令和6年予算特別委員会がはじまりました。保健福祉費について②
こんにちは。杉並区議会議員の前山なおこです。
3月5日から予算特別委員会がはじまり、前回は保健福祉費の(仮称)杉並区こども誰でも通園制度について解説しましたが、きょうは②ベビーシッター利用支援事業を飛ばして先に③手話通訳者と④デフリンピック関連についてです。
来年度予算では、手話に対する理解促進・普及啓発を拡充します。区政経営計画書には、手話通訳の人材確保にも取組んでいくと記載があり、杉並区登録手話通訳者について確認しました。
登録者数は、令和5年4月1日現在47名。直近1年では、935件、時間にすると1935時間の派遣依頼がありました。ここ数年は、40~50名で推移しており、なかなか増えない大きな要因は、技量の習得までに相当数の期間を要し、毎年2,3名の合格者となっています。来年度からは、試験に落ちてしまいもう一歩という方にフォローアップのようなものを実施していくことが示されました。
広報すぎなみ1月15日号では、杉並区登録手話通訳者の特集が組まれており手話講習の募集をしていました。
初級クラスは、昼間部と夜間部各40名定員のところ、182名と定員を想像以上に上回る応募があったそうです!!全クラスにおいて前回を上回る応募数でした。
人材確保は、区としても課題を感じており来年度は、一層取組んでいくことが確認できました。手話を必要とする方などから要請があったときは出向できるよう区の取組に期待します。
そして、2025年は東京で初めてとなるデフリンピックが開催されることを受けて、デフリンピックに向けた区の考えを聞きました。
昨年のふれあいフェスタでは、体育室でデフリンピックアスリートの亀澤選手と一緒にデフ卓球ができたり、デフリンピックのパネル展示があり、来場者数は238人で、例年に比べ約1.5倍、アスリートのトークショーも立ち見がでるくらい大盛況でした。
今後もデフスポーツの体験イベントを開催予定ということで、体験を通してデフリンピックの機運向上と杉並区手話言語条例がたくさんの人に知ってもらえるといいなと思います。わたしもデフリンピックを一緒に盛り上げていきます!