運転記録証明書の申請手順メモ / 免許減点方式Tips
昨年末に数年振りの減点を食らい、1月~3月の3カ月間、もらい事故に細心の注意を払い運転してきました。その上で感じたこと、免許の減点の仕組み、現在の自分の免許の減点状況の確認の方法をメモとして記します。
■減点状況の確認方法
運転免許の点数状況は、自動車安全運転センター( https://www.jsdc.or.jp/ )にて管理されています。運転免許センターとは別の施設であること、安全運転センターは北海道を除く都府県に各1箇所ずつしかないことに注意が必要です。
免許の減点状況は、安全運転センターに下画像のような申請書を送付(または窓口で直接申請)することによって発行されます。
申請書は交番に置いてあり郵便局からの払い込みにより申請できるので、緊急の場合以外は、交番から郵便局という手順を踏んだ方がいいでしょう。
証明書は全部で4種類ありますが、現在の免許の減点状況を知るだけなら、「運転記録証明書(過去5年)」だけで良いと思います。各証明書は一括で申請できるものの、1つの証明書に各670円かかり、4種類全てが欲しい場合2680円かかります。
上画像は運転記録証明書の見本ですが、実際の証明書は、各違反ごとに累積されていない場合に〇印がつくので、この書類だけで、現在の累積点数がわかるようになっています。
■免許の減点点数計算の仕組み
通常、過去3年(5年ではありません)の違反点数の合計とされるけれど、無事故・無違反の期間の長さによる優遇措置があります。
前の違反から1年以上経過していると、累積点数がクリアされます
2年以上無事故・無違反である場合、3点以下の違反があっても、その後3カ月無事故・無違反ならば、累積点数がクリアされます
私の場合、最後の違反が3年以上前だったため、3カ月で累積点数がクリアされていました。
■3カ月の運転で注意していたこと、感じたこと
以下のことに注意していました。
a) 制限速度は上限速度と意識する
交差点の多い道路 路面が濡れている場合 後続車との車間距離が短い場合は、制限速度の8割以下に落とすようにしていました。
b) 交差点の信号の変わり目は横断歩道の信号で判断する
交差点に入った瞬間に黄色になったから進んだというのは交通法規上グレーゾーンだけど、交差点に入る直前に黄色になったから進んだは交通違反なので、信号の変わり目の判断基準を、時差式で早く変わる横断歩道の信号に委ねるようになりました。
c) 信号のない横断歩道の近くではスピードを落とす
現在の交通法規では、「歩行者が横断歩道を渡ろうと待機しているときに車両は歩行者の進行を阻止してはいけない」ことになっているので、信号のない横断歩道では止まらないといけなくなる可能性を常に考えないといけません。
d) 二輪車(特に自転車)に注意する
自転車も車両なので、左側通行をして他の車両の邪魔をしてはいけないはずなのだけど、その意識を持っていない人の方が体感的に多いので、自動車が注意してあげる必要があります。
e) バス停に止まっているバスは基本的に抜かない
全てのバス停は適切な場所に作られているわけではないし、バスを抜いた先に渋滞している可能性もあります。止まっているバスを抜く際でも、黄色のセンターラインをまたいだら違反になってしまいます。
これらのことに注意しながら運転してきても、
・過度の煽りからの無謀な追い越しをする車
・強引な割り込み
・信号待ちの状態での前の車のバック走行
など一歩間違えれば事故になっていたと思う瞬間がありました。
これらについて、自分が身の危険を感じたものは、ナンバーを控えてに交通課に通報することにしていましたが、現行犯でない限り注意ぐらいしかしてくれない・自分の電話番号と車種を聞かれる・運転者と車の所持者が一致しないかもしれないと念押しされるので、見返りを求めるのは無駄です。
■まとめ
交通法規は年々更新されていて、その変更部分を一般の運転者が知る機会は免許更新のときであることがほとんどでしょう。よって、免許更新のときの講習をちゃんと聞かないと、とんでもないことになるかもしれません。
また、自分以外の運転者が思いやり運転をしている可能性は低いと思った方がいいです。自分が曲がりたい交差点が近づくと、車間を詰めて前の車を急がせるような自己都合を優先する運転を腐るほど見てきました。
ドライブレコーダーの普及により、事故を起こしたときの過失具合の判断は容易になったものの、事故を起こして自分の責任が0になる可能性は変わってないように感じます。
自分の身(または免許)を守るのは自分でしかないので、他の車の意思は無視して、自分が安全だと思う運転を貫くことが一番大事だと思います。