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欧州バックパック旅5【ローマ/ドゥブロブニク】-LCCで搭乗拒否されかけた話
フィウミチーノ国際空港へ
朝7:00くらいに起き、身支度をして8:40に宿をチェックアウトした。宿のボスであるファブリジオさんがいなかったので自分で鍵を返しただけだが。また、この日コーヒーマシンを使って始めてエスプレッソを飲んだ。美味しい。
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ありがとう、ローマ
テルミニ駅まで歩き、8€乗り換え1回のFCO行きの鈍行列車に乗った。ローマは空港まで1時間かからない程なので大変便利だ。(逆に日本の成田空港はなぜあんなにややこしいんだ?) テルミニ駅でチケットの買い方に戸惑って、乗るべき列車にギリギリで乗った。 空港駅まで運ばれ、プラットフォームからの案内に従ってdeparture areaに着いた頃、Dubrovnik までの便が13:50から15:55に変更されたというメールが来ていた。しかしcheck inの時刻は変更前と変わらないらしい。まあいい、無事に乗れるだけで幸せだ。
さっそく電光掲示板でフライトを確認したがフライトが載っていない。焦った。また、ネットで調べたらTerminal2 と書いてあったのでそこに行けばいいのか!とわかった。どうやら現在位置はTerminal3らしい。Terminal2までの案内表示が見当たらなかったので空港の人に尋ねた。”could u tell me how to get to the terminal 2?” しかし驚いたことにTerminal2なんてものは無いという。拍子抜けだ。とりあえずTerminal3ではないことは確実なのでTerminal1までの行き方を教えてもらうことにした。案の定、Terminal1に着くと、自分のWizz Airのフライトを見つけることができた。ふうよかった、一安心。さあいよいよCheck inだ。予想通り、前日までに行うオンラインチェックインとは別に、空港ではパスポート確認と紙のチケットを発券してもらうためのチェックインがあった。列が進まず多少イライラしたが無事にチケットを発券してもらい、荷物検査もなんともなく通過することができた。
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出発ゲートはEとだけ表示されていて、詳細はまだ未定らしい。なんとなくE-20くらいで待つことにした。(Eだけでも60くらいまであり、とてつもなく広い。)
暇なのでApple TVの『窓際のスパイ』の続きをみた。
搭乗拒否されかける
15:00に搭乗のゲートが分かったのですぐさま向かった。最終のパスポートと搭乗券チェックで、
「ビザを持っているか?」
と聞かれ、
「No.」
とこたえたら
「Are you sure?」
と言われてめちゃくちゃ焦った。このままでは搭乗拒否をくらうため、
「Japanese do not have to take visa to enter Croatia.」
的なことをすかさず言う。
しばらく係員がスマホで何か調べた後、
「行け」
と言われた。多分向こうの確認がとれたのだろう。とりあえずよかった。
イタリアからクロアチアへ行く日本人は少ない。係員が間違うのも無理はないか。不安と恐れの中、搭乗した。Dubrovnik に着いて入国審査をするまでの1時間弱、とても不安な気持ちだった。いよいよ入国審査だ。空港はとても小さく、行列ができていた。
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もっと大きくしてほしいな...
ゲートがEU域内の人用とそのほかの人用で分かれていたが、EU域内用ゲートの方が混んでいた。さすがヨーロッパのバカンスリゾートだ。どきどきしていたが、入国はパスポートを見せるだけであっけなく簡単におわった。クロアチア入国だ。
ドゥブロヴニク到着
旧市街まではシャトルバスに乗るのが1番安くて簡単なのだが、やはり人が多い。乗って来た便の人数の1/3くらいはシャトルバスに乗ろうとしていたような感じがする。チケット買うのにクレカが使えないと困るのと、クーナを全く持っていないのは不安なので、空港で€→knの両替をし、バスのチケットを買った。前のバスがちょうど行ってしまったので空港で30分くらい待つ羽目になった。バスは激混みだったが、頑張って左側の窓側の席を確保することに成功した。
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左側は旧市街の景色が見えるはずだからである。バスは長距離用の車体だったが、立って乗る人もいるくらい混んでたのでとてもラッキーだ。斜陽が眩しい海沿いをはしり、念願の、写真でよく見たあの旧市街の景色が窓から見え始めた。感動した。ついにここに来たのだなと思った。
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非日常性を感じ、非日常が日常に昇華しえるのかということを考えた。非日常が日常になるとき、本来あった日常は非日常へと転換を遂げるのだろうか...
シャトルバスは旧市街の門と長距離バスターミナルの2ヶ所に停まった。宿は後者の方が近かったため、僕はバスターミナルで降りた。バスターミナルから宿までGoogle maps上では近いはずなのだが、階段が多く、着くのに時間がかかった上、着いた時には顔から汗が止まらなかった。
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宿へ到着
宿の外から見る景色は美しかった。部屋の鍵は絨毯マットの下にあるという原始的でみんなの暗黙の了解的な方法であったことに笑った。部屋は初め小さく感じたが、違う。ローマでの宿が大きすぎたのだ。白を基調としており、大変きれいで気に入った。何より入った時の石鹸のような優しい匂いがいいなと思った。
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バックパック背負って階段を登った甲斐がある
疲れていたため、夕食を食べに出かける気力がなく、20mくらいさきのスーパーマーケットでマンゴー+ライムの軽いアルコールとハム、ヨーグルトを購入した。物価が高くて驚いた。スーパーで中くらいのカップヨーグルト1つを買うのに130円くらいかかる。幸先が不安である。まあいい、部屋に戻ってローマの部屋から持ち込んだスナックと一緒に栄養不足夕食を摂ることにした。ハムがしょっぱかった。おやすみ。
閲覧ありがとうございました。ゆっくりとした更新頻度で40日間のバックパックの記録を綴っていきます。ではまた、次回もドゥブロヴニクでお会いしましょう!