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【雑記】クラシックとモダン

撮影の仕事はめったにしないので、特段不自由を感じていなかったのだが、子どものピアノの発表会などで撮ったりする際には、さすがにシャッター音が気になるな・・・、というところから話しは始まる。


デジタル一眼も一応持ってはいるのだが、専門学校時代の頃に買った機種を今も子どもの運動会などで使っていたりする。

発売開始が2008年。去る2019年にはサポートも打ち切られ、当時は一世を風靡したカメラもいまや修理は不可となっている。

購入当時(2010年頃)、たしか中古で20万円くらいであった。それが今では大手の中古カメラ業者では買い取り不可=市場価値なし、というのをみてデジタルカメラもまた高サイクルで更新していかないと二束三文の値段しかつかなくなってしまう「消耗品」であることを目の当たりにした。


一方で、クラシックカメラ、いわゆる銀塩カメラもまた、メーカー保証はとうに切れているにも関わらず、修理業者では修理可能であったりする。いわずもがな構造的には銀塩カメラのほうがシンプルであるが、古い機種ともなると修理の値段もかさむであろう。

さらには、50年以上前のカメラであったとしても、買い取ってくれる業者が多く存在する。デジタルカメラはすぐに買い取り不可となってしまうにも関わらず、だ。

需要と供給、希少性+動作性。


目下の撮影の目的がピアノの発表会といった音が懸念される状況下において、シャッター音を出さない機種で手ごろな価格はないか、と調べていたのだが、どうせなら仕事があったときにも使えるようにと考えるものの価格とスペックとの折り合いがつかない。

というか、手持ちはキヤノンのEFシステムなのだが、現行ではRFとなっておりいずれレンズもなどと考えていると非常に高額すぎて、すぐに手がでる代物ではなくなっていた。


まとまった資金はないが、防湿庫を漁っていると最後にいつ使ったのかすら覚えていない機材がいくつかでてきた。

学生時代はフィルムで撮りまくっていたのに、いつしかフィルムでも撮らなくなり、かつてはあった自家暗室も引越しを機に売り払ってしまったため、次いつ撮ることになるか想像すらつかなかった。

電池を入れてみると幸いにも通電し、正常に動作しているようであったので、動いているのであれば誰かに使ってもらった方がよいだろうという思いもあって、現在査定中である。

なかには、いつ買ったのかすら覚えていない機種も、概算では値段が付くそうなので合わせて出している。機種はこれ↓

こんなのも持っていた↓


最新の機種を使えば「いい写真」が撮れるという幻想。「いい写真」とは何かという感覚的な話しはさておき、目的が達成できさえすればカメラなんてなんでもよい。ただ、おそらく所有機材と同様に、故障しなければずっと使い続けるであろうから、それなら比較的現行に近い機種の方が長く使える可能性は高い。

資金が確保できれば、正月商戦に間に合うか?!


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masahiro ito
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