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心配した愛猫のこと。④

↓続き


痛み止めの注射のおかげで、夜はのんびりと過ごすことができた。
カイも病院で疲れたからか、はたまた薬の影響でかソファに座った私の横で爆睡していた。

あぁ、良かった。
心底安堵した。

翌日、朝起きてカイに話しかける。
『カイくん、大丈夫?』目を開けてちょっとゴロンとしてゴロゴロ言ってるから大丈夫かな。と安心して仕事の準備をしていた時のこと。

カイが起きあがろうとすると、また悲鳴。
時刻は6時半ごろ。

え……っ。
薬が切れたのか。
錠剤の薬あるけど、昨日先生は『明日の夕方以降にお薬飲ませてくださいね〜。』と言っていた。

でもこの痛がり方は前日の朝と一緒だ。

どうしよう。

パニックだよね。
もしかして、違う病気だったりして…とか
やっぱりMRI撮った方がよかったのか…とか
仕事…行って平気だろうか…とか
夫はもちろん休めない。
どうしよう、どうしよう。

パニックになりながらも仕事に行く準備をして、兄弟猫のトイレ片付けて。
そこで気づく。

あれ?カイくん、トイレしてないな。
昨日病院から帰って来てからして、それからしてない。
あれは16時くらいだった。
普段からカイは割と溜めてする子だから、ん?とは思ったけど痛いからトイレに行けないのか?と考えた。

とりあえず9時になったら病院に電話して錠剤の痛み止め飲ませて良いか聞いてみよう。
会社は遅刻だ、仕方ない。
夫が仕事に行くと、また悲鳴をあげながらお気に入りの寝床へ移動。
兄弟猫ゆずが、後ろから『大丈夫?大丈夫?』と言ってそうに寄り添う姿にウルウルしながら見守るしかできない。
カイがお気に入りの寝床へ行くとしばらくの間、ゆずも一緒に寄り添いグルーミングしてあげてる。
尊い…。

9時になり、病院に電話した。
私『昨日、診てもらったんですが薬が切れたのかまた痛がっているので薬を飲ませて良いですか?昨日、先生に、夕方くらいにって言われてたんですが…すごい痛そうで…』
先生『あー。それはかわいそうですね。大丈夫ですよ、飲ませてあげましょう。痛いのは辛いですからね。』

やったー!
薬を飲ませて、ちょっと様子を見て私は仕事に出た。

ソワソワしながら仕事をして帰って来て、私は安心した。
2匹分のご飯を置いてるんだけど、お皿が空っぽだった。
ゆずが1人で食べられる量ではない。
と言うことは痛み止めが効いてご飯の場所まで歩いて来て食べられたんだ!
良かった!

実はこれは10月初めの月曜日、火曜日の出来事なんだけどその週の木曜日から一泊で私の両親と姉と父の故郷、石巻へ行く予定になっていた。
キャンセルした方が良いか悩んでいたが、夫が木曜日有給取ってくれることになったから、不測の事態にも対応できるとなり、行くことを決めていた。

いよいよクライマックス。
次で終われると思う!

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