赤くて小さいわがままな弟。
こんばんは、こうだいです。
今回はカメラのことではなく、自分の愛車のことを書こうと思います。
自分はカメラやレンズ、写真を撮ることが好きで趣味としていますが、負けず劣らず車も興味があります。しかし、カメラの趣味とは決定的な違いがあります。
それは、車全般が好きだとか、エンジニア的に自分自身で車を触りたいという気持ちはあまりなくて、ただ自分の乗っている愛車を長く出来る限り一緒にいたいという気持ちが強いということです。
この車と出会ったのは自分が1歳の時でした。
親が自家用車として新車で買ってから34年、自分の家族との思い出や記憶の中には必ずこの車の存在が強く残っています。
そのせいなのかどうなのか、ほかの車に対する執着心や愛着とは一線を画して、趣味という一言よりも、やはり兄弟に似た感情を向けていると言ったほうがしっくりします。
1歳から17年間見ていた助手席からの視界。
そして、18歳から17年間見てきた運転席からの視界。
いつの間にか助手席に乗っていた時間と、運転席に乗っている時間が同じになっていました。
さて、ここで少しだけこの愛車について話をします。
最近ではBMWのMINIが主体となっているため、クラシックミニと言われることが多くなりましたが、
’90 ROVER MINI SPRITE
それがこの子の名前です。
厳密に言えば、外装や内装も当時とは違っていたり、塗装も2回、同じ赤で塗りなおしました。
現代の車とは違い、もちろんエアコンはついていませんし、走行中の車内はエンジン音でうるさく、ガソリンやオイルの匂いが溢れます。
そして気候や気温、コンディションによっても機嫌がころころと変わり、その日の朝に機嫌良くエンジンがかかり気持ち良く走っていたかと思えば、その日の夜にはうんともすんとも言わず不機嫌になり、そうかと思えば次の日には何もなかったかのようにエンジンがかかったり・・・。
それを不便と感じるか、はたまた可愛いわがままに感じるかの違いであって、機械制御が故の機械染みた個性を思わせてくれます。
これからもお互い元気な間はよろしく、兄弟。