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関東リーグ後期第2節vs日立ビルシステム(詳細)

こんにちは!
雨予報はどこへやら、梅雨明けしたかのような晴れ間でしたね。
週末にサッカーに触れられる喜びと、猛暑の中プレーする選手たちリスペクトでした。笑


<コメント>

もったいない、の一言に尽きます。
23は日立ビル苦手ぎみ、と小耳に挟んでいたものの、3月の快勝(4-0)を見る限り「どのへんが???」という感想だったので、こういうことか~と2戦目にして思い知らされました。
もっとも、東京カップは相手が退場者を出して10人だったので特殊な状況下ではありましたが。
勝ち点を得られたことをポジティブに捉えて、ここから弾みをつけてもらいたいですね。

◆ガラッと変わった攻撃陣の顔ぶれ

開幕戦からFW3枚全てとボランチの片方の計4枚を変えていましたが、その采配が当たったように思います。
相手の予想メンバーとは全く違ったでしょうし、対応される前に先制していい流れを作れたのかなと。
前3枚の唯井選手、木島選手、原岡選手が流動的に入れ替わりながら、やや高めのラインをキープする相手最終ラインの裏を取りにかかっていました。いい形を作れていただけに、自分たちの時間帯で追加点を重ねられなかったことが悔やまれます。

そして前回のnoteや今回のMOMでも触れましたが、MF22神田夢実選手がとにかくうまい!
守備陣のポゼッションで相手にはめられかけても相手のプレッシャーの背後を取り続けてかわし、前線でボールを収めた味方のサポートに回って巧みな足技でボールをキープしたり。自分がピッチにいたらとりあえずボールを預けておきたい味方だろうなという感じ(無責任)。CKやFKなどでもキックの精度が高いです。(右ポスト直撃の直接FK惜しかった!!!)
本人の決意通りJリーグ復帰のステップにしてほしいのは山々ですが、チームのファンとしてはいなくならないでほしいというのが正直なところです。まずはここからの23FCの躍進を牽引してもらいたいです!

◆失点シーン解説


これに関しては結果論でしかありませんが、交代のタイミングを待った方がよかったのではないか、そう思わずにはいられません。あくまでも結果論です。

1点を追う展開の日立ビルシステム。狙いはセットプレー、特にロングスローでした。
そもそも長身の選手が多いことに加え、後半14分にロングスローを武器に持つ21小倉選手を投入し、以降右サイドの深い位置からCKばりのロングスローをゴール前に放り込んできていました。190cm近い長身のDF24東選手をターゲットにしてゴール前で混戦を作り出す作戦です。さらに終了間際の後半44分には、前節(流大FC戦)で先制点を挙げたFW18小山選手(176cm)を下げてまで、28去渡選手(184cm)を交代で入れました。
その対応策というのもあり45分に神田選手(170cm)→佐藤選手(183cm)というカードを切ったわけです。ただ運の悪いことに、プレーが切れたのがこちらの左サイドの深い位置、まさに相手のロングスローが行われようとしている局面でした。

ここで佐藤選手の交代を待った方がいい理由は2つあります。

《その①》入って早々にイメージがよくない
これはインタビューで土屋征夫監督もおっしゃっていました。
1-0で勝っている状況のまましっかり試合を終わらせるための交代なので、ボールを大きくはじいたりして敵陣でプレーする時間を作る、またそのような狙いのプレーをすることで、「勝っていて余裕がある」「自分たちのペースだ」といういい雰囲気のまま試合終了の笛を待つことができます。
逆にピンチの局面であったり、押される時間帯から始まってしまうことで、せっかく交代を行ったにもかかわらず「押されている」「耐える時間帯」といったイメージを払拭することが難しくなります。

《その②》守備が曖昧になるリスクがある
セットプレーではだいたい守備位置を決めておきますが(スタメンなら試合前)、交代があった場合はそのまま引き継ぐか状況に応じて入れ替えることになります。
映像を見る限りではゾーンディフェンスとマンマークの併用に見えましたが(違ったらすみません)、いずれにせよ再三同じロングスローの攻撃を受けていると、相手の動き方のパターンやボールが入った際のまわりとの距離感がわかってきます。にも関わらず、そこでいつ相手がボールを入れてくるかわからない、時間があまりない中で交代選手と調整し直すというのは、守備にほころびがでかねないという危険があります。

とはいえ、はじめに述べた通りこれは結果論です。
①についてはロングスローの攻撃を大きく跳ね返し、局面をひっくり返せれば何の問題もないわけですし、②についても逆に佐藤選手の交代を待った結果、長身の選手に高さでやられてしまったら「なんであのタイミングで交代しなかったんだ」という話になります。
サッカーに正解はないので、結果論でしか語れないのが難しいところです。

結局、うまくボールをクリアすることができずボールが逆サイドに流れる
→近くにいる選手から順にボール保持者に引き出される
→対応が後手に後手に回る
→ゴール前の混戦から押し込まれて失点

という結果になりました。


個人的にロングスローには深い思い入れがあったので長々と語ってしまいました。笑
今回は気になった選手コーナーはお休みにします!
ありがとうございました。

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