与田祐希卒コンについて

2025年2月22日、23日
福岡PayPayドームにて与田祐希卒業コンサートが開催された

僕は東京在住のしがないアラサーサラリーマンであるが、なけなしのボーナスを使うならここだと思い切って申し込んだところ、まさかの2days参加することができた。
飛行機代、ホテル代、チケット代その他込み込みで20万以上の出費となったが、20万以上出しても出したりないくらい素晴らしいライブを見ることができた。

ここから与田祐希卒コンを振り返りながら個人的な感想を書いていきたいと思う。
自分が思ったことを書いてるから人には共感してもらえないと思うけど、それでも構わない。
周りに語れる人がいないから自分の気持ちをさらけ出そうと思う。
本当は1曲ずつ振り返りたいと思うが、かなりの文量になりそうなので、抜粋して語っていきたいと思う。

あと曲についての感想メインです。
ライブを見て改めて感じた曲の感想を書いてきます。
時系列もめちゃくちゃかも、勘弁してください。

1.言霊砲

個人的に1番感動したのは言霊砲だった。
元々、大園桃子、与田祐希、久保史緒里、山下美月のユニット「いもうと坂」の曲
間違いなく当時の3期を引っ張っていたのはこの4人だったと思う。
大園が卒業した後も、バスラや山下の卒コンではメンバーを補充することなく3人で歌い続けてきた曲だだったが、去年の山下卒業を得て、ついにいもうと坂も2人になってしまった。
のぎ動画にあがってる久保チャンネルの与田出演回を見てほしいのだが、与田と久保にとってもいもうと坂と言霊砲は特別なものだったんだと思う。
2人が当時の思い出を語ってる動画を見た後に、この言霊砲を見ると感動しないわけがないじゃないですか。
特に久保が与田にかけた私にとっては1番身近なお姉ちゃんだったってセリフ
久保チャンネルでもオールナイトニッポンでもそんな素振り見せなかったのにライブでいきなり泣きながら言われたらたまったもんじゃないですよ。
多分2人は同期だけど友達でもない、戦友って言葉に相応しい絆があったのかなって思う。
多分DVDでたら死ぬほど見返すと思う。

2.ジコチューでいこう

ジコチューでいこうはただの盛り上がるライブ定番夏曲から、エモさを出す名曲に変貌したと思う。
きっかけは、確実に齋藤飛鳥卒業コンサートで最後を飾ったからだと思う。
齋藤飛鳥がセンターを飾った曲は、裸足でsummer、sing out、ここにしかないものなど超名曲揃いで、最後の曲に何をやるのか分からなかったファンの人も非常に多いと思う。
そんななか、ジコチューでいこうが最後を飾ったが、自分らしく生きていこうというメッセージ性も込みで卒コンの終盤にもっていっても誰もが納得する名曲になってしまった。
まさに大団円が似合う曲
そんな名曲を与田は2日とも最後の曲の手前にもってきた。
ジコチューといえば与田と飛鳥のだるまさんが転んだが代名詞だったから、まあやるだろうなとは思ったけど、こんな終盤でとは思わなかった。
けど納得もしてる。
卒コン中、与田の口から度々出た七瀬さんというワード
もちろん、与田と西野七瀬はセットではあるし、めちゃくちゃ尊敬してるのは知ってるんだけど、齋藤飛鳥と与田祐希のコンビもすごく素敵だったと思う。
飛鳥の卒コンでは、与田が号泣しながら手紙を読んだのが名場面の1つだが、その前に飛鳥が話してた恩送りを最も体現したのは与田なんだと思う。
これも久保チャンネルでの内容となるが、4期生とどう接したらいいか分からなかった与田は、5期生が入ってから積極的に関わろうと思い、親睦を深めていった。
それを見ていた久保は、4期が入った時の自分な対応と似てると思い、5期生は祐希がいるから大丈夫だと、5期生との接し方を4期生の時と変えたという。
右も左もわからない時に先輩が手を差し伸べてくれるのはどの業界においても大事なことだと思う。
助けられてばかりだった自分から脱却して、助ける側にうまく周れたのは本人にとってもすごく良いことだったらしい。
西野の影響もあるかもしれないけど、飛鳥の恩送りの件からすごく考え方が変わったのかなと思う。
そういう意味でも齋藤飛鳥は与田祐希にとって特別な存在だと思う。
飛鳥卒コンジコチューのだるまさんが転んだで、飛鳥にキスをされてた与田が、自分の卒コンで井上和にキスをしたのは、本人なりの齋藤飛鳥オマージュだと思っている。
こういう世代を継承していくのも乃木坂の良さだよね。

3.逃げ水

最後は逃げ水について話したいと思う。
逃げ水は個人的にもっと評価されるべき曲だと思っていて、元々の乃木坂のイメージをぶち壊しにかかった挑戦曲だとも思ってる。
今までの夏曲といえば、ガールズルール、裸足でsummerといった、夏真っ盛りの時期をイメージした曲が多くて、ライブで盛り上げる前提で曲もできてたと思うんだけど、逃げ水は逆に夏の終わりを想起させるしっとりした曲
それでいて盛り上がり所もあるけど、途中で「月の光」を挟むことによって、うまい具合に緩急をつけている。
こんな曲今までなかったし、人気絶頂アイドルのシングルになってるのも不思議なくらいだと思う。下手したらJPOPの歴史の中でも挑戦してる方だと思う。
どうしてこんなに路線を変えたのかというと、やはり加入したての大園桃子と与田祐希をダブルセンターに置くことによって、乃木坂はこういう1面もあるよっていうのを大衆に見せたかったのだと思う。
本人たちにとってはすごくプレッシャーだったと思うし、しんどいことも苦しいこともこの期間はめちゃくちゃあったらしい。
そんな状況下のなかリリースされた逃げ水は、毎年恒例の夏曲が翌年にリリースされたジコチューでいこうからライブ定番盛り上がり系夏真っ盛り曲になったことで余計浮いた存在になってしまったんだけど、時間が経てば経つほど、どんどん曲として熟成していった稀有な曲だなとも思う。
逃げ水オリジナルメンバー最後の1人となった与田は2日間で3回も披露してくれた。
2日目に大園桃子が出てきたのはすごく衝撃的だった。
だって芸能界引退してるし、乃木坂を気持ちよくやめれたわけではないと勝手に解釈していたからだ。
だからこそあの衣装をきて、再び戻ってきてくれて本当に嬉しかった。
これが逃げ水の完成形というか、ようやく完成したというか、これから別メンバーで逃げ水をやっていくのかなり難しいのではというくらいに、曲の終わりが見えた瞬間でもあった。
逃げ水は終わった。
与田祐希と大園桃子から始まった逃げ水は、与田祐希と大園桃子によって終わったのだった。

以上、個人的卒コンの感想でした。
本当に名場面が多くて、2日経った今も喪失感が半端ないです。
こんなに素晴らしいライブを見せてくれてありがとう。
いつまでも幸せでいてくれたらそれだけで満足です。

ではでは


いいなと思ったら応援しよう!