深夜のラーメン(ゲーム) 感想

深夜のラーメン(Midnight Ramen)は、2024年7月24日に steam にて配信開始された会話形式でストーリーが進行するビジュアルノベルゲームです。

■ゲームシステム

メイン画面は下画像のようになっています。主人公の勤めるラーメン屋では、様々な悩みを抱えた来客が訪れ、会話を進めるうちに来客の素性や目的がわかるようになっていきます。

来客に出す料理は下画像のようなキッチンで作ることになります。操作はそこまで難しくなく、制限時間もないので、ミニゲーム感覚で気軽に調理できます。

ラーメンはレシピブック(下画像)を確認して、スープベース・トッピング・調味料を選択することになります。

レシピにない組み合わせで調理をすることも稀にあります。

メニューの章選択を選ぶことにより、下画像のように各章に飛ぶことができます。

■プレイ時間

クリアまで２時間、エンディング制覇まで３時間超ぐらいでした。セーブは各章終了時のオートセーブしかないものの、各章でかかる時間が短いので不便には感じませんでした。

■シナリオ分岐

第７夜と第10夜にはシナリオ分岐が存在します。第７夜の分岐は、真エンドに到達するための条件となっているので、１回最終話まで行ったあとに、章選択を使ってリプレイすることをオススメします。

分岐の方法については、各夜の下に出るヒントに従えばいいだけですが、少しだけ追加のヒントを記します。

第７夜：「炭酸飲料」だけが炭酸が入っている飲み物ではありません。そして、「リラックさせるもの」はアルコール飲料を指します

第10夜：スープを総当たりで変更するのもありだけど、第14夜の会話の中に、どのスープを選べば良いかわかるところがあります

■感想まとめ

少しだけオカルトチックなSF要素が入るものの、人間関係における支え合いに焦点を当てたハートフルなストーリー構成になっています。

ラーメン屋の店員(主人公と店長)は、ラーメンを中心とした料理を出しながら、来客が抱える悩みを聞いてあげるものの、基本的に深く干渉することはありません。

自分の悩みは自分で解決するしかなく、自分の進む道も自分で決めるしかないということが、シナリオから読み取れる良いゲームでした。