学生ボランティアをして感じた、無力感とその先。
こんにちは🌞 初めましての人は初めまして!
(前のnoteログインできなくなったので、アカウント作り変えました。)
『現地に数ヶ月ボランティアしてるだけじゃ、何も変えられない。せいぜい自分が成長するくらい』
この言葉を耳にしたことがある人は多いのでは無いでしょうか。
私は今回の渡航で、「実はそうじゃないのかもしれない...」と思い、少しnoteに書いてみることにしました。
(注意)あくまでも個人の経験を元にした意見です。
私について
その前に、ちょっとだけ私について…
私は、秋田の大学に通う、マイペースな大学4年生。
現在は留学中の夏休みを使って、2ヶ月間、タンザニアでボランティアをしています。
海外でのボランティアはこれで3回目。
1回目は3年半前にネパールで、大学の学生団体を通して。
2回目は3年前にケニアで現地のNGO団体を通して。
3回目の今回は、Workawayという旅人向けサイトを通して、現地NGO団体の代表と繋がりました。今は彼の家でホームステイをしながら、お仕事を手伝っています。
何も変えられないのは間違ってる
さて、本題です。
『現地に数ヶ月ボランティアしてるだけじゃ、何も変えられない、せいぜい自分が成長するくらい』
Twitterでもこの文言はよく目にしますが、「断定する」のは間違ってると思い、noteに私の考えを綴ることにしました。
ケニアのボランティアで感じた無力感
上記で説明した様に、私はタンザニアの他に今までケニアとネパールでもボランティア活動をしてきました。その中でも特にケニアで、自分の無力さを痛感しました。当時は、ケニアで違法となっているFGM(女性器搾取)の慣習を行なっている村で、1ヶ月間、現地調査と性教育を行なっていました。
ただ、活動する中で、気が付いたんですよね。
私より前にもボランティアの人が来ているはずなのに、今までのデータは残ってないし(毎プロジェクト、活動先が同じ村なので)、現地の人たちも理解が浸透してなさそう。村の人たちも、海外の人が村に来たから、しゃーなし聞くだけ聞いてやろうみたいな。
改善のためのプロジェクトのはずなのに、手応えを全く感じない。ただ、ボランティアという非現実的な経験のために多額のお金を落としてるだけの様に感じました。(参加費、食費/宿泊費込みとはいえ、高かった…)
確かに私は、その活動を通して沢山の事を得ました。
・ FGMの理解が深まった(現地の病院や警察署でもインタビューをしました)
・現地の村の生活についての理解が深まった
・私の将来の夢が大きく変わった
など…
ただ、何を与えたかと言われると、何も出てきません。
手応えを感じたタンザニアでのボランティア
一方、今回のタンザニアでのボランティア活動。
私が得たもの
・人身売買の理解が深まった
・栄養失調の現状について理解が深まった(栄養に関する新プロジェクトの企画書を作成しました)
・スポンサーを募集する系の団体のプロセスが分かった
・初めてちゃんとした企画書を作成し、自信がついた
・現地の貧しい子達の現状を知れた
など…
私が与えられたもの
・新プロジェクトのアイデア提供
・日本の企業さんとの架け橋
・国際的に活躍する現地の企業さんとの架け橋
・次のインターン生に引き継ぎ(これが大事だとケニアで学びました)
など…
今回のタンザニアでのボランティアは、ボランティアにも関わらず、ガッツリと運営としてお手伝いさせてもらってます。(来るまでそうなるとは思わなかったです笑)
団体に来るメールの返信も、基本私がしてます笑
まぁ、そんなこと置いといて…
今は変えられなくても未来は変えられる
確かに、短期間で私たちがその場で目に見える変化を生み出すのは難しいです。しかし、未来を大きく変えるような変化を生み出すことは可能だと、今回強く感じました。
それには、英語などの言語能力だったり、様々な経験、知識が必要かもしれません。(もちろん、必ずしもそうとは限らないです。)
ただ、私は数ヶ月の学生ボランティアが必ずしも無力ではないと、伝えたいのです。
自分次第で変化を起こすことは可能です。
例えば、私の場合、英語力に加えて、お得意の人脈作り、ハングリー精神、そして強運のおかげで、たった2ヶ月でしたが、2つの大きい企業さんと団体を繋げることができました。
新しい風を吹かせすぎて、代表にはボスと呼ばれる始末です😅
もし仮に、現地の企業さんと当NGO団体がパートナーシップを組んで、新プロジェクトを展開することができれば、また新たに現地の女性たちの生活を向上する手助けができるかもしれません。(どちらも女性地位向上をベースに置いた組織なので)
そんな未来を考えながら、ワクワクしています。タンザニアを出た後も、そのプロジェクトに携わりたいなんて思ってます。結構ガチで。
おわりに
ただ、注意したいのが、今回は団体の軸に近いところでお仕事させてもらったからこそ、変化を起こせたということ。現地のNGOの「プロジェクト」ではなくて、「NGO自体」を焦点に当てたボランティアの方が、変化は起こしやすいと思います。
私も、ケニアとは違い、タンザニアのNGO団体は完全に自分ごと化しています。
長くなってしまいましたが、ボランティアしたいけど何も変えられないんじゃないかと悩んでいる学生向けに書いてみました!
少しでも未来のボランティアさんに新しい風を吹かせられたらと思います🌱
Twitterしてるので、もしよければ覗いてみてください🌟
ではまたっ 🌤