Mリーグのポイント計算
レギュラーシーズンも終盤戦に入り、対局中でも自分の応援しているチームのポイント状況が気になることが多くなってきたと思います。そこで、Mリーグのポイント計算のコツを書いてみました。
■ウマ・オカについて
ウマは、4位の人から1位の人へ 3位の人から2位の人へ、対局終了後に払われるポイントのことです。Mリーグでは、ワンスリーを採用しているので、以下のようになります。
3位:2位に10,000点 ( 10ポイント )
4位:1位に30,000点 ( 30ポイント )
これに加えて、オカと呼ばれる1位の人が得られるボーナスが存在し、Mリーグでは25000点持ちの30000点返しなのでオカは20,000点(20ポイント)となっています。
以上をもって、素点を無視した順位ポイントは次のようになります。
・1位:+50000点 ( +50ポイント )
・2位:+10000点 ( +10ポイント )
・3位:-10000点 ( -10ポイント )
・4位:-30000点 ( -30ポイント )
■素点について
素点は、最終的な持ち点から30000点を引いた点数のことです。
つまり、8万点を超えるトップで終わると、+100ポイント以上持ち帰ることになり、箱下のラスになると、-60ポイント以上を奪われる結果になります。
実況・解説で良く言われる「素点を守る(稼ぐ)」というのは、できるだけ多い点数で終わった方が得だという意味で、順位点の方が高いけど着順維持の和了もやむなしとなることがあります。
■Mリーグの特徴
麻雀プロには複数の団体があり、各団体でウマ・オカのルールが異なるので、Mリーグのように「トップがえらい」ルールではないところもあり、連対率(2位以内に入る確率)の高い人が有利なルールも存在します。
また、一発・赤ドラありのルール自体が競技麻雀では珍しいので、Mリーグは高打点の派手な打ち合いが見られることが多いです。
■ボーダー争いについて
Mリーグはポイントの出入りが激しいため、ボーダー争いは終盤戦までもつれることが多く、上位のチームでも逆連対続きだと400~500ポイントを一気に削られることが珍しくありません。
実際、今季の風林火山は、第11週の時点で300ポイント近くプラスしていたところから、たったの8週で-200ポイントまで落ちてきてしまいました。この間、勝又プロは結構な回数のトップを取っていたのにも関わらずです。
この記事を書いている時点で、Mリーグのレギュラーシーズンの残り週は8週あります。2トップのサクラナイツとパイレーツも、安全圏にいるものの、まだまだ油断できない状態だと私は考えています。
バレンタインデーの週が終わった時点で、上位2チームが今のポイントを維持していれば当確マークが付きそうな気はしますけどね。
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