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ヨンドウィグ、最後のアンコール 〜6/23観劇レポ〜

カーテンコールから鳴り止むことのない拍手と歓声の中、ステージに戻ってきたアングリーインチバンド。

さぁ、アンコールのはじまりです。

ステージに再び上がってくれた出演者たち。
ヨンソクさんの挨拶から始まります。
3人のヘドウィグで120回の公演を行ったという説明から、バンドメンバーの紹介へ。

ギターのイ・ジュンさんは、ミュージカル『Hedwig』の総合音楽監督さんでもあります。
そんなイ・ジュンさんのご挨拶では、
「ヘドウィグに関わるようになって19年目。千秋楽には軽やかな気持ちで来ることが多いのに、今回はヨンソクさんが最終日に新曲を準備すると言って…ヨンソクさんの身体を見ればわかるように、ものすごい人です(笑)」客席は爆笑そして大歓声です。
「自分よりも若い弟ですが、学ぶ部分も多くて、今回また新しいヘドウィグに出会ったと思います」と。最高の賛辞を贈ってくださいました。

バンドメンバーそれぞれの挨拶につづき、イツハクのジャン・ウナさんが。挨拶をはじめる瞬間からすでに泣いていました。
「初めてのヘドウィグ出演で、こんなにいろんな感情を感じるとは思いませんでした。客席にグッズのTシャツを着ている方が多くて、それを着てアンコールに髪の毛振り乱してる姿は本当に胸が熱くなりました(笑)」と。
「私も体力ある方だと思うんだけど…相手はユ・ヨンソクなものだから…笑」会場からは大歓声。本気で自宅でもトレーニングに勤しんだというウナさん。

続けてヨンソクさんが、「今回自分が有線マイクを使用するに当たって、本当にやっていいのか、危険じゃないのか、あれこれ悩んだ時に、ウナさんが『やってみよう!できるよ』と後押ししてくれました」と。
それに対しウナさんは「諦めなさそうだったのよ」と(笑)

「舞台に対する夢はあったものの、映画やドラマで先にデビューしたため舞台デビューが遅くなりました。今も共にしているShownoteと出会って10年ほど前からミュージカルを始めて。新しい作品に出るたびに、僕にできるだろうかという恐れも感じるし、特に今回は広い会場に移ったHedwigで、新しくお見せできるものは何だろうと考えた時に思い浮かんだのが有線マイクだった」と。「幸い観客の皆さんもそれを特別なものと捉えてくださって、回を重ねるごとに反応も熱くなって。こうして最後まで客席を埋めてくださったHedwigファンの皆さんに感謝します」と、心のうちを明かします。
「観客の皆さんと一緒に公演を作り上げている感覚が強くて、今日だって、僕よりももっと公演を観ているお客さんをどうやったら満足させられるのか(笑)総千秋楽をいったいどう締め括ったら…と悩みました。怪我をして、後半戦には僕も疲れている時期もありましたが、観客の皆さんの応援にいつも力をもらって今日までこれました」と。

手元に持った挨拶の台本カードを見ながら、1人でも飛ばさないようにとスタッフひとりひとりを紹介して感謝を述べるヨンソクさん。
そして挨拶がすべて終わった瞬間…台本カードを高く放り投げました!ww

さぁ、いよいよアンコール!ここでイ・ジュン音楽監督が、「ヘドウィグの全ナンバー合わせて9曲なんですが、今日のアンコールが10曲あります」と衝撃の告白。本編よりも曲数が多いアンコールってwwwさすがヨンソクさん!

まずはいつものメドレーから。
『Origin Of Love』
『Wig In A Box』
『Tear Me Down』
『The Angry Inch』

次はイツハクが選んだという一曲を。
Lady GaGa, Bradley Cooper ‘shallon’

続いてキムサブソング(笑)
Robert Palmer ‘Bad Case Of Loving You’

そしてダブルアンコールの定番になった
Radiohead ‘Creep’

ここで椅子を出しながら、公演場を追い出される前に全部やらなきゃ、と言いながら
『Origin Of Love ~acoustic ver.~』

イ・ジュン監督のアコースティックギターとヨンソクさんのボーカル、ウナさんのコーラス。
曲の大サビ前にはヨンソクさんが口笛でメロディを吹きます。

最後の曲です、と紹介して
『Midnight Radio』

いつものようにバケツのハリボーを客席へ全て投げ、ヨンソクさん制作のサイン入りキャップは、バンドメンバー全員が投げ、最後の最後に着ていたTシャツを脱いで客席に投げたヨンソクさん。

もう投げられるものは全部投げて、舞台を去っていきました。

…こうして書いてみたら、アンコール9曲?あれ??チュニ監督???何か一曲抜かしちゃったのかなー。時間切れだったのかなー。もう誰にも確認できない謎を残したまま、Hedwig2024は幕をおろしました。

3ヶ月、全40公演を走り抜けたヨンソクさん。なんの制限も無ければ、一緒に40公演全部観たかったよ…というのが本音といえば本音ですが、今の私にできる最大限のエネルギーを注いで観に行けた事に感謝します。

ヨンドウィグに会いに行けた方にも、一度も会いに行けなかった方にも、この記事を通してヨンドウィグの、ユ・ヨンソクという俳優の、エネルギーに触れていただけたなら嬉しいです。

いままで読んでくださってありがとうございました。
ヘドウィグの公演会場で出会って、ブログ読んでます!と直接伝えてくださった方が何人もいらして、嬉しかったです。

これからは気ままに、ヨンソクさんのことや韓国のことを書いていこうかなぁと思います。
ゆるやかにお付き合いくださいね^^

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