込まれ、決して現実ではないことが示唆されてます。
最後は光の舞う草原に行きそこでオネノプは光となって消えます。
オネノプの世界ではアンドロイドになってタイムワープをしてストレージの中に精神を保存して何度も新しい身体にインストールが行われてタイムワープもして…という感じじゃないですか。そのせいで並行世界も生まれている。
ずっと一緒にいたいから、というピュアな気持ちでの行動だけども、冷静に考えると倫理観とか完全無視でなかなかヤバめ。Whyではその点でリーダーズで揉めてた。
Love Effectではそのピュアすぎる故に呪縛的になっていた、アンドロイドとなってずっと一緒にいる、というものから逃れられた世界なんではないかなと思ってます(だから個人的にはここが最終回であってくれ、なんだけどただ単に並行世界の1つでしかないのかもしれない)。
「人間だった頃のような出立で、人間だった頃と似た街で楽しく駆け回って遊ぶ」。
これってアンドロイドになって地球から脱出した彼らにとっては本当に懐かしくて楽しくて幸せな時間だったんじゃないかと。
最後はその幸せな時間に満足したかのように光となって消えてしまうんですが、Love Effectのこの歌詞--
「아주 먼 훗날에 우리가 다른 세상에 다른 모습이어도 그때도 만나 이 별에서 못다 한 이야기를 이어가길 약속해(遠く先の未来に 僕たちがちがう世界でちがう姿でも その時も出会おう この星でできなかった話を続けられますように 約束 )」
この気持ちで消えたのかな、と。
この世界から離れて別々になってもいつか未来で出会えるよ。
もう、なんどもなんどもアンドロイドとしてインストールを繰り返したりタイムワープをしなくていい。
そういうことなのかな、と。
(この歌詞本当に大好きでこの部分を部屋で1人で聴いたり読んだりするとガチで泣いてしまう…)
MVの最初のところで、光が飛び出して心臓に入る描写があって、その光はMV全体に出てくるけれどこの光がきっかけでアンドロイドとしての生の終わりを迎えることになったのかもしれません。
タイトルLove Effectのとおり愛という名の光で、インストールを繰り返すうちに心のなかに生まれてしまったバグなのかウイルスなのか除去するような光=愛だったのかも。
そういえばティーザーで謎のふよふよした物体を触るシーンもあった。あれに触るまでオネノプたちみんな神妙そうな顔つきだったんだけど、触って風が吹いた途端にヒョジンのバーコードが消えて微笑みかけてくるんですよね。
あとコンセプトフィルム2のこういうアナログチックな映像が入ってくるのを見ると人間だった時の記憶の一部が再現されてたのかな、なんて。
こんなことを思って心がざわざわした状態で再度MV見返したらアンドロイドオネノプに感情移入して号泣してしまった。
最初見た時は割とシンプルなMVなんだな〜ぐらいの感想だったのに! このシンプルさの意味に気づいてしまったらシンプルさこそがスパイスになってしまっていて。
オネノプの楽曲とMVは本当に作品として素晴らしいと改めて実感するとともに、Love Effect、数あるオネノプ楽曲のなかでもかなり好き上位にランクインしてしまった。
はーThe Strangerがどんなストーリーになるのか今から楽しみです。