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Lorelei and the Laser Eyes 感想 / パズルアドベンチャーゲーム
Lorelei and the Laser Eyes は、2024年5月17日に、Steam と Nitendo Switch で同時に配信開始されたパズルアドベンチャーゲームです。
■ゲーム概要
女は奇矯な男に誘われるまま、とあるプロジェクトへ参加するため中欧の古いホテルを訪れ、そこで奇妙なゲームに巻きこまれる。虚構と現実が錯綜し、事態はしだいにシュールで危険な様相を帯びていく。
あなたは同じウサギ穴へ飛び込み、一筋縄ではいかない謎に、精巧に作り込まれた膨大なパズルを解きながら迫っていく。一つ解くたびに新たな謎とパズルが現れ、あなたはやがて「Lorelei and the Laser Eyes (ローレライとレーザーの目)」の意味を知ることになるだろう。
登場人物の会話は少なく、大量に発見する文書や主人公の記憶から物語を読み解くタイプのストーリー構成をしています。
■プレイ時間
私は23時間ぐらいでクリアできましたが、人によっては30時間以上かかる可能性がありそうです。頭を使うパズルゲームなので、時間的余裕のあるときに少しづつ進めることをオススメします。
■ゲームシステム
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ゲーム画面は上画像のように、モノクロに近い色合いで表現される3Dポリゴングラフィックが採用されています。
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ステータス画面では進捗率・今いる場所の名前・主人公の状態を確認できます。状態については、ゲームの進行に大きく影響を及ぼすものではありません。(全くないわけでもないですが)
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写真記憶では、文書などのテキストデータや主人公が記憶した映像などが参照できます。この記憶はパズルの解法に大きく影響が出るので、入手したときに確認しておくべきでしょう。
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所持品では主人公が入手したアイテムを閲覧できます。アイテムの所持数には上限があり、取得できる総アイテム数を下回っている&捨てることができないので、終盤にアイテム整理の工夫が必要なことがあります。
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タスクリストでは、主人公がこなすべき(謎解きを含む)タスクが閲覧でき、処理したタスクには打ち消し線が引かれるようになっています。
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セーブは各所に設置されているコンピュータにより行えます。このコンピュータで、入手したフロッピィディスクの中身も確認できます。
■迷路あたま男
アクション要素が皆無に近いゲームだけど、迷路の形の頭をした男から追いかけられること(下画像)があり、追いかけられている間は基本的にセーブが出来ず、その結果、進行状態が大きく巻き戻されることがあるので、こまめにセーブをしておいた方がいいでしょう。
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迷路あたま男に捕まると下画像のような現場確認場面を経たあと、現場状況に関する質問がされ、正しく答えられないとゲームオーバーになります。また、捕まって正答することによりゲームを進行させるアイテムをもらえるので、一定回数捕まる必要があります。
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■感想 まとめ
とても良く作られているパズルアドベンチャーゲームです。価格も手ごろなので、謎解き好きな人に是非プレイして欲しいです。
パズルのほとんどに正答となる組み合わせが多数あるため、攻略を参考にサクッとクリアすることが不可能に近くなっているところが、このゲームのすごいところです。
解法をプレイヤーがちゃんと理解しないとパズルをクリアすることができないように作られているので、攻略サイトにある解法を元に「自分で考える」という工程を踏む必要があるのです。
解くべきパズルは多岐に渡っていて、ショートカットの開通にすらパズルを解く必要がある作り込みがされています。その代わり、迷路内とクライマックス以外は自由にセーブすることができるし、迷路ではゴールにたどり着けば、スタート地点からゴールまで一気に進む道が開けるようになっています。
また、前述した通り、タイミングをはかったり敵から逃げたりというアクション要素が皆無に近いゲームなので、操作性に不満を感じても慣れればいいだけと言えるでしょう。
最後に、頭の中で考えるだけでなく、解く手順をメモとして記すことがパズルを解く早道になるので、アナログ・デジタルを問わずにメモできるものを用意してプレイすることをオススメします。