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フィリピンのインターネット通販最大手Lazadaの詐欺ショップの手口と安全なショップ・怪しいショップの見分け方

e-scooterがほしい!

私の住むフィリピン・セブでは、3月中旬からロックダウンが始まりました。それまで、タクシーやGrab Carに頼った生活をしていたので、公共交通機関が使えなくなって、外出機会は買い物だけとはいえ、不便を感じるようになりました。

友人は自転車を買いたいと悩んでいましたが、私はもっとワクワクする手段がほしいと考えていました。そう、例えばe-scooterのようなね!

フィリピンのインターネットショッピングはLazada、Shopeeが二強だと思います。Shopeeで検索しても、商品が見つからなかったのですが、Lazadaで検索したところ、XiaomiのElectric Scooterの新品が8000〜10000ペソ(≒17000〜21000円)くらいで見つかったため、Lazadaで購入することを決めました。

Lazadaでの購入

5月の初旬、意気揚々と(1回目)、商品の購入手続きを済ませて、デリバリーを待つのですが、いっこうにステータスが進みません。

このときは何も知りませんでしたし、ショップに問い合わせるのもダルかったwので、「ふ〜ん、いいよ。他のショップで買うよ!」と、1軒目のショップをキャンセルしました。さらに、2軒目と3軒目のショップで同時に購入手続きを行い、先に動きがあったものをキープ、遅かったほうをキャンセルすることに決め、意気揚々(2回目)と、購入手続きを行いました。

ところが、2軒ともステータスが進みません。おかしいなぁと思っていたら、今度はなんとショップからキャンセルされました。

これには驚きました!「買うよ!買いたい!売って!」って言っているのに、在庫があるのに、キャンセルされるんですよ!意味がわかりませんでした。でも、「なんだかおかしいな。」と感じ始めます。

それでもやっぱりほしいんですよ、e-scooter。新しいものが好き。面白そうなものが好き。実益もある。買いたい気持ちを抑えきれませんでした。

カラクリ

懲りずに、4軒目と5軒目を選んで購入。ここでようやくショップとメッセージのやり取りをします。今までは、商品を検索して、安いショップを選んで、購入手続きをしていたのですが、前回、キャンセルされたことで何かおかしいなと感じたので、購入手続きを行う前に、在庫の有無を確認しました。

Amazonとは異なり、Lazadaでは、ショップとメッセージのやり取りができるのですが、どこのショップも自動応答のスクリプトを使っているようで、メッセージを送信するとすぐに自動応答のメッセージが送られてきました。

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ショップから送られてくる自動応答のメッセージ。よく見ると、支払いはPayMaya、Gash(GCashのtypo?)など。COD(=Cash on Delivery、代引きのこと)は受け付けないとの記載があります。

在庫があるかどうかを尋ねると、2〜3日後ぐらいに「在庫あります」という返信が返ってきました。「在庫、あるんだね。じゃあ、買います。今、すぐ買います。」となりますよね。ところが、ショップから送られてきた返信は「Lazadaでは買わないで。」というものでした。

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曰く、「ショップで取引が成立すると、Lazadaに決済金額の7割を支払わなければならないので赤字になってしまう。だから、Lazada以外で決済をしてほしい」ということでした、

さらに突っ込んで聞くと、GCashなどで決済金額の半額を頭金として支払ってくれれば、商品を送る。商品を確認したら、残りの金額を支払ってほしいということでした。例えば、商品が10000ペソとすると、5000ペソを頭金として支払うことになります。

ここにきて、鈍い私もようやく気がつきました。「このショップ、Lazadaを商品の陳列に使っている詐欺ショップだ!

10000ペソのe-scooterを見せて、頭金として5000ペソを受け取ったら、逃走。なかなかうまい仕組みだと思いました。

え、てことは、クレジットカード決済やCOD決済で購入しようとした人、キャンセルされているか、放置されているじゃんwwww

怪しいショップの特徴

ここで、私が購入しようとして問い合わせたショップの中から、おそらく詐欺ショップだと思われるショップの共通項を取り上げたいと思います。

詐欺ショップかどうかを判断したポイントは、問い合わせから1ヶ月を経過した今、そのショップがまだ存在しているかどうか、です。ちなみに、最終的に購入したお店以外、全滅。一軒たりとも残っているお店はありませんでした。

以下が怪しいお店の共通点3つです。追って説明します。

(1) テンプレートをコピペしているので、スペルミスが一緒。

(2) Lockdownのため、COD (Cash on Delivery)を受け付けず、GCashやPayMayaでの支払いを謳っている。

(3) お店の評価情報がない。

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(1) テンプレートをコピペしているので、スペルミスが一緒。

フィリピンに英語留学に来られた方、これから留学を検討している方には気の毒な話ですが、非常にスペルミスが多いです。楽して稼ごうと考える輩の英語力はこの程度といえばそうなのかもしれません。人を騙そうとしているわりに、注意力が足りないんだよ。

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WASSAPというのは、WhatsApp、VVIBERはViberのことです。

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GashはGCash、LOKDOWNはLOCKDOWNでしょうね。そしてこちらでもでました、WASSAP

全体を通して、低レベルなスペルミスが多く、雑な印象です。

you can also inbox me on 
whats app and on Vibe r

こちらは、なぜかeとrの間にスペースが入っています。

これらのミスが含まれるメッセージが送られてきたら、警戒レベルを上げましょう。

(2) Lockdownを理由に、COD (Cash on Delivery)を受け付けず、GCashやPayMayaでの支払いを謳っている。

商品のページでは、CODを受け付けるといっているのに、自動応答のメッセージでは、CODを受け付けないといっていて、サイトを通じて一貫性がありません。

また、Lazadaの決済方法の選択肢に、クレジットカードと並んでGCashが含まれているので、同じGCashで決済するのに、Lazadaではなく直接というのはおかしな話です。

(3) お店の評価情報がない。

スクラップアンドビルドを繰り返しているからか、一発でランナウェイしているからか、いずれにしても、お店に評価の情報がありません。
このようなお店は要注意です。こちらも警戒レベルを上げましょう。

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安全な購入方法

それでは、どうすれば騙されることなく、商品を購入できるのでしょうか?わたしが考えるポイントは以下の3点です。

(1) 購入者から評価されているお店で購入する。

(2) Lazada内で決済する。

(3) 問い合わせをして、しばらく様子を見る。

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(1) 購入者から評価されているお店で購入する。

上の画像は最終的に私がe-scooterを購入したショップの評価です。これを見ると、このショップはe-scooterは複数のお客さんに販売していること、その評価が概ね好意的に取られていることがわかります。
商品の販売履歴があることが重要です。そして、件数が多いと、その分、安心感も増しますね!

(2) Lazada内で決済する。

Lazada内で決済をする限り、問題が起きたときには返金手続きが取られます。

結局、3回ぐらいクレジットカードで決済して、キャンセルしたりキャンセルされたりしましたが、そのたびに、一週間かからず返金処理が終わっています。

Lazada外での決済の話に乗ってはいけません。

(3) 問い合わせをして、しばらく様子を見る。

経験上、詐欺ショップはLazada上に長く存在しません。なので、一度、問い合わせを行ってつついて、1ヶ月とか経ってからそのショップが存続しているかどうかを確認するのも一つの方法だと思います。

でも、買いたいと思ったら今すぐに買いたいですよね・・・

Lazadaに提案する、今すぐできる対策2つ

Lazadaにも、今すぐ対応できそうなことがあります。

(1) キャンセル率と再出品の頻度をモニタする。

(2) 購入から発送までの進捗をモニタする。

すでに対策を行っている気もしますけど、人海戦術でやっていると追いつかなさそう。

(1) キャンセル率と再出品の頻度をモニタする。

詐欺ショップにとって、Lazada内の決済は、お客さんにキャンセルしてもらうか、ショップがキャンセル手続きをする必要があります。放置する可能背もありますが、ちょっとその感覚は私にはわかりかねます・・・

ショップがキャンセルした商品を再出品するのは、運営から見たら怪しく見えますね。なので、ショップとしてはお客さんにキャンセルしてもらいたいでしょう。

お客さんとしては、お金を支払ったのに、モノは届かないとなれば、自然に問い合わせかキャンセルのどちらかのアクションを取るでしょう。詐欺ショップは、問い合わせやクレームを受けたら、在庫がなくなったのでキャンセルしてくださいとか、なんらかの理由付けを行う手はずになっているのかと思います。

とにかく、キャンセル率が高く、何度も再出品が行われているショップはBAN候補です。

(2) 購入から発送までの進捗をモニタする。

ショップが抱えることができる在庫はイコール倉庫のキャパシティです。普通、ショップは、発注が来たらできるだけ早く発送して、次の新しい商品を置きたいと思うんですよ。

とすると、発送がなかなか行われないショップは怪しく思えてきますね。

e-scooterは買えたの?

結局、20000ペソ(≒40000円)くらいで買えました。
これで、近いところはGrab Carやタクシーがなくても移動できるようになりました。
今は、交換用のスペアタイヤやデコレーションの部品などの到着を待っています。

ロックダウンのように生活に制限が加わると、ストレスたまりますし、買いたいものが買えないのもしんどいですね。

この記事を読んだ方が、少しでも安心してLazadaで買い物ができるといいなぁと思います。Lazada以外にもここで紹介した見分け方は通用すると思います。

それでは、みなさんもエンジョイ・ショッピング!

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