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ロンドン弾丸観光レポ

先日ドイツへの出張が終了し、そのついでに1日ロンドンに寄って観光してきた。

ドイツも初めてだったのでなかなか刺激的だったが、主にロンドンについて。


まず泊まったホテルはヴィクトリア駅のすぐ近く。
ヴィクトリア駅はオーバーグラウンド、アンダーグラウンドともに複数路線乗り入れている比較的大きな駅で、徒歩10分ほどでバッキンガム宮殿まで行く事ができる好立地。


ヴィクトリア駅


ホテルにチェックインしたのが21時頃だったため、荷物を置いたらすぐにまた外に出て夕食。
近くにある予め調べておいたSt.George's Tavernというパブへ。
ちなみにドラマHEROに出てくる田中要次氏が演じるマスターのいるバーの店名は、この店から取られているらしい。
絵に描いたような英国パブといった感じで、フィッシュ&チップス他適当にツマミを頼んだが、どれも美味しかった。



その後ホテルに戻り死んだように寝た後、翌朝7:30頃にホテルで朝食。
ビュッフェ形式だが当然のようにイギリス朝食の定番「ハインツのベイクドビーンズ」があったので、迷わず皿に取る。
正直、昔給食で食べたようなうっすいトマト風味のしょうもない味を想像していたのだが、これがかなり美味しい。
豆自体の甘みと風味が思いのほか強く、それがトマトソースと絶妙にマッチしていた。
日本のスーパーで買えるなら、たまに買って食べたいなと思うほどだった。


食後に腹ごなしにバッキンガム宮殿まで散歩して戻った。

めちゃくちゃデカい


8:30に会社のメンバーで一度集まってからチェックアウトして荷物だけ預け、その後は各自個人行動。


まずは早い時間帯のうちにキングス・クロス駅の9 3/4番線で写真を撮りたかったので、すぐに移動。
ヴィクトリア駅からアンダーグラウンドのヴィクトリア線で20分ほどで到着。
ちなみに電車に乗る際はタッチ決済対応のクレカやApplePay、GooglePayで支払いできるので、特に何も買わなくて良い。
ただし日本の交通系ICのように爆速で反応するわけではないので、タッチしてから一呼吸必要。
おかげで改札前はかなり混む。


キングス・クロスに着いた時点で9時過ぎだったからかまだそこまで並びも多くなく、30分ほどで写真撮影完了。
係の方が一組ずつポージングの指導やマフラーをなびかせてくれたり、かなり丁寧に対応してくれる。
隣にあるショップで適当にグッズを買ったが、正直USJや東京のスタジオツアーにも売っている物がほとんどだと思う。

念願の本場の9 3/4線 と言っても、本物のホームではなくただの壁にある。そりゃそうだ。


次はさらにアンダーグラウンドで移動してアビーロードへ。
St.John's Wood駅から歩いて10分ほど。
みんな道路のど真ん中で写真撮りまくってて、よくやるな・・・という感じだった。


周囲の雰囲気も良い


正直ビートルズはそこまで思い入れはないのだが、音楽好きとしてアビーロードスタジオは見ておきたかった。
最近の話だと宇多田ヒカルのScience Fictionのヴァイナルもここでカッティングされている。


また隣にグッズショップがあり、ここ限定のアイテムがたくさん。
Tシャツとスリップマットとキーホルダーを購入。
ちょっとOasisのヴァイナルを買うか迷ったが、大荷物になるので断念。


そして駅に戻って駅前のコーヒースタンドでアメリカーノを飲みつつ一息。
日本だとこの手のコーヒースタンドでもたいていドリップコーヒーを出しているイメージだが、ヨーロッパは圧倒的にエスプレッソメニューが中心。
マシーン一台置けば済むから楽だもんな。

ここにもビートルズグッズが色々売っている


そしてさらに移動してSouth Kensington駅へ。
そこから15分ほど歩いてWorld's Endへ。
何気にここが一番行きたかった場所。
ここは70年代から続くVivienne Westwoodの創業店で、World's Endはヴィヴィアンになる前のブランド名でもある。
さらにその前にもLet It Rock、SEX、Seditionariesと経ているのだが、この頃にここで誕生したパンクバンドのSex Pistolsが好きすぎるので、いつか来たいと思っていたいわば聖地。
とは言え今着れそうなヴィヴィアンの服はなかったし、安い物でもないので無理に買う事はせず、これまた服オタ音楽オタの友達の誕生日プレゼントに75ポンドのブローチを購入。

念願のキングスロード430番地。けいおん!の映画にも出ていた。
店の横にはヴィヴィアン女史のペインティング


お次はまた徒歩でSouth Kensington駅に戻ってHarrodsに向かおうと思いルートを調べたところ、さらに15分歩けば着きそうだったので歩くことに。
途中クロケット&ジョーンズの店を見付けたと思ったら隣はチャーチの店で、テンションが上がった。
ハロッズは日本でいう伊勢丹的な高級デパートだが、地下のギフトコーナーで家族や友人へのお土産を物色。
無難にエコバッグやティーバッグのセットなどを購入。


その後さすがに歩き疲れたので、同フロアにあるHarrods Cafeで遅めの昼食。
シグネチャーサンドイッチとイングリッシュブレックファストで25ポンドほど(約5000円)。
美味しいけど高けえ。
ドイツも高いと思ったが、イギリスはさらに物価が高い。

東京だといいとこ2000円くらいでは


そして疲労も多少回復したところで少し戻って、Victoria & Albert Museumへ。
時間的に展示を見る時間はなかったので、ここでもお土産を物色。
トートバッグはオシャレだしお手頃価格(他と比べると)だが、結構ペラい。
日本人も多くいた。



集合時間も近づいてきたので最後にヴィクトリア駅に戻って、近くのM&Sで最後の買い物。
普通のスーパーに入ると全てが安く感じるが、それでも日本と比べたら高い。
食料品から日用品、衣料品や雑貨まで揃っていて、日本で例えるならイオン的なお店だがなぜかオシャレっぽく感じてしまう。


ロンドンは至るところに歴史的建造物がそのまま残っており、京都奈良や鎌倉とは比にならないほど。
それでいて交通網も発達していて、東京と同じくらい近代化も両立されている。
この街を維持するのはかなりお金が掛かりそうだ。

また至る所にハリーポッター関連の何かしらを見つける事ができ、思っていた以上にコンテンツとして浸透していたのも嬉しかった。

ハロッズの書店には歴代ジェームズ・ボンドのファッションを解説した本が売っていたり、クロケット&ジョーンズでは映画がやっているわけでもないのに007コラボモデルが売っていたりと、自国のコンテンツをかなり大切にしている印象があった。
2012年のロンドンオリンピックの開会式で当時のボンド役だったダニエル・クレイグがエリザベス女王をエスコートしながら入場して来た演出は、さすがにズルすぎる!!と思ったのを思い出した。


昔からファッションも音楽も、何かとアメリカよりはイギリスのカルチャーに興味をそそられていたため、一日とは言え現地の空気を体験出来て本当に良かった。

また改めて自分でゆっくり訪問する機会を作りたいと思った。

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