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【フラットランド】Line Land

以前、エドウィン・A・アボット(1838〜1926)の『フラットランド』を読んだ際、メインとなるフラットランドだけではなく、他のランドについても触れていた。

・0次元:ポイントランド(点世界)
・1次元:ラインランド(線世界)
・2次元:フラットランド(平面世界)
・3次元:スペースランド(空間世界)
・4次元:ソートランド(思考世界)

そのなかで、ラインランドの視点も面白いなー、でも、アニメーションできないし、どうやって作ろうかな、、と試行錯誤のうえ・・・。ほぼプログラミングで作ってみました、アニメーション。

まず、「ラインランド」とは1次元の線世界である。と、いわれてもピンとこないし、視点がわかりづらいので、ラフスケッチを作ってみた。

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左の図が3次元空間を模した図である(通常はZ軸上だが、わかりやすいようにY軸を上)。ラインランドの住人たちは、1次元上、つまりX軸上にのみ存在する住人たちで、線と点から構成されている。

目の位置から、平面的にみたとすると右図のようになり、線も点も「点」としてしか認識できなくなる。どこまでいっても、点、だれと会っても、点なのだ。

ただ、単に点を点滅させるだけでは、なにもおもしろくないので、意を決してラインランドを探検してみることにした。

これを、フラットランドの住人である主人公「正方形」の視点からみたらどう見えていたのか。「正方形」はXZ平面上に存在し、X軸上から離れた位置からラインランドを見ていたとする。

とまぁ、作ってはみたものの、noteは動画あげられないことに気付いたのはついさっき・・・。というわけでキャプチャー画像を、ととってみたが、ただの図形。。ちなみに1枚目がラインランドの視点。2枚目がフラットランドからみたラインランドの視点。

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画像3

少しはラインランドの住人と仲良くなれたであろうか?

アニメーション、初めて作ってみました。が、、、。労力の割に楽しくない。。映像として視覚的に理解できる、という点においてはわかりやすくていいと思うが、どうもぼーっとみて流れていってしまうのは「見て、考える」プロセスが欠落してしまう。

とはいえ、実際に作ってみたことで、物理的な時間が静止している平面的、もしくは立体的の作品としての方が性に合っていることを認識できた点はよかった。


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