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今更アケコン(ファイティングエッジ刃)にボタン増設した話


準備編

色々あってボタン増設を決意。
配置はボンさんを真似て弱K下にパリィ、その左に投げを追加する事に。
(参考 :https://www.twitch.tv/bonchan0311/clip/MuddyTriumphantNoodleKlappa-IE3KmH9DRPbWBUsW)
刃はアルミ天板の下に鉄板があるため、まずそちらにマーキング。
下記サイトの72PPIがちょうど(?)24mmボタンのガワ込サイズくらいなので、印刷してカット。
(https://slagcoin.com/joystick/layout.html)
実際に手を置いてみて、ボタンの位置を決めたら貼り付けます。

後は穴をあけるだけですが、工具も何もないのでAmazonで一通り揃えました。ドリルタカイ。

購入リスト①

実践編

まずはセンター位置に、3.0mmのドリルビットで下穴をあけます。
切削油を置き、(センターポンチがないので)中心に合わせたらズレないように超低速で。
この下穴をあけた時点で、天板と合わせて裏面にセンターをマーキングしておいた方がいいです。
ホールソーで穴をあけた後だと、センターを取るのに苦労するので。

続いて、下穴にセンタードリルを合わせてホールソーで穴あけ。
7割くらい進んだら、ひっくり返して反対側から貫通させるときれいに仕上がると聞いたので試しましたが、力の入れ方が悪かったのかバリが残ってしまいました。
100均の鉄工ヤスリでごりごり削ります。
鉄板が終わったら同様に天板も。
穴はあきましたが、このまま組み立てると増設箇所と本体が干渉してしまうので、邪魔な部分をプラスチックカッターで切ります。

作業前
作業後

勢いあまってズタズタになっていますが、普段は見えない所なのでヨシ。
これにて穴あけ作業は終了。

穴あけ完了

配線編

増設ボタンにはL3/R3を割り当てたい。
一番簡単なのは、側面の基板にはんだ付けされてる線をぶった切って#110型のファストン端子を圧着する方法なんですが、圧着工具もないし何かあった時に戻せるようにしたかったので、既存の配線から分岐する形にしました。
結局想定してたやり方が上手くいかず、圧着工具を買う羽目になるんですが…

購入リスト②

コネクタから出ている線を割いて、エレクトロタップを使って分岐させたのですが、ボタンを押しても反応ナシ。
コネクタ側の線が細すぎてタップの径と合わず、接触不良を起こしていたのが原因でした。
径さえ合っていれば問題ない筈なので、この方法でやりたい時は線径をきちんと確認しましょう。

エレクトロタップ使用(失敗)

最終的にタップを取り外してスプライス端子で圧着し直す事に。
(やり方 :https://www.diylabo.jp/basic/basic-42-1.html)
工具と端子を注文。
ちなみにスプライス端子をかしめる為には、圧着工具が"オープンバレル"に対応している必要があるみたいです。
圧着後はビニールテープ等を巻いて保護します。

スプライス端子で圧着

無事に増設したボタンが動作するようになりました。
しかしこのままだとCPTルールに抵触してしまうので、元々のL3/R3ボタンを(物理的に)反応しないようにします。
ビスを4点抜いて基板を外して…

右側がSHARE/R3/L3ボタンの基板
ボタンを
抜く

何かで塞いでおきたいところですが、良いやり方が思いつかないので取り敢えずこのまま。

カバーキャップ?を貼って塞ぎました。
径が結構ギリギリでしたが、普段使いで接触する箇所ではないので剥がれたりはしなさそう。


まとめ

という訳で完成です。

ついでに、見るに堪えなかったアケコン内部の配線も編組チューブとインシュロックを使って整えました。


かなり苦労しましたが大満足。


この記事が誰かの参考になれば幸いです、それでは。


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