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Vol.48 【切らないクマ治療】目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)を安易に行ってはいけない理由
皆さん、こんにちは!
水の森美容クリニック 広報担当 つっちーです😊
突然ですが、皆さん『目の下のクマ』気になっていませんか?
目の下のクマは、老若男女幅広くお悩みを持たれている方が多く、美容医療の中でも非常に人気の高い治療です✨
人気の理由の1つとして、「切らないクマ治療」というワードが世間に広まり、クマ治療のハードルが下がったことが関係していると思います。
広告やHPを見ていると確かに魅力的に感じる「切らないクマ治療」ですが、その一方で「切らないクマ治療での失敗談」も、ここ最近多く耳にします😢
そこで、今回は「切らないクマ治療」の危険性について、皆さんにお伝えしていきたいと思います!
目の下のたるみ・クマの原因
本題に入る前に、先ずは目の下のたるみ・クマの原因について簡単に解説したいと思います💡
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目の下のたるみ・クマは、『眼窩脂肪』の突出が原因で起こります。
通常は、眼輪筋と呼ばれる筋肉が、眼窩脂肪を出てこないように抑えているのですが、加齢による影響などで眼輪筋の機能が弱まると、眼窩脂肪を抑える力も弱まり、前方に突出してきます。
眼窩脂肪が突出することで目の下が膨らみ、たるみやクマの原因になります。
🌟ワンポイントめも🌟
基本的に、眼窩脂肪の突出は加齢による影響が大きいですが、遺伝により元々眼窩脂肪が滑り落ちてきやすい方もいらっしゃいます。
その場合、若い時から眼窩脂肪の突出が生じる可能性があります。
「切らないクマ治療」とは?
「切らないクマ治療」というのは、目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)のことです。
『切らない』と謳っていますが、瞼の裏側(結膜側)を切って眼窩脂肪を取り出す手術となりますので、歴とした外科治療の1つです💡
![](https://assets.st-note.com/img/1687929356025-VwchOPjhC9.png?width=1200)
「切らないクマ治療」のメリット
目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)は、価格的にもダウンタイム的にも、比較的お手軽に受けていただける治療で、患者様のご負担が少ないことがメリットです。
「切らないクマ治療」の闇 実際に寄せられた患者様のお声
お手軽にクマを改善できる「切らないクマ治療」は、一見とても良い治療に思えます。
しかし、その一方で、実際受けられた患者様から後悔のお声が後を絶ちません…😢
■実際の患者様のお声①■
3年前に脱脂だけしてしまいました。脂肪は 少なめに取ってくれたのですが少し凹みと青グマが目立つように感じてます…
■実際の患者様のお声②■
脱脂後、目の下に窪みが出来ました。 どうしたら治りますか?
■実際の患者様のお声③■
私も脱脂失敗した
取りすぎて下向くと凹む…ガイコツみたいです😢
これらのお声はほんの一部で、実際にはもっと多くの患者様が「切らないクマ治療」で後悔をされています💦
なぜ、このようなことが起きてしまうのか?
ここからは「切らないクマ治療」のデメリットについて解説していきたいと思います。
「切らないクマ治療」のデメリット
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① 再発のリスク
眼窩脂肪の突出は、半永久的に続きます。
そのため、一度脱脂したとしても、残った脂肪がまた滑り落ちてきて再度突出してしまうリスクがあります。
② 凹みの改善ができない
眼窩脂肪を取り除くことにより、目の下の膨らみを改善することはできます。
しかし、凹み部分の改善はできませんので、脱脂だけでは完全にクマを改善できないケースが多いです。
③ たるみやシワが余計に目立つ可能性
40代〜60代の患者様の場合、脂肪の突出だけではなく皮膚にたるみが見られることも多いです。
その状態で脱脂をしてしまった場合、たるみやシワが余計に目立ってしまう可能性があります。
(脂肪の膨らみで伸ばされていた皮膚が、脱脂をすることで皮膚だけ余ってしまい、起きてしまう現象です💦)
④ 修正ができない
後ほど詳しくご説明しますが、目の下のたるみ・クマ治療で唯一の根本治療とされているのは「ハムラ法」です。
ハムラ法は、突出した眼窩脂肪を除去するのではなく、凹み部分に固定して再配置する治療法です。
脱脂後の修正は「凹みを改善したい」というご要望が1番多いのですが、眼窩脂肪を除去してしまうと再配置する脂肪がなくなってしまうので、改善する術がなくなってしまいます💦
様々な治療言えることですが、最初の治療選択は非常に大切です!
安易に脱脂を行ってしまうと、目の下のクマが半永久的に消えなくなってしまう恐れがありますので、治療法はぜひ慎重に選択されてください⚠️
「切らないクマ治療」と「脂肪注入」
脱脂では改善できない凹み部分を補うため、よく一緒に用いられる治療法が「脂肪注入」です。
「膨らみは脱脂」
「凹みは脂肪注入」
上記のように分けて治療することは一見理にかなっているように思えますが、実はこの治療法にはいくつかの落とし穴があります🕳
①脂肪の定着率
脂肪の定着率は、注入量に対して約30%と言われております。
その定着率を注入時に厳密に予想することは、どんな名医であろうと非常に困難です💦
そのため、細かな注入量の調整が行えず、目の下のように“ぴったりフラット”にしなければならない部位には、不向きな治療となります。
また、脂肪はヒアルロン酸のように溶かせないので、膨らみすぎてしまった場合にはしこりとなって残ってしまいます。
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②眼窩脂肪と注入した脂肪には『隙間』がある
元々ある眼窩脂肪と、後から注入した脂肪は繋がっているわけではないので、その間には『隙間』が生じることになります。
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隙間は凹みになり、結果的にクマが残ってしまいます。
目の下のたるみ・クマには「ハムラ法」が1番!
先ほどもお伝えしましたが、目の下のたるみ・クマの唯一の根本治療は「ハムラ法」です🌟
ハムラ法は、韓国では「脂肪再配置」とも呼ばれている治療で、突出した眼窩脂肪を除去するのではなく、凹み部分に固定して再配置する治療法です。
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ハムラ法のメリット
① 再発のリスクがない
ハムラ法は脂肪を骨に固定します。
固定された脂肪は下に流れるような仕組みになりますので、仮にまた眼窩脂肪が滑り落ちてきたとしても、前方に突出することはありません。
② 脂肪が繋がっているので滑らかでフラットな目元に
先ほど、脱脂+脂肪注入を行った時に生じる『隙間』の問題をお伝えしましたが、ハムラ法の場合は1つに繋がった眼窩脂肪を凹み部分に再配置するので隙間が生じません。
そのため、クマは残らず、フラットで綺麗なお目元になります✨
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「表ハムラ法」と「裏ハムラ法」の違い
ハムラ法には、「表ハムラ」と「裏ハムラ」の2つの種類があります。
違いとしては、名前の通り「表側を切るか」「裏側を切るか」の違いです🌟
「表ハムラ」のメリット・デメリット
表ハムラ法のメリットは、皮膚のたるみが一緒に除去できることです。
40代〜60代の患者様ですと、皮膚のたるみも見られることが多いので、その場合は脂肪の再配置だけではなく、余分な皮膚も一緒に取り除いてあげることがお勧めです😊
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「裏ハムラ」のメリット・デメリット
裏ハムラ法のメリットは、裏側を切開するので、皮膚の表側に傷がつかないことです。
まだ年齢がお若く、皮膚のたるみが見られない患者様の場合は、裏ハムラ法でも十分改善が見込めます✨
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🌟ワンポイントめも🌟
ハムラ法は目の際を切開するので、表側であっても傷跡は目立たず綺麗に治ります。
そのため、少しでも皮膚のたるみが気になるようであれば、表ハムラの方がお勧めです!
目の下のたるみ・クマが気になる方必見!「ハムラ法」の体験レポ
私も実は「裏ハムラ法」を過去に受けました!
下記の記事で実際の体験談をまとめておりますので、よろしければご参考にしてください😊
また、YouTubeでも実際に手術を受けられた患者様の密着動画を公開しておりますので、こちらもぜひご参考ください🎦
「切らないクマ治療」をどうしても受けたい場合…
目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)の精度は、実はクリニックによって全然違います。
前提として、ハムラ法の方がおすすめしたい治療ではありますが、コストやダウンタイムを考慮した時に、目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)を選択される患者様もいらっしゃいます。
その場合、きちんとした術式で手術を行っているクリニックにお願いすることが大切です💡
ポイントは3つの脂肪
目の下の脂肪は3つのセクターに分かれております。
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これらの脂肪量をしっかり確認し、各セクターから適量の脂肪を取り除くことが大切です。
しかし、除去しやすい中央の脂肪に対し、内側や外側の脂肪はしっかり剥離をしなければ露呈できない脂肪となります💦
脂肪をきちんと剥離し露呈させる工程は、医師に高い技術力が求められます。
つまり、目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)は、正確な術式で行うと、非常に緻密で高難度な手術といえます💡
クリニックを見極めるためのポイント
目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)を行う際に、クリニックを見極めるポイントを3つご紹介します💫
①「切らないクマ治療」は“なんちゃって手術”が多い
一概には言えませんが、目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)を「切らないクマ治療」と謳っているクリニックは、中央の除去しやすい脂肪だけを簡易的に抜いているところが多い気がします🤔
というのも、先途の通り、目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)は本来難しい手術です。
それを、「切らない」「簡単」「手軽」などといった、患者様の心理的ハードルを下げるような宣伝をしているクリニックは、個人的にあまり信用できません😅
②施術の時間
目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)は、正確に行えば40分〜1時間はかかる手術です。
10〜30分の手術時間で行っているクリニックは、適切な処置がされていない可能性が高いです。
③ハムラ法を行っているかどうか
目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)を正しく行える医師であれば、ハムラ法も行えるはずですので、ハムラ法を行っていないクリニックだと手術の精度が低い可能性が高いです。
これらはあくまで1つの目安にはなりますが、ぜひクリニック選びの参考にしてください🌟
最後に
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました😊
少し長くなりましたが、最近あまりにも脱脂による失敗例をよく耳にするので、「切らないクマ治療」について今回記事を書かせていただきました。
1人でも多くの方が、正しい治療を受けれるよう、これからも情報を発信していきたいと思います🌸
それでは、また次の記事でお会いしましょう✨
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