主観分析:とぅば声質/音色まとめ(🐰編)
彼は “広大な大地が宿した生命の持つ暖かさと内に秘めた憂い” を持つ声だと思います。
心地よい穏やかな風が吹いている映像が見えてくるんだけど、何故か太陽の眩しい輝きよりも、哀愁ある夕焼け空。
見ているだけなら暖かく感じるけれど、大地は少しずつ光の暖かさが無くなって冷えてくる。その冷たさが憂いにも通ずるような気がして。
そんなSOOBINの声について、音楽を専門的に学んではないものの、ひたすらに聴き込んで感じた超個人的主観で分析してみよう!の回です。
音域について
先ずは簡単に彼の音域について感じたことを書きたいと思います。
5人の中では2番目にminorに近い音色を持つSOOBIN。楽曲から感じ取れるのは音域的に1番中間で高音域も低音域も歌うことのできる印象。音域の広さを考えると、5人の中でなら1番バランスが良いのかもしれません。
ただそれは、彼が努力して音域自体を広げてきたんだろうな…そう考えると拍手送りたくなります。
発声の仕方
次に、発声方法と声の響き方を。
いつだったかのVLIVEで彼らが自分たちの発声の仕方や響き方について解説していたと思うのですが、その表現が正に!めちゃくちゃ納得した記憶があります。
話している時の声もそうだけれど、基本的に太めの声。
その声に息がめちゃくちゃかかって、お腹から口に向かって音が出ていく印象。音が出る瞬間に、口腔をうまく使って響かせてるように聴こえる。SOOBINって口が大きい人だと思うので、そういう人は響きをつけやすいから、もしかしたら自然と出来ていたのかも…?
高音域
先述の発声方法と声の響き方に通じるところがあると思いますが、響きをつけるのが上手い人=裏声が綺麗。だと思ってます。ここに関しては持論だけどめちゃくちゃ確信してる。なぜならミュージカル俳優さんで何度か聴いたことがあるからで。
少し話は脱線してしまうけれど、ミュージカル俳優である海宝直人さんという方をご存じでしょうか?海宝さんは子役時代から劇団四季のライオンキングでヤングシンバを演じ、今は数多くのミュージカル作品に出演している実力派なのですが。
海宝さんがこの楽曲でクリスティーヌ(女性)パートを歌い切ったんです。(3:20~)
ここでこの楽曲について語り始めると長くなってしまうので割愛しますが、声質は違えど、海宝さんの口の開け方や響き方がどことなくSOOBINと似ているように感じていたので、紹介させて貰いました。
話は戻り、SOOBINの高音(裏声)は音程もブレない綺麗な音色。メロディーラインの音程が激しく上がったり下がったりしていても繋ぎが綺麗だから耳心地がいい。また、地声の高音から裏声に変化する時も綺麗。
この高音域が、私には暖くて心地の良い風が吹いている、広い大地の牧草地(もしくは小麦畑)をイメージしてしまうのです。フワッと暖かく包み込んでくれる大きな包容力は正にSOOBIN本人の性格も感じられる気がして。
中~低音域
高音域が暖かみのある~と書けば、必然とこちらは。そう、儚さや憂いを感じる、哀愁漂う声なんですよ。
高音域より更に息が多くなる印象。。。というか、息の吐き方が深い(多い)。だからなのか響き方に重みが加わって、下に落ちるような感覚を覚えるんだよね。太陽がどんどん落ちてきて暗くなってくると、ふと気持ちに寂しさを感じませんか?私だけなのかな?
そんな儚さや憂いを感じるけれど、響きは穏やか……これはSOOBIN本人の人となりが表れているんだろうな。曲調によって印象変わる、溶け込みやすい音色かもしれません。
まとめ
正直言うとここまでSOOBINの声に注目して分析したこと無かったんです。でも聴き込んで分析をしていく内に「あ、この子ものすごくバランスが良い声なんだ」と感じるようになりました。
デビューの頃の声を聴くと、もちろん裏声綺麗に出ているんだけど、今よりも音の線が細く聴こえて。ちょっと声も硬い。ハモリとかが重なると何故か主張が見えてこない瞬間もあり……そこから日々努力して積み重ねてきた成果がはっきりと伝わるところまで来ているんだと思うと、本当に脱帽です。
しかも、こういうバランスの良い声の人が居ると、楽曲/ハモリ/歌割の比率etcで色んな事が出来るのでは?と考えています。要は万能タイプ。
そんなSOOBINがいるTXT…最強なのでは?