Mリーグ2023-24シーズン前半戦を振り返る
2023年分終了時点の各チームの成績の経緯を元に、Mリーグ2023-24シーズンの前半戦を振り返っていこうと思います。
以下に記すことは、ポイント状況と観戦してきた中での個人の印象を踏まえたもので、特定チームや選手への批判は含んでいないつもりです。もし、不快に感じる部分があったとしても、「Mリーグにあまり詳しくないやつが何か言ってるな」ぐらいに捉えて流してもらえると有難いです。
暫定首位 U-NEXTパイレーツ
序盤に一瞬マイナスポイントになったものの、第4週に、優P→小林P→仲林Pで3連勝をあげて3桁プラスになってからは、マイナスポイントをすぐにカバーするという良い展開が続き、12月は優プロの月間全勝となる5連勝(Mリーグ新記録)が飛び出すという素晴らしい成績だったと思います。
暫定2位 赤坂ドリブンズ
11月中盤までは借金生活をしていたものの、たろうプロの今季初トップの絡んだ同日連勝を皮切りに一気にポイントプラスに転じました。
園田プロが好調をキープしたことに加え、新戦力の太プロと浅見プロの活躍も目立ちました。特に、太プロは、昨季最多出場だった園田プロを抑える出場回数の多さと安定した打ち筋でチームを支えている印象があります。
暫定3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部
10月までは「このチームどこまで行っちゃうんだ?」と思うほどの快進撃を見せ、11月に失速し大接戦となった上位陣に飲み込まれたものの、マイナスポイントに落ちなかった唯一のチームとなりました。
開幕4連勝のMリーグ新記録を出した伊達プロを中心に、今季は滝沢プロも好調なので、レギュラーシーズンでは死角がないように感じます。
暫定4位 KADOKAWAサクラナイツ
暫定最下位に沈んだことがあったものの11月から調子をあげてきて、逆連対が続いても連対続きでカバーするという形でポイントをキープしています。
同日に1人の選手が連続で出場する連闘での成績が良く、最初の堀プロと最後の岡田プロ以外は全て連対を決めたのが特徴的だったと思います。
暫定5位 EX風林火山
前半は借金を抱えていたものの、姉妹プロ雀士の瑠美P亜樹Pのリレーでの連対が続き一気に暫定首位に立ったものの、12月に松ヶ瀬プロの不調もあり大きくポイントを減らす結果になりました。
12月のチーム成績を1人で支えていた勝又プロの安定感がすごいという印象があります。
暫定6位 渋谷ABEMAS
11月初頭に初めて格闘倶楽部の牙城を崩せるところまで行ったものの、白鳥プロが不調に転じると共に借金生活に戻ってしまっています。
連続4着を喫すまで全連対だった多井プロや、ダンラスから南場の親番で巻き返す松本プロの特殊能力が目立った印象があります。
暫定7位 TEAM雷電
前半戦は好位置をキープしていましたが、11月最終週の全試合逆連対で借金生活に突入してしまいました。その後、マイナスポイントが200を超えないところで耐えている感じです。
瀬戸熊プロと萩原プロが好調を維持しているし、爆発力のある黒沢プロが目を覚ましつつあるので後半戦の巻き返しがあるかもしれません。
暫定8位 セガサミーフェニックス
序盤から借金を抱え続けるチーム状況となっているものの、連対率が高かった12月にマイナスポイントを回復させています。
チームの年内日程が終わったあとの麻雀日本シリーズを魚谷プロが制したことをきっかけに、コツコツとマイナスポイントを減らしていって欲しいところです。
暫定9位 BEAST Japanext
序盤はマイナスポイントを抱えながら善戦していたものの11月中旬の週の全試合逆連対が響き、大きくマイナスポイントを抱えたまま年明けを迎えることになりました。
Mリーグ初参戦チームでチームの方針を明確にできず、苦しいチーム状況を打開する方法を模索しながら戦っている印象があります。