見出し画像

サッカーを「みる」〜守備の優先順位編〜

こんにちは。ご無沙汰しております。
自粛ボケのためか、ぼーっと過ごしていたら実況隊さんの過去動画配信に追いつけなくなってしまいました…。笑


今回はものすごく選手目線の話です。
こんなこと考えてプレーしてんだな〜と、頭の片隅にいれておいていただけたら嬉しいです。


皆さんは「サッカーの守備」と言われたらどんな場面を想像しますか?

恐らくこんなシーンを思い浮かべる方も多いのではないかと思います。

画像1



でもこれ、ディフェンス的にはあまり好ましくないんです。


◆4つの優先順位


サッカーのセオリー的なものはたくさんありますが、一番有名と言っても過言ではないのがこれ。
対人で守備をする際にプレイヤーが考えなければならないのがこの4つの優先順位です。

①インターセプト(パスカット)を狙う
↓が無理なら
②ボールホルダーに前を向かせないこと
↓前向きに持たれてしまったら
③ドリブルで前に進ませないこと
↓それも無理そうなら
④ディレイ(=進みを遅らせることで味方が戻ってくる時間を稼ぐ)

ひとつずつ見ていきましょう。


1.インターセプト


なんのために守備をするかって、ボールを奪うためです。できるならインターセプトしたほうがいいに決まってます。
もっとも、それで飛び込んで一発でかわされたら最悪ですが…。

余談ですが、マッチアップした相手のマークをわざと少し離しておいて、相手がパスを出したところをすかさず奪うという小技もあります。
このへんはまさに駆け引きですね。


2.前を向かせない


さて、そうはいっても相手ありきのサッカー。そんな簡単にボールを奪わせてはくれません。
そこで次に考えるのは、ボール保持者に前を向かせないということ。後ろ向きにボールを持っていては、ドリブルができないのはもちろん、後ろ180°の範囲にしかパスが出せないからです。

画像2

逆に前を向かれれば、パスでもドリブルでもやりたい放題やられてしまいます。
自陣への侵入を食い止められればgood!


3.ドリブルさせない


さあ問題は前向きにボールを持たれてしまったときです。ここで迂闊に相手の懐に飛び込んでしまっては、簡単にかわされ、さらにピンチを招いてしまいます。
そんなときは、体勢を整えて相手としっかり対峙し、ドリブルをさせないことです。

画像3


「あ、コレ不用意にドリブルを仕掛けたらボール奪われちゃうな」と思わせられればしめたもの。相手の攻撃のリズムは一旦停止し、他の選手にボールを預ける等して組み立て直させることができます。
(でも写真のメッシ選手はウルトラスーパースターですので一旦考えないでください。)


4.ディレイ


とはいえ、そう理論通りいくほど勝負の世界は甘くありませんよね。私も幾度となく相手ドリブラーの対応をした苦い記憶が蘇ります。
そこでやるべきはその進みを遅らせること!
一人では止められないテクニシャンやスピードスターだって、仲間と協力すれば止められることもあります。抜かれないように遅らせて、味方のサポートまでの時間を稼ぎましょう。


で、それも無理だったときの最終奥義がスライディングタックルというわけです。

冒頭で「あまり好ましくない」と述べた理由、おわかりいただけたでしょうか?


できるだけ簡単にまとめたので細かい要素はかなりはしょってますが、ざっくりと大枠はこんな感じです。


終わります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?