#10 Wicked Little Town (Reprise) 歌詞訳 ミュージカル『HEDWIG』より
용서해요 난 몰랐어
나는 너보다 어린아이였잖아
너무나 크고 특별한
남자도 여자도 아닌
신비한 신의 창조물 같은 당신
許して 僕は知らなかったんだ
僕はあなたより幼い子供だったじゃない
とても大きくて特別な
男でも女でもない
神秘な神の創造物のようなあなた
남김없이 모든 걸 주고
따뜻한 온기를 불어
차가운 도시를 녹인
아름다운 너
余すところなすすべてを与え
温かい温気を吹き込み
冷たい都市を溶かした
美しい君
운명이란 없는거야
사실은 바람만 있는 하늘처럼
運命なんてないんだ
実は風だけがある空のように
오묘한 마법도 없고
영원한 사랑도 없어
보이지 않는 걸 찾을 순 없어
奥妙な魔法もなく
永遠の愛もない
見えないものは見つけられない
이제는 받아들여봐요
당신 존재의 이유를
두려워 말고 건너요
Wicked little town
もう受け入れてみて
あなたの存在理由を
恐れずに渡って
Wicked little town
길 잃고 헤매는 당신
따라와 나의 속삭임
건너요 차가운 도시
Wicked little town
道に迷い彷徨うあなた
ついてきて僕のささやきに
渡って冷たい都市
Wicked little town
Goodbye Wicked little town
Goodbye wicked little town
さよなら邪悪な小さい都市
さよなら邪悪な小さい都市
*
10曲目は『Wicked Little Town (reprise)』です。
題名のとおり#6 のアンサーソングとなっています。トミーがヘドウィグへ贈る内容です。
同じメロディですが、#6はスローバラード、#10はミディアムテンポのロックバラード。
#9で自分を隠していた服、カツラ、何もかも脱ぎ捨て身体をも消したいかのように自らを殴りつけ床にボロ切れのように転がったヘドウィグ。
ミレニアム劇場の裏口の扉が開かれトミーのMCがきこえてきます。
「ありがとう。公演を終わる前にその昔、ある人が書いてくれた『その曲』を歌います」
その言葉に盛り上がる観衆。するとトミーは
「今の僕を作ってくれた『彼女』。今夜彼女がどこにいるかはわからないけれど…みなさん、しばらくの間静かにしてくれますか?『彼女』にこの歌が届くように」
と言って歌い始めます。
暗転していたステージの空中にスポットライトが差すと、そこにはトミーが。黒いショートパンツ一枚の姿でスタンドマイクの前に立つトミー。一心不乱に『彼女』へ向けて歌うその声と姿は切なくも凛としています。
そして歌の最後、ヨントミー(ヨンソクさん演じるトミー)は、「ありがとう、ヘドウィグ」と言いステージを降ります。
『贖罪のツアー』とは、ヘドウィグへの贖罪。ヘドウィグにはこの曲がどんな風に届いたのでしょうか。
トミーももちろんヘドウィグと同じ役者さんが演じています。こんなにも深い感情演技を瞬時に切り替えるその演技力と集中力。
さすが、としか言いようがないです(←語彙力)