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【30代主婦・子2人】そろそろ家計を助けるために在宅の仕事がしたい方へ
まだ子どもが小さい場合、家で面倒を見ながら仕事ができたら…と考えるのは当然のことですよね。最近では感染症の影響もあり、ますます在宅で仕事がしたいと考える方は増える一方です。
今回は、子どもを家で見ながら仕事をしたいと思っている主婦の方に、自分に合った仕事を見つけてもらう順序をご説明していきます。
小さな子を見ながら家で仕事は出来るのか
結論から言うと、小さな子どもを見ながらでも、ご自宅で出来る仕事はあります。事実、自分に合った仕事を探して働いている主婦の方はたくさんいます。
ですが、残念ながらまだまだその働き口は少なく、「お子さんがおうちにいてもOK」とうたっている在宅求人でも、いざ蓋を開けるとダメだったり、保育園に預けないとダメだったりします。
その理由はいくらかありますが、やっぱりお金を出す企業側からしても「子どもがいようがいまいがキッチリ働いてほしい」という所が本音です。
どうにもできない理由があったとしても、自分は誠意をもって仕事をしているつもりでも、「家で子どもがゴネて、予定の半分しか業務を終わらせられませんでした」では仕事として成立しないのが現実です。
話を戻しますが、それでも、自宅で子どもを見ながら働いている主婦の方はたくさんいらっしゃいます。ポイントは、自分の環境に合った仕事を探すことです。
それでは、順番に見ていきましょう。
1.月にいくら稼ぎたいかを決める
僕も自分の事業を運営するために、月に数十人の主婦さんと面接をすることがあるのですが、本当にみなさん「いくら稼ぎたいか」が決まっていないんですよね。肌感覚としては7割ぐらいの人があいまいで、この問いに答えられません。
稼ぎたい金額を決めることは重要です。よくあるのが「やりたい仕事から決める」という方ですが、今回は「家計を助けるために仕事を探す」のを前提としている記事なので、稼ぐことにフォーカスを当ててお話をします。
(もちろん、趣味として働きたい方や、特にお金を稼がなくても困らない方は対象外のお話となります)
例えば、扶養内なのか、扶養を外れるのかでも大きく違います。月に3万円程度稼ぐことが目的であれば、子どもを見ながらスキマ時間でできる仕事を見つけることはそう難しくありません。
でも扶養を外れてガッツリ月15万円稼ぎたいとした場合、かなり求人数が絞られると思ってください。
まずは月にいくら稼ぎたいか目標を具体的に決めて、次に進むことをオススメします。
2.時給で働くか、固定報酬で働くかを決める
在宅求人の報酬体系は、大きくわけて2つあります。「時給制」か「固定報酬」かです。時給制は、業務をした時間分だけ支払いをしてくれるもので、固定報酬制は、納品物をおさめた分だけ支払いをしてくれるものです。
それぞれのメリットとデメリットをあげます。
■時給制
メリット:仕事に入ってさえいれば、確実に時給分の支払いがある。
デメリット:時間内はキッチリ働く必要があるので、時間の縛りがある。
■固定報酬制
メリット:時間による縛りがないので、自由な時間に働くことができる。
デメリット:納品して報酬が発生するため、納品が完了しなければいくら働いてもお金にならない。
ここで多くの方は、時給を選びます。ですが、子どもを家で見ている方にとっては、時間の縛りは厳しいことが多いですよね。「突然子どもの熱が出たので病院に行く」「泣き止まないので仕事を中断した」「子どもが騒いで電話に出られなかった」などは、よくあるお話です。
時給の支払いでも、「その程度ならOK」と言ってくれる企業もありますが、かなり少数派だと思っておきましょう。
個人的には、時間の縛りがない固定報酬制の方をオススメしています。クラウドソーシングサイトや在宅求人のサイトには、固定報酬の仕事がたくさん載っており、その数も年々増えていっています。
固定報酬の場合は、仕事に慣れないうちはスピードが遅いので時給換算すると低くなってしまうことがありますが、慣れれば時給(換算)でどんどんアップすることも可能です。
子どもが寝静まっている夜や早朝にも作業ができるので、効率的に仕事ができるのも魅力的です。
3.自分のスキルを書き出す
月に稼ぎたい金額と、理想の報酬体系が決まったら、次に「自分ができること(スキル)」を書き出してみましょう。
これについても、面接をしていてすごく感じるのですが、みなさん、自分ができることを説明できないんですね。
例えば「Excelがどのぐらい使えるか」について質問があったとします。8割の人が口にする言葉が「基本操作なら可能」です。これは書類審査でも同じことが言えます。
"基本操作"ってすごく曖昧な言葉なんです。それは人によって"基本"のレベルが違うからです。あなたの基本レベルは、その会社の基本レベルとは違うかも知れません。高いかもしれないし、低いかもしれない。
(事実、うちではvlook関数とピボットテーブルは基本操作なのですが、面接に来るほとんどの人が使えません)
Excelを例にあげましたが、他のスキルにも同じことが言えます。
・データ入力が得意って、どのぐらい得意ですか?速度は?
・WEBデザインを勉強中って、何の言語を使って何が作れますか?
・10年前に学校でMOSを取得しました…って、残念ながら今は価値がありません
厳しいようですが、これが現実です。自分のできることを分析して理解し、説明できる人ほど、在宅仕事を見つけるのが早く確実になります。
もちろん、「何もできない」でも構いません。何もできないなら、できることを増やしていけばいいだけです。
4.在宅で出来る仕事を探してみよう
それでは実際に、在宅で出来る仕事を探してみましょう。数年前までは、在宅の仕事といえばライターやWEBデザインなど、クリエイター職が強い職種ばかりでしたが、今はいろいろな仕事があります。
■オススメの在宅求人サイト
上記のような専用サイト以外の求人サイトにも、在宅案件は掲載されています。例えばみなさんご存知であろうタウンワークなんかも、以下のように検索条件で在宅案件を絞ることができます。
検索条件に「在宅」が無い場合も、フリーワード検索で「在宅」と入力すれば、かなりの数がヒットします。ぜひ、いろいろなサイトを覗いてみて、どんな仕事があるのか確認をしてみてください。
5.在宅の仕事は大人気!自分は他者と比較されていることを忘れない
ここ1年ほどで、在宅の案件が増えるのと同時に、主婦の方に限らず在宅勤務を余儀なくされている方が激増し、その採用倍率はすさまじいことになっています。
実際に僕が2020年9月頃に出した在宅事務の求人は、採用人数2名の枠に対して150名の応募がありました。
拘束時間の短い仕事や、比較的かんたんな仕事、子どもがいても続けやすい仕事はどうしても競争率が上がってしまいます。
そこで重要なのが「自分は他の人と比較されている」ということを意識することです。これも意外とできていない方が多いので、最低限、以下のことは守っていただきたいなと思います。
・メールでも面接でも、冒頭には必ず挨拶をする
・「かしこまりました」「恐れ入ります」などの最低限の丁寧語を使用する
・オンライン面接の際は映り込むものに注意する
・面接がある場合は、笑顔を心がけるなど印象を良くする
とても基本的なことなのですが、出来ていない方が非常に多いので、ぜひ実践していただきたいと思います。
さいごに。
最近は本当に在宅の案件が激増しているので、きちんと自分が置かれている状況を考え、今日書いたことを実践し、諦めなければきっと良い仕事に出会うことができます。
子どもを家で見ながら仕事をするのは大変だと思いますが、がんばってチャレンジしてみてください。