セーヌ川さんぽ! 〈印象派画家の散歩みち〉
まだまだお仕事が始まりそうにないので、毎日気分転換に自宅近くに流れるセーヌ川沿いを一時間ぐらいお散歩するのが習慣になっています。
先日、私の好きなステキなイラストを描くYu Morioもりおゆうさんが、印象派の画家シスレーについて記事に書いていらっしゃいました。
その中の絵の一つ。
「ポールマルリの洪水と小舟」1876年 オルセー美術館蔵
あ!これは私のいつも通りみち!【Before】
そう言えば、有名な印象派の画家アルフレッド・シスレーの絵だ。余りにも日常すぎて忘れてた、と言うか気にしてなかった😅
絵にも描かれているように以前は"ア・サン・ニコラス(A St. Nicolas)"という宿屋兼一杯ワイン飲み屋。
そしてこちらが現在の"ル・ブラッザ(Le Brazza)"というカフェ兼タバコ屋。【After】
絵の画面右側にある並木の奥にセーヌは流れる。
元々パリは地盤が低く、緩い湿地帯。セーヌ川も昔から洪水が多く、一番最近は2年前。その時はルーブル美術館やメトロが閉鎖。
しばしば原因は春先の雪解け水での増水。
イギリス帰りのシスレーには余程衝撃的だったと見え、彼はこの当時この絵を連作で7点描く。これはそのうちの1点。
2年前の時も、これに近い状態になり、このカフェを左折した通りに面したアパルトマンの地下駐車場は水浸し。うちの裏手の学校も安全の為、休校。セーヌ川に停泊している船が増水でいつもよりもとっても高い所に停まっていたのを思い出す。
これもまた別の角度から描いたもの。
こちら、案内板が立っています。
あちこちにこんなのがあるのできっともっとたくさんあるんだろう、と思い観光案内所のサイトで調べてみました。
すると、4種類の散歩みちが有るようです。
① シスレーの散歩みち
② ルノワールの散歩みち
③ モネの散歩みち
④ ピサロの散歩みち
【印象派とは】
19世紀後半のフランスに発した、絵画中心の芸術運動。
全盛期は1870~1880年。
代表的画家は、モネ、ルノワール、マネ、ドガ、セザンヌ、マティス等。
特徴は、しっかりした線にこだわらず、見えたまま自然に描く色彩と画風。
【その頃の日本では】
1868年は明治元年。初代総理大臣に伊藤博文が就任。鹿鳴館での舞踏会が催され、新橋-横浜間の鉄道開通。
「西洋料理指南」でカレーが紹介されたり、牛鍋屋が賑わったりしていた時代。
早速、シスレーの散歩みちを歩いてみたので、今度ご紹介したいと思います。
それでは今日はこの辺で😘