TOEFL格闘記
はじめに
初めまして。Momomasaと申します。
MBA留学を目標として私は2019年から2021年までTOEFLを合計28回受験し最終的に104点(R27/L27/S22/W28)を取得しました。全く駐在、留学経験のない状態から100点を取ることができた、という気持ちとかなり時間がかかってしまった事、105点を超えられなかった事の両面の気持ちがあり、自分自身の備忘、整理及び今TOEFLを勉強されている方に少しでも参考になる情報があればと思い、Noteを書く事にしました。
私は2019年度春ごろから漠然とMBA留学に行きたいなぁという気持ちが湧き、2019年夏に旅行も兼ねて訪問したアメリカ西岸のスクールに感動し、とりあえずTOEFLを勉強して社内のMBA公募に応募してみよう、ということでTOEFLの勉強を始めました。
断続的でしたが2年間以上の期間をかけてTOEFLを28回受験したこと、結果として105点以上を取得できなかったので、決していい結果ではないと思っております。ただ、2019年の勉強始めたての自分に戻り、20回以上受験するとしても100点以上を取りたいか、と聞かれるなら間違いなくYesと答えると思いますし、100点を実際に超えることができたのは本当に良かったなと思っております。ほとんどが反面教師的な情報になるかもしれませんが、今TOEFLのスコアアップに苦労されている方、点数アップを諦めようとされている方に、ああ、こんな人もいるんだな、自分もできるのかも?という気持ちくらいでちらっと読んでいただけたらなぁと思ってます。
TOEFL勉強開始前の自分の英語力、経験
理系院卒、社会人5年目、駐在、留学経験なし。旅行程度。
TOEIC 2014年大学院生時代に865点(確か)
ある程度海外とやり取りがあるはずの会社ながら、当時は英語での業務もほぼなし。(バウチャーチェックと国内顧客に対しとりあえず頭を下げ続ける日々)
TOEFLスコア推移と感想
これは私にとっては大変恥ずかしい記録なのですが、私自身が勉強する過程でネットやブログにある高得点を取られた方のスコア推移が大変参考になった事、またサンプル数が多くないといつも感じていたので、恥を忍んで公開することにしました。〇〇回受験しました→じゃあ自分も同じ回数受ければ高得点取れる、ではなく、高得点が取れるスコアの傾向、条件はあるのかなと考えてます。後程記載しますが、自分のスコア推移はどのsectionも毎回ぶれてしまい、スロット回しても中々そろわないパターンだったかなと思います。
各セクションの勉強方法
こちらは既にネット上でいろんな記事があるので簡単に記載するにとどめたいと思います。
Reading
TPO 40回分×1.5周
Listening
2019-2020 TPO50回分×2-3周。
2021- A Moment of Science 最低1個/day
Speaking
2021まで TPOをゆるーくやった程度。
2021.6-9でE4TGに行き、ある程度毎日継続して練習。
Writing
TOEFL RESOURCESの添削約30回程度。受験後半戦はIndependentは10 topicくらい暗記してそれを適宜修正して書く感じ。
良かったこと
・諦めずに受験し続けた100点を超えることができたこと。毎日忙しくとも15分だけでも時間を取って勉強を継続することができたこと。
・リスニングは時間かかったし、まだまだだが確実に向上、仕事にも活きていること。
失敗したこと、後悔すること
・勉強時間が圧倒的に足りなかった。2021年度は記録を取っているが、平均して60時間/月くらいしか勉強できていなかった。やはり、平日3時間、休日5-6時間は最低確保して半年-1年くらいでクリアするのが理想か。
・独学に頼らずもっとアウトソースできることを早くすればよかった。特にSpeaking/Writingの得点を取るコツをもっと早く学べばよかった。
・TOEFL以外の英語の勉強(ニュース読んだり聞いたり)が足りず、全体感のボトムアップの足りなさは最後まで感じた。
TOEFLの勉強を通じて感じた事
・駐在、海外経験がなくとも90後半~100点は一定期間(最低半年以上か)コミットすれば取れるレベル。
・リスニングができるかどうかで必要な勉強時間が大きく変わる。スピーキング、ライティング(Integrated)共にリスニングで内容分からないとまず話せないし、書けない。リスニング自体も25点以上取れないと100点はきついと思う。90点や95点目標ならリスニングを潔く諦めるという選択肢もあり。実際アジアのMBAの受験体験記でそのような戦略を取られている方がおり、目標点数次第では非常に合理的な判断だと思う。
・105点以上取るためには少なくとも1 sectionを毎回ベストスコアが出せる状態になる必要ありか。またTOEFL以外の英語リソースにも触れて総合的な英語力を高めることも必要か。
→体験記で拝見する105点以上取られている方のスコア推移では受験後半の方は1つのsectionがほぼベストスコアで固められている印象です。一番多いのがGMATを並行しながら勉強するにつれ、Readingが28-30を毎回固められるようになり、他3sectionのスロットが揃う、というパターンかなと思います。
・完全に自分の私見だが、本格的な帰国子女の方は初回で100点前半、3カ月くらい勉強して100後半以上取得されているイメージ。結構MBA受験体験記でもよく見かけるパターン。
→たまーに見かける純ドメ、帰国子女論争的な議論に関して、自分はどのようなバックグランドであろうが挑戦する気持ちがあること自体素晴らしい事だと思っているので、すべての挑戦する方、地域、ランキング関わらず留学までたどり着く方をリスペクトしてます。
・100点超えたら英語できるようになるのかな、と思っていたが、正直最初のころからの劇的な飛躍は感じられていない。ただ、2021年から業務上海外パートナーとの協議、海外顧客と交渉する機会が増え、その中で意外と相手が言っている事が理解できたり、自分の意見を感情も込めて述べたりすることができるようになったなぁと感じる。
・最近ではThe EconomistやGuardianの記事も少しつづ読めるようになってきたなとは感じる。
→むしろ、今まで日本の媒体を介しての情報しか知らず、国外でどう言う視点からどのように報道されているか、を今まで知ろうとする意欲、理解する英語力が欠けていた事に対し、危機感を今も感じてます。(GREでTOEFL3800+1000語くらい覚えても分からない単語いっぱいでてくるので英語は一生勉強ですかね..)
私はMBAの社内選考に2回落選し、もう申し込み資格を失ってしまったので、今後どうするか考えつつ、ゆるーく時間をつぶしてしまっております。。
纏まりのない記事になってしまったかもしれませんが、TOEFLを勉強しようとしている方、している方に少しでも参考になれば幸いです。