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【トビタテ!留学JAPAN16期】合格体験記(書類審査編)

この度,トビタテ!留学JAPAN16期(STEAMコース)に採用されました.
そこで今回はトビタテ!留学JAPANの応募に関して,書類審査編と題しまして,ノウハウ,体験談をお話しできればと思います.

私がどのように準備をしたのか,どのような対策をしたのか,できる限りリアルにお伝えし,応募に興味がある方,留学に興味がある方に届けばいいなと思います.留学に関する相談や添削等にも応じますので,何か聞きたいことなどありましたらぜひご連絡ください.

書類審査

書類審査で書くべき内容は以下の通りです.

応募書類

  • 過去の海外経験(255字以下)

  • 留学のタイトル(65字以下)

  • 留学の目的,留学計画の達成目標及び概要(1000字以下)

  • 受け入れ先での主な活動(255字以下)

  • 留学計画の実現可能性(500字以下)

  • 留学の成果及びその測定方法の詳細(400字以下)

  • 期待できる留学の成果の活用(500字以下)

  • アンバサダー活動及びエヴァンジェリスト活動について(500字以下)

私が書いた内容

私がそれぞれの内容について,どんなことを書いたか,意識した点を書いていきます✏️(個人情報の問題があるので全文を公開することは控えますが,連絡を頂ければお見せできるのでご連絡ください)

  • 過去の海外経験(255字以下)

私は留学経験はないですが,何度かプログラムで短い期間は海外に行ったことがあったので,それについて書きました.このパートに関しては,とにかく簡潔にわかりやすく書きました.短いながらもトビタテが求めるような熱意・意欲のあることをアピールできるように書きました.
例えば「家族とではなく海外へ行く経験は初めてであったが,副班⻑として,航空券・ 宿泊先の手配や英語が苦手な学生のサポートなど,積極的にリーダーシップをとって行動した.」などです.
↑これは大学のプログラムでアメリカに行った時の話を書いているところです.ぶっちゃけ半分旅行ではあったんですが・・・笑

  • 留学のタイトル(65字以下)

簡潔に,わかりやすく,インパクトを!という感じだと思います.自分の軸,大事なところをここでアピールするといいと思います.私は「惑星探査ミッションで分野の垣根を越えて活躍するエンジニア,研究者になる!」と書きましたが,今思うとなんかもうちょっといいタイトルあったよなぁと思います.

  • 留学の目的,留学計画の達成目標及び概要(1000字以下)

この留学計画が一番難しいし,一番大変なところだと思います.合否はここで分かれると言っても過言ではないと思います.
大事なところとしては,
・具体性があるか
・なぜ留学に行く必要があるのか

が大事だと思います.私の場合は研究留学なので,研究内容についてになってしまいますが,例えば「〜について研究する」では何をするのかわかりません.また,書類を見る人は自分の研究テーマについて詳しい人ではありません.日本でどのくらいその研究が行われていて,海外のどの国がいいのか,どの国ではどのくらい研究が進んでいるか,何も知らない人に説明すると思ってください.なので,「〜について研究する」という言葉だけを見たら,「なんで留学なの?」「留学じゃなきゃだめなの?」「行って何するの?」という気持ちになります.そこで,「〇〇に行き,△△に使われる××という技術の検証をその施設が有する◻︎◻︎という機器を用いて実験をすることにより解明する」のように具体的に書くべきです.ここじゃなきゃだめ!私の夢・目標のためにはここに留学に行かないとダメなんだ!ということを全面にアピールしましょう.これは研究だけでなく,他のコースの人たちにも共通するのではないかなと思います.「〜を学ぶ」「〜を経験する」など抽象的なことではなく,とにかく具体的に書くようにするといいと思います.

※ここで注意して欲しいのが,専門用語をたくさん使えという意味ではないです.わかりやすく,自分の専門性を伝えられるようにするといいと思います.すごい偉そうに書きながら私も最初は先生や先輩にめちゃくちゃ指摘されました,,,(指摘していただきました.)
専門内外の多くの人に見てもらい,コメントをもらうようにするといいかと思います.

  • 受け入れ先での主な活動(255字以下)

これも留学計画と少し関わりますが,わかる範囲で具体的に書きました.ここは文字数に関してそこまでこだわる必要はないと思います.

  • 留学計画の実現可能性(500字以下)

トビタテの応募要項には,行き先が決まっていなくてもいいというような内容はありますが,それでもほぼ確定しているまたは,確定させることができるというこちはアピールした方がいいです.私もトビタテ応募時には受け入れは確定していなかったですが,教授とメールにてやりとりを進めています,というような内容を書きました.

  • 留学の成果及びその測定方法の詳細(400字以下)

論文執筆,学会発表について書きました.やはり,その分野や研究に詳しくない人にとっては,何のために留学をするのか,留学をすることでどんな成果が出るのかは気になるものです.論文や学会など形のあるものにこだわる必要はないとは思いますが,何を目標に取り組むか,最低限何を成し遂げるかなどについてはアピールできるといいかと思います.

  • 期待できる留学の成果の活用(500字以下)

これについて内容を説明するのが大変だったのでコピペです・・・笑
「本留学を通じて得られる成果としては,研究と自身のキャリアに関して大きく二つある.研究面では,軌道とロボティクスの分野の橋渡しとなる知見の獲得が期待される.現状,軌道とロボティクスはそれぞれ独立した別の学問分野として存在している.本留学を通じて,この二つの分野を学び,橋渡しとなるような研究をすることで,二つの分野の発展,ひいては,宇宙工学全体の発展に貢献できると考える.キャリアの面での成果は次の通りである.私は学部卒業後,米国大学院への進学を検討している.米国の大学院では,試験ではなく,受験者の経験,人となり,研究実績などが総合的に判断される.また,受験先の教授との面識の有無が大きく合格を左右するとも言われている.今回の留学で研究室の教授や学生とのネットワークを構築することによって,米国大学院への進学が確実なものとなる.さらには,受入先に自ら連絡を取り,留学を実現させる経験は,大学院進学に関しても大きな自信につながると考える.」

  • アンバサダー活動およびエヴァンジェリスト活動について(500字以下)

所属団体を通じた発信,講演会やSNSでの発信などについて書きました.トビタテの事前研修でも説明されたことですが,トビタテ生は日本代表として留学に行く学生たちです.トビタテ側としても日本代表として学生を選んでいるので,学生自身の留学経験の発信を通じて,海外から日本にくる学生,日本から海外に行く学生を増やしたいという思いがあります.それらにどう貢献するか,どのような貢献する意思があるかを伝えるといいと思います.そして,この人を採用したらこれまで届かなかった層に留学が届くなというようなアピールができるといいと思います.

意識するべきこと

書類を作るにあたって意識するべきことは,
・将来の目標
・今の自分では何が足りないか
・留学を通じてそれが達成されること
という今→留学→将来へのつながりを見せることだと思います.
トビタテの事前研修などでも話を聞きましたが,留学に行くことをゴールにせず,留学はあくまで将来の目標を達成するための手段であること,留学後に成長した自分を見据えることが大事であると思います.と言いつつも,この一貫性を作るのは非常に大変なので,私は紙にブレインストーミングして書き出してなんとか一貫性を作り出そうと頑張りました.時々哲学的なことまで考えてしまってすごく病んだときもありますが,自分を見つめ直して,考える時間は非常に有意義だったし,留学のモチベーションも上がったと思います.トビタテは書類作成や面接など,本当に色々と大変だと思います.ですが,トビタテを通じて自分と向き合ったこと,留学への思いを確実にしたこと,そしてトビタテに合格し多くの仲間と出会えて留学に行けたことは大きな宝です.大変ですが,ぜひ頑張ってください.

質問や相談などお手伝いできることがあれば,いつでもご連絡ください.可能な限りで対応させていただきます.



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