2006年築、ミサワホームの屋根材(スレート)はヤバかった
2006年、ミサワホームで家を建てました。
10年点検でも異常なかった事から、足場を組む回数を考え15年を経過した頃にそろそろ屋根塗装と外壁メンテナンスを同時にしようとして見積もりをとったところ、衝撃の事実が分かりました。
「屋根材が脆く割れやすく塗装メンテナンスすることが出来ない」は??????なにそれ。
我が家に使われている屋根材はコロニアルNEOと同等品のミサワでの名称がついたグリシェイドNEOです。この屋根材はアスベストを含まないもので、非常に脆く壊れやすいものです。同じくノンアスベストの屋根材のパミールが築10年前後の屋根で問題になっていたそうですが、ミサワからは何の情報提供もありませんでした。パミールに関連し他のノンアスベストの屋根材の問題が指摘されていたにも関わらず、です。保証期間内にボロボロになるならむしろパミールの方が良かったのかもとすら思います。
コロニアルNEOはクボタ、現ケイミューが生産していました。本来であればハウスメーカーは性能の低いものを生産したメーカーに対して適切な対応を求め、家を建てた顧客に対して不利益が出ないようにするべきところではないでしょうか?何もありません。一度の塗装メンテナンスも出来ないものを大事な屋根材として使っていたことに対して、ハウスメーカーとして何も思うところがないのでしょうか。
きちんとした強度のあるものでしたら、最初のメンテナンスは屋根塗装ですむところを葺き替えもしくはカバー工法で対応するしかありません。ハウスメーカーで建てるというのは、割高でも信用部分を買うということでしたが、この点は見事に裏切られました。
ミサワホームでは当時の主力商品の一つのスマートスタイルKURAで標準仕様の屋根としてこのグリシェイドNEOが採用されていました。私が持っているメンテナンスカレンダーには「1~2回の屋根塗装の後に葺き替え」とあります。担当者からのメンテナンスをすれば30年もつとの説明も覚えています。今思えばそれはノンアスベストになる前の話だったのですね。
それにしても、一体どれくらいの施主が我が家のように呆然としている、又はしたのでしょう。ミサワの資料によると我が家が建てた頃の戸建て受注数は年13000戸ほどだそうです。そのうちグリシェイドNEO(コロニアルNEO)を使った家はどれくらいなのでしょう。何とかならないのかとは思いますが、対応を待っていてもその間にも屋根は劣化し家の傷みに繋がりますから対処が必要です。
仕方なく塗装ではなく屋根の葺き替えを考えていたところ、強風被害にあい幸いなことに火災保険が適応になりました。昨今問題になっている火災保険サポート業者など使わずとも火災保険申請は自分で出来ます。ミサワに屋根点検をお願いし、相見積もりと断った上で他の業者にも見てもらい修理見積もりとミサワや業者から受け取った写真を添えて保険申請しました。
中にはカバー工法で屋根全面の見積もりを出すところもありましたが、火災保険で認められるのは基本的にその部分の同等品での修理費用と足場代等となります。そのような見積もりで申請し、無事にほぼ認められ保険金を受け取りました。
それにしても、不良品と呼べるものを使って何も対応がないミサワホームには納得行かないな!不良品なら保証期間関係ないのでは?と思います。