8月12日(金)
親に与えられてきたものについて思い返していた。
というのも、ネットの中の友人たちが、小学生のお母さんであったり妻であったりする人が多いからか、最近SNSを眺めていると夏休みの様子や家族旅行の写真なんかが多くて、わたしがこどもの時って親は何をしてくれたんだっけ?と思ったのだ。
家族旅行の様子が多い中で、我が家ってそもそも家族旅行に行ったことってあったかななんて思ったりして。
これは大人になってから知ったことだけど母は実は旅行が好きじゃないらしい。
だから当時もあんまり旅行らしい旅行はなかったんじゃないかなと。
じゃあ何処にも連れて行ってもらってなかったのかと記憶を辿ると別にそんなこともないのだ。
夏には近所のプールに毎週末のように連れて行ってもらっていたし、車で何時間もかかる有名なプールにも夏休みには必ず1回連れて行ってもらっていた。
ディズニーランドも年に1回くらいは連れて行ってもらっていたように思うし、冬は何故か雪国でもないのに毎年スキーをしに行っていた。(体育の成績2を取ったわたしがスキー合宿だけ成績が良かったのは絶対これのおかげ。)
旅行らしい旅行がなかっただけで、何処かのエンタメには何かしら連れていってもらっていたなあと思い出していた。
旅行らしい旅行はたぶん修学旅行くらいしか記憶にないけれど、母が乗り気じゃなかったんだろうかと思うと納得だし。
今書いてて思い出したけど、大型連休にならなくても親は週末ごとにいつも与えてくれていた。
週末は外食に行っていたし、ある週末は一日中公園で遊んでくれていたし、何故か土日のどちらかの夜はいつも人生ゲームなんかのボードゲームを家族みんなでやる習慣があった。
ある時のゴールデンウィークでは、外に一歩も出ずに朝から晩までみんなでドンジャラをやっていたこともあったと、今思い出した。(外はどこも人でいっぱいだから家にいようよ的な感じがなんとも我が家らしい。)
週末はいつも家族と一緒だった。
出掛ける以外だって、たくさん与えられてきた。
習い事も2つしていたし、それに必要なものは出し惜しみせず買い与えてくれていた。
自転車、なわとび、フラフープ、バドミントン、このあたりは欲しいといえば買い与えられて、なんなら一緒にやってくれていた。
小学生の時、塾に通う友達はみんな携帯電話を持っていてダメ元でわたしも欲しいと言った時はさすがにダメだったから、じゃあデジカメが欲しいと言って食い下がったらそれはあっさり買ってくれた。
当時から今も雲の写真を撮る癖があって、当時はそれを母のケータイで撮らせてもらっていたから、写真を撮ることに興味があることはわかっていてくれていたんだとは思うんだけど、もう高学年だったのもあって、ケータイよりデジカメの方が高いのになんでこっちはいいんだろうと思った記憶がある。
あとiPodもすんなり買ってもらえた。
漫画はお小遣いで買うように言われていたけど、本はいくらでも買ってもらえていた。
親の基準はよくわからないが、何も与えてもらえていないと思わない生活が送れていたと、今振り返るとそう思う。
それってすごいことだなって、思う。
ほんとに一部しか挙げていないのに、こどもに対してこれだけのお金と労力と時間と思いがかかるんだと思うと、親ってすごかったんだなって思った。
母と比べるならあと3年でわたしを産むことになるけど、想像が出来なくて自分には無理だなと思うし、同世代の子育てママパパたちもすげえなって、口が悪くなったけど心底そう思う。
なんかもっと親に感謝しようと思うしかない振り返りとなりました。
こんなことしてもらってたな、あんなこともあったなと思っていただけなのにこんな展開になるとは。
いつになったら親を越えられるのかなあ。
今日も、ありがとうございました。
まるすけ
ぽかぽかします。