見出し画像

黒い蜻蛉 小説 小泉八雲


ついに発売になりました!

「長かった……」が、この日を迎えて、最初に浮かんだ言葉です。

約1年7ヶ月、ほぼすべての平日の午後を、この本に費やしてきました。なので、ほんとに長かった……

私にとって、初めての大人向けの小説です。絵本でも、幼年童話でもありません。なので、日頃、私の新刊を楽しみにしている方は、念の為、注意して下さいね。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、ご存じですか?

「名前ぐらいは、聞いたことあるけど……」
「あ、怪談の人?」

多くの方は、こんな感じでしょうか。
何を隠そう、私もこの本を翻訳するまでは、そんな感じでした。

ところが、今回、この仕事の依頼を受け、八雲の波瀾万丈な人生を知って、たちまちその世界に引き込まれてしまいました。

そして、最終的に本が出来上がり、いま、振り返ってみると、怪談のことや、八雲の人となりを知ったこと以上に、この仕事をやってよかったなと思えたがことありました。

それは「日本人とは何か?」という問いを与えてもらったこと、そして、その答えを自分なりに見出せたこと、でした。

大学時代に、トルストイを入口とした、聖書、論語、ソクラテスなどの書物が、私にとって、第一の開眼だとすると、八雲との出会いは、第二の開眼となりました。

第一の開眼で、自分の心の窓が「世界」に向けて開かれ、第二の開眼で、もう少し足元の「日本」に向けて開かれた感じです。

もう人生の半分を折り返してしまいましたが、いま、気づけて本当によかった。少なくとも残りの人生、自分が生きている意味を実践するのに(その舞台は主に日本なのですから)これまで以上に迷わず突き進んでいけそうです。

私だけよくなっても仕方ありませんね😆 なので、この仕事から得たものを多くの人に伝えることが、そのひとつになると思っています。

そのためにも、一人でも多くの人にこの本を読んでもらいたいし、八雲自身が書いた本を読んでもらいたい。そして、この本が、その入口となってくれたら、とても幸せです。

この本に関するイベント、少なくとも年内に3つあります。
後日、お知らせしますので、どうぞ、ご参加下さい!

今回は、同時に電子書籍でも発売されています。よろしかったら、電子でもどうぞ!

🌿日曜日に行った川で、黒い蜻蛉(ハグロトンボ)に遭遇! なんという偶然!

✼••┈┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈┈••✼

#黒い蜻蛉 (とんぼ)小説 小泉八雲
#ジーンパスリー /著
#小宮由 /訳
#佼成出版社

✼••┈┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈┈••✼

#ラフカディオハーン
#ハーン
#小泉八雲
#八雲
#歴史小説
#小説
#文学
#こみやゆう







いいなと思ったら応援しよう!