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【未経験】動画編集で正社員を目指したい人が読む記事

僕の経験上、「副業」というジャンルでnoteを書くことが多かったのですが、ここでは「正社員」の話を少しさせていただきます。

動画編集で技術を身につけ、副業でそこそこ稼げるようになった人が思うのが「これ、本職にしちゃえばいいんじゃない?」という所だと思います。

今回は、”動画編集で正社員を目指したくなってしまった人”に読んでいただきたいです。

動画編集はフリーランスや業務委託が多い職種

googleで「動画編集 転職」「動画編集 正社員」などで検索すると、なかなかたくさんの求人がヒットします。ここ5年ぐらいのYoutubeバブルの影響もあり、動画編集の仕事は爆発的に増えています。

もちろん、それに伴い正社員の求人もどんどん増えているのですが、動画編集という職種において圧倒的に多いのが「フリーランス」です。要は「業務委託」の契約を結んでいる人ですね。

フリーランスと業務委託は同じ意味で扱われることがありますが、厳密に言うと違うので、ここで引用を貼っておきます。

まずフリーランスは個人事業主のことを指し、働く方法のことをいいます。 業務委託は、案件ごとに依頼主の企業と契約を結ぶ契約方法となります。 フリーランスは働く方法であり、業務委託は契約方法なので内容が異なってきます。(引用元)業務委託とフリーランスは何が違うの?それぞれの意味を正しく理解しましょう!

動画編集というジャンルは、昔から業務委託契約で扱われることが多かった職種なので、今でもその名残が根強い業界です。

しかし、正雇用の枠は増え続けているのは間違いありません。

今なら未経験でも正雇用される可能性は高い

少しだけ昔の話をさせてください。

Youtubeが現れる前は、「動画編集」という仕事は限られたプロの仕事であり、デザイン会社や映像制作会社などの"プロの会社"が専門的に行う分野でした。

10~15年前は「動画編集」という単語すら一般的では無かった記憶があります。「映像クリエイター」「映像制作」などでしたかね(僕の年齢がバレますね)

何が言いたいかというと、専門職の中のさらに専門スキルだったため「経験値のあるプロのクリエイターの絶対数が少ない」ということです。

でも、今は動画バブル時代。動画編集ソフトは安価で手に入り、一般人でも参入できる要素がいくらでもあります。

Youtubeを筆頭に動画コンテンツの需要は増え続け、今後も拡大していく成長分野です。それなのに、経験値の高い動画クリエイターがいないということは、もう企業側は「未経験」に枠を広げて採用をするしかないんです。

とはいえ、ズブズブの未経験で動画編集ソフトも使えないようなレベルの方は難しいですが、「実務が未経験でもスキルはある」なら、その門戸は開きます。

「動画編集だけ」ができる会社は意外と少ない

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「実務が未経験でも採用される可能性はある」ということをお伝えしましたが、動画編集専門で雇ってもらえる会社は少ないことも覚えておきましょう。

動画編集という職種で採用されたら「1日中デスクに座って動画編集に専念する」というイメージをされる方が多いのですが、それだけに集中できるとは限りません。

会社によっては、外に出て撮影に同行したり、重い機材を持って汗だくになりながら力仕事をしたり、クライアントの打ち合わせで営業のようなことをしなくてはいけなかったり…と、さまざまです。

いろいろなことを経験したいという方には良いかもしれませんが、「力仕事なんて絶対嫌だ!」という方もいますよね。実際に、想定よりも体育会系の業務が多くてやむなく転職…という方も相当数いる業界です。

求人に書いている内容だけで実態は把握できないので、動画編集という職種の業務範囲がどこまで含まれるのか、面接などで確認しておいた方がよいでしょう。

次に、正社員で働ける可能性が高い業種をご紹介していきます。

1.広告代理店

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今、多くの広告代理店は動画編集のポジションを広く募集しています。広告の主流はもはや新聞やチラシではなく、WEBに移行していますよね。みなさんも、スマホやPCで調べ物をするとき、さまざまなWEB広告を目にしているかと思います。

最近では本当に動画広告が多くなりました。クライアントは、こぞって動画広告を出したがるのですが、先程お話したようにクリエイターが足りていない状況です。

広告代理店は大手から零細企業まで、会社の規模によって仕事の範囲がかなり変わってきますので、詳しい業務内容は確認するようにしましょう。

2.映像制作会社

広告代理店から依頼を受けて制作するケースが多いのが、映像専門の制作会社です。地方では見つけづらい会社ですが、東京や名古屋、大阪や福岡などの都市に多いです。

仕事内容はその名の通り映像を作る会社なので、広告に使う動画以外にも携わることができます。例えば映画のCG合成だったり、TVCMの作成、芸能人のプロモーションなど、内容は多岐に渡ります。

Youtubeバブル以前から映像に携わっている会社が多いので、経験値の高いベテランが揃うという点でも、よりレベルの高い環境を求める方にはオススメです。

ただし、昔からの慣習で長時間残業や休日出勤が当たり前になってしまっている所も少なくないので、注意しましょう(笑)

3.結婚式場

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結婚式場の専属動画クリエイターとして働くケースです。実務未経験でも参入しやすい業種ナンバーワンかも知れません。

式場によって業務内容は異なりますが、多くの場合、結婚式当日の動画撮影・編集・エンドロールの作成がメインの業務になります。すでにフォーマット化されている場合もあり、高い技術を必要としていない式場も多いため、未経験でも比較的入りやすい環境が多いですね。

さらに結婚式当日には、自身で音響を調整したり、その流れでライティングなどに携わる機会がある式場もあります。

ここで1つ注意点なのですが、結婚式は基本的に土日などの休日に行われます。なので平日は何をするかというと、動画編集以外の事務作業や、結婚式場の営業活動、レストランの接客などを兼務することもあります。

やはり結婚式場においても、自分の業務範囲は事前に確認しておきたいですね。

4.遊技機(パチンコ)メーカー

意外と求人数が多いのがパチンコメーカーです。最近のパチンコ台って、映像がすごく凝っていて綺麗ですよね(知らない人はすみません)

動画編集というよりは「After Effects」などを使ったモーショングラフィックがメインになることがほとんどです。

アニメやゲーム、ドラマや映画を題材にしたパチンコを開発するにおいて重要なのは、やっぱり映像の迫力、効果的な演出、美しさです。広告も同じですが、どれだけ魅力的な映像を作れるかどうかが売り上げに直結するジャンルです。

動画編集の中では比較的給料が高く、安定していることが多いのも魅力的です。きちんと賞与が年2回でるところも多いですね。

さいごに。

何度もお伝えしている通り、これからも動画編集というポジションの需要は増え続けていきます。今まさに勉強中という方が多いので、逆に、数年先には席の奪い合いが発生しているかもしれません。

動画編集は独学でも十分な技術を身につけることができる仕事なので、たくさん動画を作って、数をこなし、自信のあるポートフォリオを作ってから転職活動に臨みましょう。

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