制限があるからこそ、できるんだ
白湯を飲む。ストレッチする。日記を書く。この3セットで私の一日ははじまる。
どれも、ずいぶん前から「今年こそは身につけたい習慣」として毎年手帳に書いては達成できなかった目標だ。いつからか、「できるようになるといいな…いつか」程度のものになってしまっていた。
それが去年の振り返りをしていたとき、どれもあまり頑張らずともできるようになっていることに気がついた。去年の5年日記は、365日、1ページも空白がない。
なんで今、できるようになったのだろう?
考えてみたら、今まで「できない理由」だった時間のなさが、逆に「できる理由」になっていたことがわかった。
上の子が小学1年生、下の双子は1歳半。3人の子どもを育てる今、私はこれまでの人生でもっとも忙しい日々を送っている。
朝7時に長男が起きてから小学校へ送り出すまでは戦争だ。
着替えた?朝ごはん食べ終わった?歯磨きした?忘れ物はない?
無事に登校したら今度は双子が待っている。2人を順番に着替えさせ、朝ごはんを食べさせる。家じゅうの掃除機がけをして、洗濯物を干し、体力有り余る2人をひとまず外へ連れ出す。
昼ごはんを食べさせ、2人が昼寝したらその間に座ってできる用事をちゃちゃっと済ませる。起きたらおやつをあげて、食べ終わる頃には長男帰宅。あとはお風呂、夕飯、寝かしつけ。一日は嵐のように、あっというまに過ぎていく。
こんな調子だから、自分のために何かしようと思ったら、朝、家族が起きてくる前の時間しかないのだ。
やるなら今しかない。
その気持ちが、みんなより早く起きてやりたいことを確実に実行することにつながっているのだと思う。
結局、あとでいいや、時間があるときにやろう、と思っているうちはできないってことなんだな。
自分の時間ができたらラッキー。
この心構えでいたら、10分のスキマ時間でもできることをこなせるようになった。「1日10分、1週間続けたら70分になる!」という見方に変わった。
制限があるからこそ、その中で何をするかしないか、真剣に向き合って、小さな積み重ねを大切にできるようになった。
こうやって書くと、当たり前すぎることなんだけれども。
双子を妊娠したことがわかった時には、「子ども一人でもこんなにいっぱいいっぱいなのに、どうしよう??」ってひたすらパニックだったのが今、そんな状況を味方につけられるようになった。こういう自分の変化が、とてもうれしい。
さて、今年はどんな変化が待っているだろう?