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声が出ない、記録⑩発声ができるようになりました!


失声症になった記録。
これも10回目の更新です。

実は4/5の夜から、発声ができるようになりました!!!

でも、今まで話していた地声はまだ出せません。

今の私にできる発声方法がわかったので、それを使って喋っている状態です。

というのも、4/5に友人の紹介でボイトレや声帯の研究をしているプロの方にお会いする機会がありました。

その方はちょうど私のように、声が出ない人の音声を録りたかったそうです。なので録音やモニターを兼ねつつ、相談させていただいたり、喉の動きを見ていただきました。

お伺いした時点では普段の声は出なくて、いわゆる裏声での高音またはうなるような低い音は出せる状態。

でも、低音または高音の「あ~」「う~」のような、唸るような音なら出すことができたのです。

おそらく、これを読んでいて普通に声を出せる方でも、自分の出せる声のなかで一番高い音や低い音を出そうとすると「あいうえお」「こんにちは」といった言葉は言えない(言いにくい)と思います。そういう声って、音なら出せるけど言葉は喋れないんですよね。

それでは会話できないので、音声のない息を使ったヒソヒソ話しをするしかなかったのです。

その旨をお伝えしたところ「じゃあこういう音は?」「こういう舌の動きをしてみて」「息をこう使って」という指示を受けているうちに、いわゆる裏声の状態で喋れるようになっていました。

その音を見つけた後は、1時間ほど雑談をさせて頂いて……そこで、この発声方法が定着して、そこから翌日以降もそれを使って喋れています。

不思議なことに今まで通りの地声で喋ろうとすると、まだ音はでず息の漏れるようなヒソヒソ音しかでません。

つまり、根本的な症状そのものは治っていないのですが……でも、地声ではない発声法を習得できたので声を使った会話ができるようになりました!

ちなみに今の発声方法だと、まだ大きな声を出したり、歌ったりすることはできません(曲によってはワンフレーズなら口ずさめたりはします)

それは発声の技術的な面で、まだそのやり方を体が知らないのだと思います。

でもこの状態で何日か過ごしていますが、特別に何かを意識しているわけでもないし、腹筋や喉の痛み、体への負荷がほとんどない状態で、声を使った会話ができているんです!

私はまだ自分から出てくる音に違和感はありますが、もともとの声を知らない人は「声量のない高い声の人」くらいにしか感じてないかも。

もちろん声量がないので聞き返されるときもあるけれど……それでもヒソヒソと息で喋るのとは全然違うし、声が全く出ないときよりも、生活はかなり変わりました!

だから週末のライブの日は友人たちとお話できたし、発声方法を身に着けてから筆談はほとんどしていません。(ちなみに、筆談用に買ったホワイトボードは仕事のメモに活用しています!)


あとは、そこで相談した際になぜストレスや不安が強いと声が出なくなるのか、根底の理由までいろいろ見解を聞かせて頂いて、それもすごく腑に落ちました。これは長くなるので、そのうち別記事で書こうかなと思いますが……

それにしても、初対面の方だったのに「このnoteを読んでいたのかな?」と思うくらい、私のいろいろ感じていること、思っていることを発声方法や喉の動きを見ただけで言い当てられて……もうびっくり!

こういう出会いがあったこととか、これまでの経緯を含めて、再発しないように自分自身が変わらないと、と感じさせられました。

いや、この場合は「変わる」という表現よりも「受け入れる」が正しいのかな?

これがもう少し自分のなかで落とし込める頃には元の声も出るかもしれないし、今の声にも慣れてもっと聞き取りやすい音に操れるかもしれないです。

ということで、治ったという表現かどうかはわからないけれど、ちゃんと「発声」はできる生活を過ごしています。

まだ暫くは慣れない声で聞き取りにくいかもしれないけれど、この発声方法を慣らすためにもみんなとたくさんお話したいなって思っています。

そんな感じで、今回はこんな進歩があったという報告でした。

まだ不便なところはありますが、状況が進展したことをキリの良い数字で報告できてよかったです!

地声はまだ出せないため、失声症や発声方法に関することは、引き続きこちらで更新します。


また、声に関すること以外も、以前のように更新したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!!

私の心と体の養分になります。ありがたや。