Mリーグ2023-24シーズン第27週 感想
パイレーツが240ポイントぐらいプラスして、2位のドリブンズにダブルスコアをつける大きな首位に立った週でした。
これで、パイレーツはレギュラーシーズントップ通過をほぼ決めたと同時に、セミファイナルに大きなアドバンテージを持って挑めそうです。
以下、個人的に印象的だった対局や和了の紹介です。
■3月18日 第一試合
多井プロがスタッツ通りの守備力を発揮して逃げ切りトップを獲得しました。これで、アベマズもレギュラーシーズン勝ち抜けを決めたと言っていいでしょう。
インタビューで多井プロが「僕はネガティブなんで、ビーストとの着順差を考えていました」と語ってたことに個人的に共感しました。
■3月18日 第二試合
オーラスの瑞原プロの「一気通貫」の出あがり。しっかり逆転条件を満たしてダマテンしていたところは見事という感じです。
西単騎の2巡目リーチのあたりで「この人、鬼だ」と思ってしまったぐらい圧巻の勝負強さを見せた瑞原プロがMリーグ個人100戦目を勝利で飾り、MVP争いでも暫定首位に躍り出ました。
■3月19日 第一試合
東場で満貫の手を複数回空振りした岡田プロがオーラスで1人ノーテンを選択してのトップ獲得となりました。
南4局の3局は、今季の岡田プロの好調さを象徴するような見事な打ち回しだったと思います。
■3月19日 第二試合
堀プロの「リーチ、一発、タンヤオ、ピンフ、赤ドラ2、ドラ1(6s)、裏ドラ1(3m)」の子の倍満の出あがり。二軒リーチに屈せず最高打点を求めた上に、直撃か裏ドラ付きツモあがりという条件をクリアした見事な着順アップとなる和了でした。
試合は勝又プロがオーラスでの本田プロの猛追をかわして個人連勝をあげました。風林火山としても、油断はできないもののレギュラーシーズン勝ち抜けに一歩近づいた勝利になった感があります。
■3月21日 第一試合
終盤の連続和了で魚谷プロをまくった猿川プロが勝利しました。
インタビューで、オーラスに本田プロの四暗刻単騎テンパイが入っていたことを聞かされて魚谷プロと猿川プロが驚く場面も見られました。
■3月21日 第二試合
園田プロが序盤のリードを生かして勝利しました。
この日に少なくとも1勝は欲しかったであろう雷電とフェニックスは非常に苦しい状況に追い込まれた感があります。
■3月22日 第一試合
南場に3局連続和了を決めた小林プロが、そのまま逃げ切って勝利しました。インタビューで、「他3人が良くて私が(個人)最下位ということにならなそうで良かった」と語っていたあたり、ほとんど見せることのない船長のプライドを感じました。
■3月22日 第二試合
仲林プロの「リーチ、發、ドラ3(2m×1、5s×2)、赤ドラ、裏ドラ4(發)」の親の倍満の出あがり。日清食品主催「裏ドラ全乗り完全メシ祭り」で、全乗りした人が和了したのは、私の記憶によると初めてだと思います。
東場の親番で爆発した仲林プロがそのまま勝利しました。
個人MVPのためにトップが欲しかった2人(岡田プロと松本プロ)を抑え込むようにパイレーツが同日連勝をあげました。
※画像は、MリーグオフィシャルX ( https://twitter.com/m_league_ ) のポストと麻雀ウォッチ( https://mj-news.net/ ) の記事から転載させていただきました。