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【企画参加】 令和版百人一首 恋の巻 〜 秋の部③


いつまでも暑くならないおフランスでは、すでに秋の風が吹き(?)、秋歌を読むのもそれ程苦になりませんが、お暑い日本ご自愛いただきたいですね.

引き続き、三羽 烏さんの企画に参加です。
令和版百人一首 恋の巻 〜 秋の部。




そして、姐さんのいやん♥バカンスも近づいております。
どんな美味しいお魚が待っていてくれるのか...




たちうおを真似て立たせる男意気
イキがいいのは さてどちらやら

                
                 三日月 巴



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 両国の国技館の裏手を隅田川に沿って少し歩くと日本刀を扱う博物館がある。蔵前橋のやや手前だ。すぐ脇に横網町公園があり、流石は相撲の町だなどと勘違いするが正確には「よこあみ」と読む。以前はこの辺りで横にした網の上に海苔を干して作っていたからと言う。
 徳次は時々ここの日本刀を見に行く。反りの大きい姿に文香の背を重ね、刃文に文香の香りを重ねてしまう。地鉄の模様に溜息を交えながら良質の刀の条件『折れず曲がらずよく切れる』を復唱し、正に俺のモノ、と妙に納得する。
 そんな刀を頭の隅に、足はどうしても新橋へ向く。小腹の空いた処へ昨夜文香の言っていた秋の旬魚がちらつく。刀の様に長く銀色に輝く太刀魚の刺身をアテに人肌燗を舐めながら文香の足捌きを耳にするのも悪くない。エサを待ち伏せ立ち泳ぐ姿は、正に俺のモノ。はて、イキがいいのはどちらやら。早速文香を夜釣りしてまぁるい月でも愛でながら、太刀魚比べの秋の夜長か。



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お寿司、お刺身、酒のアテ🐟
楽しみな夜に。



あはん♥

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