アンコール、そしてダブル トリプル ミュージカル『HEDWIG』より
カーテンコールまでは黒いパンツ一枚の姿で舞台に立ち、スタンディングオベーションのなか舞台を去るヨンドウィグとキャスト達。
グッズのTシャツをかっこよく着こなし、鳴り止まない拍手と歓声に応えてアンコールのステージをみせてくれます。
公演全体が観客との呼応で成り立つ舞台ではあるけれど、アンコールはさながらロックフェスの公演のように熱く走り抜ける感じ。
Origin Of Love、Wig In A Box, Tear Me Down、The Angry Inch と全力疾走します。舞台の端から端まで走り、飛びながら「ジャンプ ジャンプ!」と客席を煽りまくり。頭から水を浴びヘッドバンキングで飛沫を飛ばし。元々バンド音楽、ロックコンサートが大好きな私ですが、そんじょそこらのライブに行くよりこのアンコールの方がよほど熱くなるくらい。Hedwigの音楽、そしてヨンソクさんのエナジーに酔いしれます。
本編でもヨンドウィグは2度バンドメンバーを紹介しますが、アンコールでも改めてもう一度。メドレーの最後『The Angry Inch』の途中、ひとりひとりのパートと名前を呼ぶその声に、心からの愛情を感じます。
最後に自らを呼ぶ時。
「そして最後は、ヘドウィグの〜」と言うと、客席から「ユヨンソーク!!」のコール。
そのあと本人が「ユヨンソクでした♡」と言い盛り上がる会場に「さぁ、わかってるでしょ?ナ・マ・ナ・マ・シッテ!」とコールを煽り大サビを飛び跳ねながら大合唱。
書いてるだけでもその瞬間の幸せ感が蘇ってきてドキドキします。
メドレーが終わった後、はぁはぁしながらも間髪入れずアンコールの嵐。
ここからは公演の流れや時期によって、また演者によって流れが違います。
ヨンソクさんは公演をしながらリハーサルのたびに曲目を増やしていて、時期によって曲がかわっています。
ヘドウィグの公演で定番のダブルアンコールは『Sugar Daddy』。アンコールでもカーウォッシュパフォーマンスをします。
Dr.エスプレッソバーでのシーンで、今期ヨンソクさんは『Open Arms』を歌っていますが、2017年の公演では時期によって違う曲を披露していました。
2024年公演では、その時やっていた曲のうち『Bad Case Of Loving You』をダブルアンコールで披露しています。
公演期間の中頃からは『Creep』が定番に。
一番最近では『Origin Of Love』アコースティックバージョンを披露したようです。2017年の時は、間奏で吹いた口笛がなんとも哀愁があってウットリ。日によって音が掠れちゃった時もあって「がんばれ!」って心の中で応援した記憶…(笑)
次に行く時には私も聴けたらいいな!と願っています。
アンコールのメドレーは会場中で大合唱するので、各曲のサビを覚えていくと楽しさが倍増します。これから観劇される方、余裕があればぜひ!なんちゃって韓国語でぜんぜんオッケーなので一緒に歌えるように覚えてみてください。
さて。
アンコールまで記事を書き終えてしまいました。
『ヘドウィグ2024』の公演期間も残りひと月を切り、ヨンソクさんの公演は残り9回。計40回の公演のうち4分の3が終わってしまいました。
もし、まだ行くのを迷っている方がいたら、えいっ!!と気持ちを振り切って渡韓することをお薦めします。
いい席がないからなぁ、と思っているそこのあなた(笑)。席がどこでも、この公演の興奮を目撃しないよりぜひ生で体験してほしい。
舞台演出も素晴らしいので、ステージ全体を見渡せる位置から観れば、ヘドウィグワールドに魅了させること間違いなしです。
海外からは、インターパークチケット、メロンチケットのグローバルサイトからチケット購入が可能です。
カード決済の関係で、PCから購入する方が安定しています。
「残りあと9回。頑張ってチケット取って観に来てね!」とヨンソクさんも言っていたようですし、ぜひ♡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?