無題
下書きに閉じ込めたままだった1/18
帰宅ラッシュの駅構内、前を行く女性が足首の後ろのところにスリットの入ったジーンズを履いていて、イカしてるなと思った。スリットから覗く肉厚リブの黒ソックスも、真っ黒のキャンパススニーカーも、くしゃくしゃっとペンで描いた風の旧ロゴの方のグレゴリーのリュックも、ラフなまとめ髪も、全部よくてなぜかちょっといい気分。
1/28
朝から散歩へ。久々にいつもの緑道を歩く。
定期的に更新される物騒な落書きの変遷を確認するのが、サブ目的。今までは造語や珍しい熟語の3つを、おそらく行政側に消されるたびローテーションで回していたと思われるのだけど、今回はついに掲示物を切り裂き、「殺戮」の2文字。
短絡的になってきている。
そもそも元の語彙が3つというのももうちょっと頑張れるんじゃないの?って思っていたけれど、もしかすると掲示内容に対する憎悪でそれどころではないのかもしれないし、木々の伐採とかも含む緑道整備の掲示物っぽいから、環境意識の高い人かもしれない。とかなんとかどうでもよいことを考えた。
午後、ほんとうは近所のお寺の住職とお話しできる「縁側deトーキング」という会に行ってみようかと思っていたけど、友だちとのおしゃべりで思いのほかエネルギーを使ったので、また次回。
お坊さんになにを話したいかって、ちゃんとまとまってはない。でも何か、自分のなかのもやもやを吐露してみたかった。たとえば、周りの人や物事に興味関心が薄いことについて。無気力になってしまうことについて。何して生きていけばいいのかわからないことについて。
横になって、ドクドク脈打つ心臓を休めながら悶々と考えていた。