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【自己紹介】以前のブログから心新たに

何個かブログをアップしたので、
遅ればせながら自己紹介をしたいと思う。


みつはと申します。

・アラフォーで3歳の息子の子育て中

・夫はアラフィフで、発達障害(ADHD)の疑いあり

・タレ目童顔、亀っぽい

・運動音痴で方向音痴

・飽き性でチャレンジ好き

・英語の勉強がすき(TOEIC920点、大昔ですが)



5年ほど前まで、別のブログサイトでブログを書いていた。

主に、発達障害が疑われる夫との夫婦生活について事細かに綴っていた。

その中でたくさんの方に訪問いただき、コメントもたくさん寄せていただいた。

いかに、発達障害かもしれない夫という存在に妻が苦しめられているか、みなさんのコメントを通して痛感する日々だった。


ブログを読んで涙が出たとか、感動したとか、救われたとか、有難い言葉を残してくれる方が本当にたくさんいた。
毎日毎日コメントをたくさんいただき、コメント欄でいろんなお悩みに触れた。
それに返信しながら、ブログはお悩み相談所の様相を呈していた。
いつもみなさんの励ましを糧に書いていた。

どんどんアクセス数が伸びるに従い、必然的にか、ある一定数の誹謗中傷コメントも届くようになった。

コメントは承認制にしていたので、もちろん悪意のあるコメントが他の読者さんの目に届くことはなかった。

悪意むき出しのコメントというものは、はじめの一行ならぬはじめの数文字でそれとわかるほど、悪意に満ちている。

そういったコメントは深く読まずにすぐ非表示にしていた。


私の夫は発達障害(ADHD)の疑いがある。

その夫との間に子供ができたと報告したときは、
「そんな発達障害の血を引く子供を産むなんてしてはいけない!!」などと熱弁をふるう人もいた。

また、さんざん悪意のある長文コメントを送ってきた後、
「私の精神状態がまともではなく、やつあたりしましたすみません」と謝ってくる方もいた。


そういったブログ上のやりとりをしながら、いかに人々は夫婦生活や、ひいては生きることすべてにおいて、苦しみを抱えているのか、ということを嫌でも知らされていった。


もともと文章を書くのが好きで、こうやってだらだら書くのが特に好きだった。

以前のブログはnoteよりも派手に装飾できたが、スタイル的にはnoteと何も変わらず、ただ文章をつらつら綴っていた。

ただ、noteのシンプルさが以前からとても好きで、いつかやってみたいな、と思っていた。


前のブログを書くのを辞めたのは、妊娠、出産がきっかけだ。

つわりで寝込む毎日で、ブログどころではなかった。

毎日、無性に食べたくなる特定のメニューに振り回され、今日はチキン南蛮!今日はインドカレー!と重いからだを引きずって買いに行き、食べれば寝転がりながら大食いユーチューブを見て眠る日々だった。

その前に流産を経験していたので、なんとなく妊娠中も不安との闘いだった。

無事子供が生まれた。

しかしそこからは、発達障害の夫との子育てに奮闘する日々が続いた。


そして子どもが1歳半になったころ、自身が病気になった。


病名は、バセドウ病。


歌手の絢香(あやか)さんが患って歌手活動を休止された病気、というのでご存じの方もいるかもしれない。

バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが出すぎて、身体が疲れやすく、常にフルマラソンを走っている状態と例えられるような身体のフルエンジン状態が続く病気だ。

出産をきっかけに発症するのは教科書的なことだと後で主治医に教えられたが、意外と世の中には知れ渡っていないらしい。

主治医いわく、産後鬱の症状とバセドウ病の症状は似ていて、みんな鬱ではなく実はバセドウ病を発症している人も多い、ということだった。


実際私も、確かに産後とても疲れやすく、いつも息切れしてハアハア言いながら生きていた。
元々体力がないので、それがまさか病気だとは気が付かなかった。

バセドウ病になると体重が減るのだが、たしかにあの頃、いくら夜中にポテトチップスやらカップラーメンやら食べても、一向に太らなかった。

授乳をしていたので、授乳と子育てですっかり痩せてしまったなぁとのんきに思っていた。


バセドウ病に気付いたのは、眼に異常が出たときだった。

医者いわく、発症から1年半ほど経ち、いよいよ身体が悲鳴を上げたからだという。

それは、バセドウ病によくある
「眼球突出」という症状だった。

それは恐ろしい症状で、目が腫れるなんてものじゃない。
眼球そのものが前に前に出てくるのだ。

眼鏡をしていると、レンズに目が当たりそうになるほど。


ある朝起きたら、突然目が腫れていた。

「ああ、ものもらいか…」
と思ったのもつかの間、でも両目共ものもらいっておかしくないか…。
なんだろうこの異様な目の腫れは…。
と鏡の前で困惑していた。

人相が完全に変わっていた。
両目を殴られたみたいな異様な顔だった。


たまたまゴールデンウィークで実家に帰っていたのだが、
その顔を見た母が即座にこう言った。

「すぐに病院に行ってバセドウ病の検査してもらって」

「母親にそう言われてきましたって言ったらいいから」


突然出てきた「バセドウ病」という病名に戸惑った。

その時バセドウ病のことはよく知らなかった。
なぜ母はそんなにピンポイントでその病気を名指ししているのか?

頭の中が???でいっぱいだった。


だが、もともと母親とあまり仲が良くなく、それほど話をしないので、
「わかった」
とだけ言って、実家を去った。


次の日、言われるがままに甲状腺専門の病院に行き、母の言う通り、バセドウ病の検査をしてもらった。

診察中、医者はこういった。

「お母さんのいう通り、バセドウ病の疑いがありますね。
いますぐ血液検査をしましょう。
緊急で検査結果を出すので、夕方に電話します」


母親、何者なんだ。

どうして腫れた眼を見た瞬間、バセドウ病だと思ったんだろう。

そんな疑問を持ちながら、夕方の医者からの電話を待っていた。


そして電話がかかってきた。
医者は開口一番、興奮気味にこう言い放った。

「立派なバセドウ病でしたよ!」


立派ってなんだ??

と突っ込みたくなったが、とにかく私はれっきとしたバセドウ病だと判明した。

眼球突出という症状は、バセドウ病の代表的な症状と思われているが、実際はそれほど症状が出る人は少ないようだった。

うちでは眼の症状は扱えないので、といって、市民病院を紹介してもらうことになった。

さっそく翌日、市民病院に行き、主治医の診察を受けた。

そこから約1年以上治療を続け、幸い数値も落ち着き、薬もどんどん減らせるようになっている。

バセドウ病について詳しく書き出すと長くなりすぎるので、また別記事であげたいなと思う。(需要があれば)

治療内容では、目に注射を打ったりとなかなか辛かったし、まだそれでも完全には治らず、少し人より目が出ている状態だ。

人相が変わって、少し悲しいと思いつつ、のんびり付き合っている。

もちろんそれに対して自分ができることをいろいろと手探りで行っているところで、そのあたりもまた書いてみたいとは思う。(需要がさらにあれば)


ところで、母がなぜピンポイントでバセドウ病と病名を名指ししたか。

この答えがわかったとき、私は仰天した。

医者から「立派なバセドウ病」と言われてすぐ、それを母に伝えると、母はこういった。

「やっぱり…。
昔から目が出てたから、そうじゃないかとずっと思ってた…。」


なんと。

母は、私が幼いときからピンポイントでこの病気を疑ってたのだ。

もう私、アラフォーなんだよ。

よく今まで黙ってたな。


どうりで間髪入れずに

「ホラついに来た!今だ、バセドウ病の検査へGO!」

となったわけだ。


しかし、一言くらい、事前に言っておいてくれればよかったのに。

変わった母親すぎる。


まぁ、そんなこんなで、目まぐるしかった日々が少し落ち着き、ブログを心機一転始めようと思った。

元のブログではなく、noteで、あたらに、シンプルに。

流産、妊娠、出産、バセドウ病、発達障害の夫との夫婦生活。

この人生の濃厚な5年間で、苦しみ、憎み、泣き叫び、もがいた末に学んできたこと。

そういうことを、ぼちぼち綴っていきたいと思っている。


あたらめて、よろしくお願いいたします。


みつは

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