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【お酒】テイスティングノートに注目してみようと思う【検証】

こんにちは。みあと申します。

皆さん、お酒は嗜まれますか?

私は最近お酒にハマりまして……

外で飲んだり

写真は「ヘルノ オールドトムジン」というジンです。

家で飲んだりしています。

写真は「グレンアラヒー12年」というウイスキーです。

ところで、一口にお酒と言っても様々な種類があります。例えば、ウイスキー・ジン・日本酒・焼酎・ビールなどですね。

更に、それぞれの種類の中にも多数のカテゴリや銘柄があるため、その風味や香りは多岐に渡ります。そのため、全てのお酒を味わい尽くす!というのは現実的に考えると不可能です。

そこで、お酒には「テイスティングノート」という物が用意されています。端的に言うとお酒の香りや味の特徴をまとめたものです。これを参考に、我々はお酒を購入したりするわけですね。

例えば、しばしば居酒屋でハイボールとして出てくる「デュワーズ ホワイト・ラベル」というウイスキーにはこのようなテイスティングノートがつけられています。

香り:フローラル、ヘザーやハチミツの香り。
味わい:スムースでクリーン、フレッシュバニラ、わずかに洋ナシ、ソフトでフルーティー。
余韻:ほのかな甘さにスモークさを感じるよいバランス。

https://www.bacardijapan.jp/products/items/dewars-white-label/

しかし、テイスティングノートには1つ大きな問題があると、私は常々感じています。

それは……

これです。これに尽きます。

例えば、上のテイスティングノート。香りの欄の「ヘザー」って何?私こんなもの知りません。

このように(完全に私見にはなりますが)お酒だけ飲んでたら知る由なくない?というものが、テイスティングノートには多く含まれています。

よって今回は、お酒やテイスティングノートのことをより深く理解するためにも、特に味と余韻の欄に注目をし、知らんなぁ~~~~というものを実際に食べて(味わって)いきたいと思います。

1.トフィー

前書きで触れましたデュワーズ ホワイト・ラベルと同じくらい居酒屋でよく見かけるウイスキーに「ホワイトホース ファインオールド」があります。

https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=6056

こちらのウイスキーもハイボールとして出てくることが多いですね。いわゆる「ブレンデッドウイスキー」というカテゴリに属するウイスキーです。こちらのウイスキーのテイスティングノートは以下のようになっております。

香り:バランスが良く、オーク、スモーク、トフィーを思わせる複雑な香り。フルーティーな香りと豊富なモルトの香りが感じられる。
味:モルトの風味が強く、蜂蜜、フルーツ、トフィーなどの甘みがある。しなやかで豊かな味わい。
余韻:フィニッシュは長く、オーク、ピリッとしたスパイス、クリーミーなバニラのニュアンスがあり、非常に複雑である。

https://whisky-shiru.com/whitehorse-fineold

こちらのウイスキー、香りも味も「トフィー」という食べ物に例えられています。

こちらのトフィーという食べ物、耳慣れない響きですよね?そうですよね?調べてみるとこのような食べ物だそうです。

トフィーとは、バターと糖蜜、または砂糖を加熱して作る菓子である。材料は、150 - 160℃のハードクラックキャンディになるまで加熱する。

Wikipediaより引用

要は、バターと糖蜜(もしくは砂糖)を一緒に温めた味らしいです。なんとなく味の想像がつきそう。

というわけで、実際に買ってきました。ベルギー産のトフィーです。

パッケージに描かれてあるように個包装されています。右下の潰れ梅みたいな奴がトフィーです。

実際に食べてみましたが、「ヴェルタースオリジナル」とだいたい同じ味がします。

かなり甘めで、焦がしバターのような香ばしさがあります。しかし味自体は優しく、甘味料のような鋭い甘みはほとんど感じません。これはなるほど、確かにウイスキーの中に感じたことあるわ!って感じの味がしますね。

これで「トフィーのような味」を知ることが出来ました。では、次の食べ物にいきましょう。

2.アニス

イギリスはスコットランドに「アードベッグ」というウイスキーの蒸留所(お酒を作っているところ)があります。

「アードベッグ10年」という銘柄のウイスキーが主力商品なのですが、こちらはHUBやスーパーにも置いてあるので見かけたことのある方も多いかもしれませんね。スモーキーな香りが特徴のウイスキーです。

このアードベッグという蒸留所、アードベッグ10年以外にも様々な銘柄を出しています。そのなかの1つに、「アードベッグ コリーヴレッカン」というものがあります。

https://www.ardbegjapan.com/products/

テイスティングノートはこのようになっております。

香り:(長いので省略)
味:ペッパーステーキのようなスパイシーで強烈な第一印象。さらに飲み進むと、エスプレッソコーヒー、とろけるようなダークフルーツ(カシス、ブルーベリー、チェリー)やアーモンド、アニスの味わいに変化する。
余韻:香ばしいブラックコーヒー、チョコレートでコーティングしたチェリー、ペッパーソースの余韻が長く続く。

https://www.ardbegjapan.com/products/

複雑なテイスティングノートなので言いたいことは色々あるのですが、今回は特に「アニス」に着目したいと思います。

アニスはテイスティングノートにしばしば登場するのですが、どうやらこのようなもののようです。

アニスはセリ科の一年草。古くから香料や薬草として利用されてきた。
(中略)
香りの主成分はアネトールであり、同じ成分を持つフェンネルシード(ウイキョウ)、甘草(カンゾウ)と似た甘い香りがある。シキミ科の八角(スターアニス)も同じアネトールを含むが、アニスと植物学上の類縁関係にはない。八角はアニスと似た味と香りを持ち、より安価であるため、アニスの代用品として使用されることがある。

Wikipediaより引用

八角の匂いはなんとな~く覚えています。八角を入れ過ぎて手作りの麻婆豆腐が超絶甘々になったのはいい思い出です。

生のアニスを手に入れるのは難しそうだったので、今回はスパイスとして使われている「アニスシード」を買ってきました。

右側のティッシュの上に乗っているのがアニスシード。
ちい~ちゃいヒマワリの種みたい。

香りを嗅いでみるとアブサンやペルノみたいなハーブ系リキュールの匂いがしますね。ちょっと形容しづらい香りなのですが、HUBによく行かれる方は「天国への階段」というカクテルをご存じでしょうか。だいたいそれの匂いです。

食べてみると味はほんのりと甘く、やはりハーブ系のリキュールの香りが強くします。後味は爽やかで、少し柑橘系の苦みも感じます。

個人的にはかなり好きな味ですが、チョコミントみたいな甘い×爽やか系の食べ物が苦手だと少し厳しいかも……?

ちなみに普段ほとんど料理をしないのに何も考えずに買ってきたこのアニスシードですが、どうやらハーブティーにも使える模様。

作り方はこちら:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2019/11/post-7367.html

そのまま飲んでも美味しいですが、はちみつをひと回しするとクッキーみたいな風味になります。もし私みたいに使いきれないという方がいらしたら、是非作ってみてください。

3.波打ち際の小石

さて、ここまではテイスティングノートに出てきた食べ物を扱ってきました。しかし、テイスティングノートにはしばしば味の欄に「食べ物ではないもの」が出てきます。

よく出てくるものとしては「なめし皮」、「木炭」、「セメダイン」などですかね。

そして今回、味の欄に「波打ち際の小石」と書かれたウイスキーの情報を友人からいただきました。

なお、こちらのウイスキーはとある団体の有料会員限定ボトルとなっているので、テイスティングノートは非公開とさせていただきます。

ちなみに蒸留所は「カリラ」です。アードベッグと同じ地域にある蒸留所ですね。こちらもスモーキーな香りが特徴のウイスキーです。

というわけで

実際に

やってきました

小田原は御幸の浜です。

波激し~~~~~~~~。

下を見るとありますね。波打ち際の小石が大量に。

適当に石を拾い上げて舐めてみます(汚いから真似しないでね)。

しょっっっっっっっっっっっっっっっっぱ。

小石の味って何となくあると思うのですが(あるよね?)、海水の味以外に何も感じなかったのでかなり拍子抜けしました。

テイスティングノートを書いた人は小石の味までニュアンスに含めようとしていたのかな……実際に味わうとよくわからなくなってしまいました。これが知らぬが花というやつなのか……?

ちなみにこの後はめちゃくちゃ箱根で遊んで帰りました。

早雲山の展望台でビールを飲みました

テイスティングノートをたくさん読んでみて

今回、テイスティングノートを中心に扱った記事を書くためにテイスティングノートをかなり読みました。その中でふと思ったことがあります。それは……

テイスティングノートに書かれているものを集めたらウイスキーの味を再現できるの?

当然の疑問ですよね。

そこで今回は、「シーバスリーガル12年」の味を再現してみたいと思います。なぜなら、有名かつ公式のテイスティングノートもかなり具体的な食材に例えられているからです。

買いました。量が少なく見えるのは写真を撮る前に少し飲んでしまったからです。アホですね。

こちらのウイスキーのテイスティングノートは以下のようになります。

香り:ハーブ、蜂蜜、果物の香り。
味わい:バニラとヘーゼルナッツの風味と共に、熟したりんごと蜂蜜の味わいが広がるクリーミーでまろやかな舌触り。
余韻:長く柔らかな余韻。

https://www.chivas.com/ja-JP/chivas-12-restage

よって今回は、公式のテイスティングノートに記述があるバニラ・ヘーゼルナッツ・りんご・蜂蜜を使用していこうと思います。

というわけで買ってきました。各種材料です。

今回は出来るだけ簡単な材料でやっていきます。

ちなみに完全体で届いたヘーゼルナッツは予めこんな感じで砕いています。

というわけですべてが揃いました。やっていきましょう。

まずは以下の分量でそれぞれの食材を混ぜ合わせてみます。

ヘーゼルナッツ:20g
蜂蜜:5g
りんごジュース:小さじ1
バニラエッセンス:2振り

混ぜ合わせるとこんな感じ。

めっちゃスイートポテトとアップルパイの匂い!!!!ちなみに味はりんごとヘーゼルナッツの味しかしません。何やねんマジで。

この後なんやかんやあって、最終的な分量は以下のようになりました。

ヘーゼルナッツ:30g
蜂蜜:10g
りんごジュース:小さじ1
バニラエッセンス:6振り

かなりそれっぽい匂いと味がするようになったのですが、奥底の方にあるウイスキーに共通している味(伝われ)を再現することは難しいみたいです。なんか甘くて麦っぽいやつです。

じゃあウイスキーをここにちょっと入れたら再現したい味に近づくのでは……?

この時、私は愚かにもそう考えてしまいました。そして、たまたまウチに置いてあった「デュワーズ12年」が目に入ります。

棚からあふれたウイスキー置き場にいました。

シーバスリーガル12年と年数同じだし、同じようなカテゴリのお酒(両方ともブレンデッドウイスキーですね)だし、別にいいだろ……と思い、デュワーズ12年を小さじ1ほど追加してみました。もちろん中身は全くの別物なんですけどね。

すると、芋焼酎のお湯割りの匂いがするナッツチョコ味の物体ができあがりました。マジでなんで????????????????????

ここで完全に諦めてしまいました。悲しい。無力です。

まとめ

今回は、個人的にずっとやってみたいと思っていたテイスティングノートに書かれているものを食べるテイスティングノートからウイスキーの味を再現しようとする、ということをそれぞれやってみました。

実際はそれぞれが1つの記事になりうるくらいのコンテンツだと思っているので、今後はどちらかに注力した記事をもっと書いていければと思っています。次はどうにかしてウイスキーの味を再現したいな~。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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