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欧州バックパック旅11【ブダペスト】-ハンガリー観光で40km歩いた話

7/27 Day 12

ブダペスト散策

朝、朝食付きの宿だったので朝食を食べた。ビュッフェスタイルでありがたかったが野菜が全くない。

安宿の食事は野菜がない。
でも食べさせてくれるだけでありがたい

ソーセージ、ハム、サラミ、スクランブルエッグ、コーンフレーク(パンもあったのだが、布で覆われておりそれに気付くのは明日)飲み物はアップルジュース、牛乳、コーヒーマシンのコーヒー。あまり量を必要としてなかったのでスクランブルエッグを中心に軽く食べた。その後おやつ用にスーパーでレモネードとヨーグルトを買い、街を散策しに出かけた。

ハンガリーの街は意外とアジアンなお店が多い。中華料理店はどの街でもあるがアジアンスーパー、日本食レストランが結構あったので驚いた。そして、中華系のアジア人が意外と多い。移住しやすい国なのだろうか。肌感覚ではあるが、ハンガリーの人はクロアチアやイタリアと比べ身長が低めな気がした。アジア人の私は劣等感をあまり感じることがなくなるので心地がいい。また、これまで訪れた国は、信号が赤でも車が来ていなければ渡るのが普通だったが、ここではみんな信号を守っていた。そして、公共交通機関でマスクをするというルールもちゃんと守っていた。ハンガリーの国民性なのだろうか。

多分メトロの駅
建築をみると旧東っぽさが感じられる


美しい中央市場

地下鉄で中央市場へ行くことにした。中央市場は駅を出てすぐにあったので迷うことはなかった。建物は昔の駅舎みたいで、窓から入ってくる光に照らされ、いい空気感を醸し出していた。

今までみた市場の中で1番美しい

市場には肉屋、八百屋、食品のお土産屋、お酒屋が1Fに、一般のお土産と服屋が2Fにあった。1Fのお土産屋を見る限り、唐辛子か何かが有名らしい。至る所に置いてある。僕は、唐辛子よりもワインに興味があったので、ワインを売っているお店に飛びつき、Tokajiワインを買った。小さな瓶で1600円くらい。原産国かつハンガリーの物価を考えるとそこそこ高級と言える。しかしTokajiワインは世界三大貴腐ワインの一つらしく、日本で買うと多分もっと高い。お土産用にぴったりだ。その後小さなハチミツ1瓶と石鹸を2つ買った。石鹸は何やらオーガニックとかこだわっているらしく、多くの種類があった。石鹸を買うたちではないが、とてもいい香りのグレープフルーツのものがあったので買うことにした。

八百屋も多い。
地元の奥さま方も多数

ブダ城へ

市場を大満足で出た後、ブダ城へ行った。

ブダ城。
多分遠くからの方がよくみえる

ブダ城は修理中で歩いて登ることができないらしく(多分道はあるが遠い)簡単なケーブルカーで上がった。

ケーブルカー
可愛い

お城内部は入ってないが、高いところから眺めるBudapestは美しい。頭の中で曲名不明のクラシック音楽が流れてくる。
一方でお城は、「これがお城の建物だ、内部を見てくれ!」という感じはしなく、思ったより見応えはなかった。これは外側から景色を楽しむものだろう。

これぞブダペスト!って感じか

建物の1つに衛兵さんが両脇で守っているものがあった。長袖(軍服なのでほぼコート)長ズボン、それに帽子ときたら熱中でぶっ倒れそうだ。苦しさで言ったら、真夏のディズニーランドでミッキーをしている人と良い勝負かもしれない。威厳を保ちながら突っ立ってるのも大変である。

ケーブルカーで城を降り、次の目的地の教会へ向かうことにした。しかし、お腹があまりにもすいたので、教会を通過し、ランチのため目当ての食堂形式のレストランへ歩いた。花より団g...

かなりでかい鷲の像
今にも飛び立ちそう

ローカル食堂のハンガリー料理

ハンガリーやオーストリア諸国の名物は鶏肉を薄く伸ばして揚げたシュニッツェル(ハンガリーではRántott fús)という料理らしい。そのレストランは、Rántott fúsにトッピングを選ぶ形式だった。僕はトッピングが何かよくわからなったので、迫力があるもの注文した。席についてから良くみると、僕が注目したのはカツレツにトマトパスタとチーズが乗っているカロリー爆弾であった。また、ハンガリー名物である赤いスープ(グヤーシュ)とジュースを追加で頼んだ。

スープが絶品だった


パスタは微妙...
「ハンバーグ弁当の下敷になってる麺」
って感じ

Rántott fúsの肉が柔らかく食べやすい。また、揚げ物を食べるのは重そうで躊躇するタイプだが、意外に軽かった。これがパスタ、チーズとなかなか合う。しかし、パスタは日本のナポリタンみたいで美味しくなかった。(できでるものを注文する形式なので麺がふにゃふにゃなのは仕方あるまい)。スープの方はというと見た目とは違った味で驚いたがとても美味しい。豚汁ととても似ている味がして食べ慣れてる感じがする。家で食べたい家庭料理である。違う点はあげたらキリがないのだが、最大は豪華なことに牛肉の煮込みが入っていることだ。配膳の人がスープをお皿並々に入れてくれたので最後まで楽しめる。
しかし、Rántott fús on the パスタがあまりにもボリューム満天だったので、完食する時にはお腹がだいぶ苦しくなった。

このお店

店を出た後は、そのままさっき通り過ぎた教会を観光したかったが、お腹が重く長距離を歩ける状態ではなかったので、一旦宿に帰って状態を立て直すことにする。

世界一豪華なマクドナルド

海外旅行でマクドナルドに立ち寄るのは邪道だ。僕自身マクドナルドはあまり好きでないし、旅先でなら尚更、せっかくの食事の機会がもったいない。呆れ顔が自分でも浮かぶところだろう。しかし今回はそうではない。そのマクドナルドは特別で、エッフェルが設計した建物に入っている「世界一豪華なマクドナルド」と呼ばれる店舗である。世界一という枕詞に弱いのが人間心理だと分かっているが、行かないわけにはいかない。

世界一豪華なMcDonald
もちろんメニューの価格は他店舗と同じだ


中に入る。大きな開けた空間でマクドナルドの混雑がなかったら尚気持ちいいだろう。お腹いっぱいだが、折角なので昼食のデザートとしてイチゴソースのかかったアイスを注文した。アイスは普通の甘〜いアイスであった。しかし見事な建物の中で食べるのは別格である。高級カフェにいる気分で素晴らしい。しかもここはマクドナルドなので高級店みたいに神経を張り詰めて気を配る必要はない。休憩がてらゆっくりとアイスを食べた後店を出て宿へと帰った。

道の途中、服屋があった。面白いことにショーウィンドウのマネキンに服を着せず、大きな「-30%」と書かれた紙を貼っている。斬新で面白おかしくクスッと笑った。また、スーパーに寄って自分用に安めのTokajiワインの小瓶を購入し、宿の冷蔵庫に入れた。楽しみだ。

さあ、気を取り直して教会へ向かう。しかし教会は忘れてなんか別の建物(こちらもブダペストで有名な観光スポット)を観て回った。

インスタグラマーが腰掛けそうな

また、昼のライトアップなしの国会議事堂にも足を運んだ。ハンガリーの国会議事堂は世界で3、4番目くらいの大きさらしい。もちろん見事だった。トイレに行くために宿へまた戻り、夕食を食べに再三出かけようと思う。

ハンガリー料理レストラン

ハンガリーは物価が低めなので、スーパーで夕食を済ませずにレストランに入る。評価の高いハンガリー料理店へ入った。

小麦粉茹でたやつと肉の煮込みを注文。なんともいえない知らないスパイスがつかわれており辛くないのに汗が出てくる。なんとも不思議である。料理は美味しかったが、味が単一なので途中で飽きてしまった。このような料理は是非とも他に人とシェアして食べたい。

レストランを出る頃には日が落ちていた。(といっても陽が落ちてすぐなので暗くはない)

国会議事堂のライトアップ

昨日の夜はブダ城を遠くから、国会議事堂を間近でみた。なので今回は、橋から国会議事堂を眺めることにした。(他のスポットは遠くて行く気がしなかった)

写真では上手く映らない...

曇っていたが、橋からのライトアップは圧巻だ。国会議事堂とブダ城、そして教会がライトアップされ、完璧な夜景だ。ライトアップがゴテゴテしすぎず優雅な感じもいい。これはとても感動した。死ぬ前に思い出しそうなくらいだ。気付いたら30分くらい眺めており、時刻は21:00になっていた。夜だし今日は早めに寝たかったのでそろそろ帰りたい。名残りおしいがその完璧な夜景とさよならをすることにした。夜道は少し怖い。しかし宿までは安全に帰れることができた。シャワーboxで服を洗い、シャワーを浴び、これからの計画を立てながら今日スーパーで買ったTokajiワインを飲もう。気分はウキウキしていた。しかしワインにはコルクが付いており、僕はワインオープナーを持っていないことに気が付いた。なんとしてでも飲みたかったので、オープナー無しにコルクを抜く方法をネットで調べ、ハサミを突っ込んだり、タオルで巻いて壁にぶつけたりしてみたが、開く気配は全くない。まさに目の前の七面鳥をお預けにされている気分だ。結構、悩んだ挙句、コルクを中に押し込むという脳筋かつ古典的な方法を試したら、秒で開いた。ああ最初からやってりゃよかったよ。

早速ワインを飲む。Tokajiワインは特殊な発酵菌を使っているので甘いらしい。実際に飲んでみる。美甘さが確かに強くて飲みやすい。また、上品な白ワイン特有の味がした。美味しい、最高だ。そして小瓶だが一本全て飲めるという幸福。ほろ酔いで良い気分のまま寝た。今日は40km歩いたので熟睡だ。


閲覧ありがとうございました。ゆっくりとした更新頻度で40日間のバックパックの記録を綴っていきます。ではまた、次回はウィーンでお会いしましょう!



おまけ①

宿にあった地図
都市のチョイスが絶妙


おまけ②

孤島に取り残されるおじさん

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