短くわかりやすく、それでいて大切なことを伝える。時間や心の余裕のない現代の人への寄り添い。読書メモ-『説明は速さで決まる』
中村圭さんの
『説明は速さで決まる』を読みました。
情報があふれ、じっくり読んで選別する
余裕のなくなった現代。
そんな時間のない現代の説明において
求められるのは「速さ」であり、
わかりやすくて短い説明。
本書では、著者のコピーライティングの
経験をもとに、伝わる説明について
まとめられた1冊です。
以下、読書中のツイートです。
冒頭でも書いたとおり、
情報の量や流れてくるスピードも速く、
人々がその1つ1つにじっくりと向き合っている
時間や心の余裕はほとんどなくなった現代。
別の言い方をすれば、
この情報の波の中で人々は飲まれ、
そして置き去りにされているとも言えます。
読んでいく中で短くわかりやすく、
そして自分に関係があることに感じてもらう
説明をすることは、相手の現状を知り、
そのうえで相手に寄り添う行為だと感じましたし、
こうした置き去りにされやすい現代だからこそ
そのことが大切であるのだと思います。
結局、説明しているのも説明を受けているのも
「人」であって、そこに人の存在を
感じられることって大きなこと。
コミュニケーションの基本ですよね。
また、うまく説明ができないときに、
その内容が自分で把握できていないという点に、
自分で伝える内容なのに自分事にできていない
ということもあるように感じました。
まずは説明することや伝えたいことを
自分の中で自分事にすること。
そのうえでしっかりと把握して
他の人に説明、伝えていく
流れなのだとも思いました。
本書は「説明」をテーマに書かれていましたが、
説明に限らず、まずは自分が
伝えたいことをしっかりと把握すること。
そしてわかりやすく、相手が自分に関係があると
感じられるように伝えていくこと。
それらを考えるとブログやSNSでの発信も
同じことだなと思いました。
私も本書で書かれたポイントを押さえ、
日々の発信にも活かしていきます。