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流れるように自由に生きる。理想の生活を手に入れるために、ななみさんが新たなキャリアを拓いた理由

看護師をされているななみさん。
やりがいのある仕事をしながら充実した日々を過ごすなかで、過去の自分が決めた軸にとらわれていることへの違和感についてお話しいただきました。

看護師からライターへと、まったく異なる業界へのキャリアチェンジについて、どのような心境の変化があったのか。
「ライターというもう1人の自分を確立することによって、流れるような自由さを手に入れたい」と語るななみさんがとても印象的でした。

これからの働き方に悩んでいるひとに、ぜひ読んでほしい内容になっています。


自分のことも看護のことも好きでいるための決断

ーー現在、看護師をされているとのことですが、どのようなお仕事内容ですか?

新卒から今の総合病院で働いていて、現在4年目になります。
内科病棟で働いているんですが、内科全般に加えて、簡単な外科も受け入れていて、結構何でも屋さんみたいな病棟です。


ーーなるほど。今後は看護師を辞めてライターにキャリアチェンジする予定ですか?

そうですね。いったん6月で今の病院は辞めて、三重県の実家に帰ろうと思っています。
実家で、母とわんちゃんと暮らす時間をもう1回作りたいなと思って。

1年くらいは実家で暮らしながら、看護師のお仕事から少し離れてライターに専念したいと思っていますが、「看護師をもっと好きでい続けたい」という思いがライターを目指している理由でもあるので、
今後看護師とライターとを織り交ぜて、どちらのスキルも活かせる働き方ができたら良いなと思っています。


ーー「看護師をもっと好きでい続けたい」ということは、現在の働き方に違和感を覚えたということですか?

学生時代に進路を決めるとき、自分に向いていそうで、お金にも困らなくて、資格があって、という感じで自分の将来を考えて看護師になることを決めました。一度決めたら、その目標に向かって計画を立ててと就職まで進んできました。

もちろん看護師をやってみて、自分がこのフィールドに立ててすごく良かったと思えるし、楽しく働かせてもらっているのですが、
やっぱり命と隣り合わせの仕事なので苦しいことがあったり、夜勤が体力的に辛いこともあったり。

人の生死についての葛藤とか、人生観に触れる瞬間も多くて。
そのたびに答えのない考えを巡らせることに対して、やりがいを感じる反面、その人の思いに寄り添いきれないときに窮屈さを感じてしまって……。


ーー窮屈さを感じている現状を変えたいというのが、ライターを目指したきっかけになっていそうですね。

そうですね。他に分散できるものというか、もう1人の自分がいたら、もっと自由に自分のことも看護のことも好きでいられるかなという思いから、別のキャリアを築きたいと感じるようになりました。

看護師だけをしていると息がしづらくなっちゃうなって。
せっかく好きな看護も苦しくなったら嫌だなっていう思いもあります。

まわりの友達が流れるように楽しそうに生きている姿に、憧れを感じるようになって、自分の頑なさとか、真っ直ぐすぎるところを柔軟にしたいと思うようになりました。


ーー流れるようにというのは、時間にとらわれないという意味ではなく、気持ちの面ですか?

どちらかというとマインド的なことかもしれないです!もちろん、時間についてもなんですけど。
自分自身が軸にとらわれすぎないで、そのときどきの感情に任せて柔軟に生きていけたら良いなと思っています。

そんな自分を体現できるのが、経験や感情を文章で表現できるライターかなと思いました。


自分が生活する術を見つけるためにも勉強を続けたい

ーー今後はどんな記事を書いていきたいですか?

趣味に関する記事を書きたいです。

観劇が好きなので、宝塚や劇団四季やミュージカル、結構なんでも観ます。
好きな演目とか好きな役者さんがでているか、好きな演出家さんかどうかなどをリサーチして、気になるものには足を運んでみるって感じですかね。

人がこの場面をどう感じたのか気になって、コラムなど人の感想を読むこともありますね。


ーー私も観劇が好きなので共感できます!他に興味のあることはありますか?

新しいことへチャレンジするならば、お金についての記事を書けるようになりたいですね。

今、NISAとかiDeCoとか流行っているじゃないですか。
数年前から始めてみたんですけど、お金の動きについて何も知らないことに気がついて、もうちょっとお金の勉強をしたいなと思いました。
ファイナンシャルプランナーの資格も取りたいですね。

これからライターとして働くうえで、フリーランスのお金の回り方とか、社会にどうお金を還元していくかとか、会社員をしていたらわからないことばかりだと思っています。
自分が生活する術を見つけるためにも勉強して、それを記事にできたら良いのかなと思っています。


ーーさらに勉強したいという姿勢が素晴らしいですね。

あと、実は診療報酬についても学んでみたいと思っていて。

看護師をしていると、支払いに関することは病院の運営側が全部やってくれていることで、私たちも関わってはいるのに、実際には知らないことのほうが多いなと思っていて。
でも診療報酬って、日本の医療において絶対に必要じゃないですか。
知っておいたほうが看護師をするうえでもっと役に立つんだろうなと思って、勉強したいと思いました。


人との関わりを何よりも大切にしたい

ーーでは最後に、理想の生活や理想のライター像はありますか?

ライターって結構自分1人でもくもくお仕事していかないといけないのかなと思うんですけど、今の生活が多くの人と関わる仕事なので、ライターに切り替えたときにその孤独と戦えるのかなっていう不安はあって(笑)

毎日、人とディスカッションして、たくさん話し合って共有していく環境に慣れていて、それに楽しみとか喜びを感じているのに、ライターって全然違う環境じゃないですか。

なので将来的に、ライターだけど人との交流が絶えない生活ができたらいいなとは思っています。


ーーコミュニケーション能力を活かすのであれば、ディレクションとかも今後やっていきたいことの一つなのかもしれないですね。

そうですね。
看護師ってチームで働くんですけど、忙しさや人手不足がゆえに、1人で乗り切らないといけない場面もあって、それをうまく協力し合いながら働けたときとかにやりがいを感じていて。
毎年新人さんが入ってくるので、新人さんそれぞれにとって良い指導を考えながら一緒に成長していける瞬間とか、楽しいなって思っていました。

看護師をしていてもそういうことに楽しみを感じていたので、ライターになってもチームをまとめるみたいなディレクション業務は楽しめるのかもしれないですね。




自分の人生プランを深く掘り下げて考え、目標を確実に実行に移すことができる行動力を持っているななみさん。

現状に満足することなく、勉強熱心で向上心の高い姿勢に驚きました。

ななみさんの感情の変化がこれからの人生をどう動かしていくのか、これからの活躍を期待しています。
ありがとうございました。

ななみさんのnoteはこちら。


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