記録 一月五日
午前6時。目覚ましの音で目が覚めた。大学生の頃は禍々しい警告音を最大音量で流しても全く起きられなかったというのに、いまは穏やかなピアノと小鳥のさえずりの音楽で、しかもごく小さめの音量で起きている。人は変わるものだな。こんなに安心した心地で、余裕をもって寝て起きることができてるなんて。
顔を洗って、下に降りるとシェアハウスの友達がソファで寝ている。たとえ寝てるとしても、人の気配があるというのはいい。朝ご飯のサバを焼き始める。少し時間がかかるので、その間に部屋へ戻って瞑想を5分。やっぱり、うまくできるのは最初の1-2分ほど。
7時、外に出る。吐く息は白く、建物が透き通った黄色の朝日に照らされている。長いこと見ていなかった、朝だけの景色が新鮮だった。電車は9割程度の埋まり具合。混んでいるけど、肩が触れ合うほどではない。まあ、ギリギリ許容の範囲内か。
早めに着いて、ビル1階のタリーズで抹茶ラテを頼む。ほんとうは1時間半くらい時間を取れたらいいけど、今のところは30分が限界そうだ。
エレベーターホールで派遣元の人と合流して、他愛無い話をしつつ、オフィスへ向かう。
今日は初日ということで、朝礼の時に軽くあいさつをした。午前中は仕事の概要説明と各種設定。そこからすぐお昼の時間になって、両隣の小松さん小仲さんが連れ立ってくれた。
みんな優しそうで安心。仕事内容も、色々覚えることはあるけど、ちょうどいい負荷でやっていけそうだ。
昨日は22時にはベッドに入ったけど、すっきりとした目覚めではなかった。慣れるまでの辛抱かな。
今日終われば休みだ。がんばろう。