フォトグラファーが七五三のロケーション撮影で使用するレンズ
こんにちは!
七五三のシーズンになってまいりました。
ロケーション撮影も多く行っており、ありがたいことに今年もたくさんの撮影予定が入っております。
さて、カメラマンの皆様はご依頼をいただいたご家族の皆様に喜んでいただくべく、日々研究を行っていることかと思います。
本日は、私が七五三の撮影で使用しているレンズをご紹介します。神社での撮影は、移動をしながらの撮影が多く、他にも参拝されている方もいらっしゃり、極力コンパクトな荷物で、レンズ交換もできるだけしない方向で考えています。使用しているカメラはCanonのフルサイズミラーレスですが、焦点距離や明るさの参考にしていただければと思います。RFレンズと、EFレンズにマウントアダプターを介して使用する場合があります。
◼️メインカメラのレンズ
【24-105mm F4 ( or 24-70mm F2.8)】
いわゆる標準ズームレンズになります。
七五三の撮影は、神社の建物や風景が分かるような写真を必ず撮影しています。広角側は24mmあれば足りると思います。24mmで景色と一緒に撮影をし、そのままズームをして寄りのカットを撮ります。自分が動くことなくレンズ側でコントロールをして即座に複数のバリエーションを撮れることは、お子様を待たせたり飽きさせないためにも必要なことだと思っています。このレンズで、縦横のアングルや、被写体を置く位置を変えたりしながら多くのバリエーションを撮ります。子供が走り回っている様子を撮ったり、画角のバリエーションを考えて、最近は明るさよりも105mmまでズームできる方を選んでいます。
◼️サブカメラのレンズ
【85mm F1.8】
85mmの単焦点レンズです。
こちらは、特に背景をボカしたり、特別美しいカットを撮る時に使います。標準レンズで撮って、同じシーンをこちらのレンズのついたカメラでも撮ることもあります。50mmでも悪くないと思いますが、標準レンズでは表現しづらいボケ感、圧縮効果などを利用して、グッと印象に残るカットを目指したい場合に、85mmが今は使いやすく気に入っています。
もちろんF値はもっと明るいF1.4やF1.2でも良いと思います。ただ、明るい単焦点レンズはサイズが大きくなりがちで重量も増えてきます。小型で軽量な機材をセレクトすることで身体への負担を減らし、体力を維持しながら撮影しています。また、レンズが大きすぎると時に被写体の方に威圧感を与えてしまう可能性もあるので、バランスを考えて選ぶと良いのかと思います。
◼️望遠・中望遠
東京都や神奈川県で撮影をしていると、あまり広くなく被写体と距離をとりづらいロケーションが多いです。そのため、135mmの単焦点や、200mmの望遠はかさばるわりに使えない機会が多いので通常は使用していません。ただ、広々としている場所や、あまり混雑していない場所での撮影の場合は、望遠レンズを使うのも良いかと思います。圧縮効果を活かした写真が撮れると、撮影中にお見せした時も驚いていただけることが多いです。また、お参りのシーンの撮影など、遠方からおさめる必要がある場合もあるので、必要に応じて使用します。この辺りは色んな神社で撮影経験をしていくうちに、必要なレンズを決めやすくなると思います。
◼️最後に
七五三は撮影をすることが一番の目的ではなく、お祝いをする日です。ご家族の大切な一日を邪魔することなく楽しいものにできるようにしたいですね!また、神社も撮影を目的とした場所ではないので、撮影の許可や確認、マナーや他の方との譲り合いなど、細心の注意を払って撮影しましょう!
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