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小宮京・伏見岳人・五百旗頭薫編『自民党政権の内政と外交 五五年体制論を越えて』(ミネルヴァ書房、2023年3月)

2023年3月に、小宮京・伏見岳人・五百旗頭薫編『自民党政権の内政と外交 五五年体制論を越えて』(ミネルヴァ書房、2023年3月)が刊行されました。

目次は以下の通りです。

 第Ⅰ部 戦後体制の確立
第1章 初代総裁・鳩山一郎の政治指導――日ソ交渉を事例として( 小宮 京)
第2章 外資導入による地方開発構想(伏見岳人)
第3章 五五年体制成立期の教科書問題――『うれうべき教科書の問題』と「共通の広場」 (佐藤健太郎)
第4章 池田勇人内閣期の政治と暴力――政治的暴力行為防止法案に至る過程と帰結(中澤俊輔)

 第Ⅱ部 激動する国際環境と日本
第5章 日米同盟のなかの保守政権――アメリカの東アジア戦略と同盟政策(玉置敦彦)
第6章 成立期の中華人民共和国――「新民主主義の共和国」の変遷(光田 剛)
第7章 戦後日本外交における国連――保健福祉分野を通じた一考察(詫摩佳代)

終 章 短い一九五〇年代と循環の観念(五百旗頭薫)

第一章は、鳩山一郎の視点から見た日ソ交渉を論じています。以前に書いた、小宮京「公職追放解除後の鳩山一郎 鳩山一郎内閣の権力構造を中心に」増田弘・中島政希監修『鳩山一郎とその時代』(平凡社、2021年)所収、をお読み頂けると、理解が深まると思います。

是非、お手に取って頂ければと思います。
よろしくお願いします。

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