はがして、包装紙
忙殺されそうな日々の中、気分転換にひと月前の振り返り。
六月、何かと気分が落ち込むことが多かった。落ち込んで、そのたび考えて、自分の中で受け入れるところは受け入れて、腑に落ちないところは憤りを感じながら。徐々に薄れていく落ち込みと深い悲しみ、少しの絶望、それでも日々は無情に過ぎていくということ、生きてるなって思うよね。
夏の始まり
六月中旬頃、少しずつ夏の空気を連れてくる風を感じて、ふと「あ、今年も夏が来るな」って思った。暑くてムシムシ、呼吸するのが苦しいくらいの密度の夏の空気、夕方日が落ちる頃、ふいに吹く生き返るような涼しい風で息を吹き返す。夏、好き。最近は暑すぎて、用がないと外に出たくないけど。
そんな中、家に帰る道中で今にも色を失いそうなほど色あせて水分を失った紫陽花を見つけた。なにかと心と身体がしおれてるなって感じてたから、なんとなくその紫陽花に目がいっちゃって。
似てるって思った、今の自分に。生気を失ってしおれかけてて、水分を求めながらも内側から水が空気に溶けていくのに抗えなくて落ちていく花びら。存在するには似合わない気温になっていく毎日。
でもそんなふうになってる自分は誰にも気づかれなくていいし、その必要もないと思ってる。毎日うまくやってるつもり。でも、心がしおれているとき、余裕がない時って取り繕う余白もないんだよね、自分の中に。そんな時、毎日ピンと糸を張るように守ってくれてるものが、自分の内側を包んで隠すものが、誰かに見えればいいのにって思ってしまう時がある。たまに出ちゃう自分の深いところを、誰かに肯定してもらいたくなってしまう。こんなことに改めて気づいて自覚してまた殻が厚くなっていくんだけどね。人生ってそんなもんだよね。たぶん。
雨の降る季節は美しいと言われ注目され、徐々に雨が上がっていくと周りはそんなこと忘れて生気に満ちた夏に向かっていくように、人知れず花びらを落としているように、知ってほしいけど知られたくないんだよね。まだ幼いのかな。いつかこんな考えが変わるときが来るんだろうか。別にどっちでもいいな。
ふいに目に入った六月中旬の紫陽花に感情移入してしまうほどの精神状態だったって話。
でも、落ち込むたび、とことん悲しんでその感情に寄り添って浸って、原因を突き止めて納得できる自分のこと嫌いじゃない。あと普通に自分、良い意味でも悪い意味でもプライド高いんだと思う。まわりから期待されてる自分のままでいたいし、自分で期待する自分のままでいたい。それが根底にあるから落ち込む要素自分で増やしてるんだと思う。まあ生きてればいろんなことあるよねーー。落ち込んで落ち込み疲れてきた時に、いろんな感情に出会ってるな、生きてるなって思うよ。
どんよりモードの中のキラキラ
キラキラしているものが大好き。物理的にも概念的にも。自然と目を奪われるような。物心ついたときからもだけど、それを自覚して言語化できるようになってから、キラキラを見つけるのがもっとうまくなったと思う。そんで、それは突然現れたりする。
自分的に、落ち込んでる時って目の前に急に現れるんだよね。(基本的にメルヘンの世界と思考回路の中生きています)例えるとすると、視界が明るく見えているときは光は見えにくいけど、暗い中での光はそれに縋りたいほど輝いて見えるよねってこと。
そんな六月でした。夏、生きるぞーー。キラキラした、生命力にあふれた夏にしたいです。学業に忙殺される予定ですが。
最後に、六月の暗闇の中、追いかけたいくらい(わたしにとって)綺麗なキラキラを見せてくれたもの、こと、ひとです。おまけ、的な、完全自己満足。(自分的時系列順)
・なにわ男子『Alpha』
「意味のない毎日なんて無いと気づいた
夜に浮かぶ星座のように 君へと繋がっていた
好きだよ いつだって 僕の手を離さないで
何も怖くないね 隣で歩くたび 愛が僕らを導く
大好きだよ 君は今 Love songの主役だから
嘘なんて言えない 真っ直ぐな君に」
・6/10 キタニタツヤANNX(ゲスト:又吉直樹)
・原因は自分にある。『ダイヤモンドリリー』『マルチバース・アドベンチャー』『チョコループ』『推論的に宇宙人』