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社員10名未満のMoloco日本チームがアドテック東京2023で1700枚以上の名刺を獲得し、大成功した舞台裏


みなさん、おはようございます。
無事にアドテック2023も終わりまして、これから年末に向かっていくところだと思います。

本Noteでは、今年のアドテック2023にMolocoが出展してなぜこのような規模で、このようなことができたのか、ということを僕個人の目線から公開できる範囲で説明しようと思います。

ただ本Noteを始める前に、来年同じようなことが簡単にどこの会社でも(また来年のMolocoでも)できるわけではなく、内部含めて協力者が多数必要になります。ので、すべてを鵜呑みにしないようにお気をつけください。
また今回の大成功は全てMolocoのマーケティングを担当している高場が中心となったことで、彼女の代わりの代筆のような?気持ちで書いております笑
もし詳細聞きたい場合は高場までご連絡ください。

(2023.10.26追記)
2023年10月末で高場が退職してしまうので、もしBtoBマーケティングに困ってる会社がいましたらお繋ぎします!
次まだ決まってないみたいです。

集計結果
こちらは名刺獲得数ではなく、それぞれのコンテンツなどへの参加数を示します。(ブース来場数に匹敵)

特に2日目のセッションとガチャが1日目から大幅に増加

①アドテック東京に出展する意味と年間の位置付け


アドテック東京は毎年アドテク事業社なら出展を検討する大イベントだと思いますが、どのような理由づけで出展するか、というのが社内説明で必要になってきます。
また2日間で2万人前後訪れるイベントで、自分たちのターゲット(代理店?広告主?)はどこで、どういうアテンションをKPIにし、どこがゴールなのか、を社内含めて明確にする必要があります。
つまり
アドテックに期待するゴール→コンテンツ/ブース規模/どこに投資をするかが決まってきます。
そんななか、弊社Molocoは2023年の早々に、アドテック東京2023を集大成のイベントにする、という位置付けを行いました。つまりリードも大事だがとにかく「今年はMOLOCOの年だったね!!」と言わしめるようなイベントにする、というのをテーマに置いてました。
2023年の1年間のイベントもそれに向かって仕込んでいき、顧客やパートナーを巻き込むときも常にここを意識しながら過ごしてきました。
例えば
アドテック東京に来場する広告主のほとんどは非ゲームである
のがわかっていたので、2022年年末時点で約8割以上がゲーム広告主で占めていたMolocoでは
・事例も集まらない(ブースで話せるネタがない)
・出展する意味を社内で伝えられない(東京ゲームショウでいいじゃん)
といわれる恐れがありました。
そのために10ヶ月ひたすら非ゲームに注力し、当日みなさんも感じていただきましたが、
・ユーザーインタビュー動画ではエン・ジャパン様、AppBrew様、ジオテクノロジーズ様に取材させていただき(他にもサイバーエージェント様とグリーアドバタイジング様)
・16のミニセッションでは11のセッションが非ゲームの広告主様(取引先以外も含む)によるもの
でした。
これらは2023年1月頃から思い描いていたもので、割と90点近い出来だったのでは?と思っています。(非ゲームの割合も6割を超えました)

つまり、

アドテック東京に出展するには年間の流れが必要で、どういう意義で出展するかを営業などの現場にもしっかりインプット・意見交換する必要がある

というのがここでの話でした。

②どういう出展方法を考えたか


ここでは実際にMolocoが考えた出展方法を晒します。
a) 最初は去年より少し大きいブースとKeynoteをやりたいね、みたいになりました。が、時すでに遅し。。Keynoteの枠はすでに埋まっておりもっと早く動き出したほうがいいことを反省しました。
b) その次に去年みたいにexhibitionブースでブース出すか?というのも出ましたが、単発で果たしてリードがたくさん集まるのか?という疑念にいたり保留。
c) アフターパーティのスポンサーやる?と思いましたが、ブランディング企業とかだったら意味あるけど、KPIとあわなさそう、ということで断念。(TeadsさんとかTTDさんとかOguryさんとかは合いそう!)
1週間ほど悩んでましたが、会場をよくみると大きなブースがうっすらみえはじめ・・・
こんなブース区画を思いつきました。

アドテック東京2023出展社エリアブース全体図

具体的には左のA-20のブース区画サイズ2つ分を購入してドッキングさせてもらいました。
ここのB-14の位置的メリットは今年から受付が右手に代わり、最初の出展エリアに入った時に必ず目がいくことです。下画像が受付から入ったときにみえる景色でその時点で
「あれ、MOLOCOってなんの会社だろう?」
という最初の想起につながります。イベント中に何回MOLOCOを思い出してもらえるか、目に入れるか、というのが今回気をつけていたポイントです。

Bホールに入場したときの景色

またこの見えるエリアで毎日8セッションを企画することで必然と人だまりを30−60名作り、とても盛り上がってるブースであることを強く参加者に伝えることに成功しています。実際にセッション見にきました!という人が大勢いました。

また、フルカンパスやワンデイパスを持っていらっしゃる参加者は4Fのブースにいきますよね。その参加者へのアテンションも吟味し、4Fのコーヒーエリアにもスポンサー出展し、そこでもセッションの告知(画像右側)をしています。

4Fのドリンクカウンター

③コンテンツ企画

出展の大きさが決まってからコンテンツを考えましたが(本当は逆がおすすめ笑)、どうやってリードやアテンションを集めよう?となりました。
そんな時事務局から
Molocoさんだったら昔のヤプリさんみたいなことをしてほしいです。
というアイディアをもらいました。
手前味噌ながらスーパーインフルエンサーの達夫さんがいますし、1年間非ゲームに注力できたおかげですぐにセッションに呼びたい顧客は集まりました。
しかしこれを始めたのは8月のお盆前で割とギリギリでした。
なので来年計画される方々は7月末よりも前を進めます。
実際にいつもアドテックイベントで事務局運営をしている業者に中に入ってもらい、また社内も動かしながらこんなイベントページを作成しました。

https://events.moloco.com/adtechtokyo2023

セッションブースの区画サイズだと平均20名想定だったので、16セッションでだいたい320名を集客期待していました。

2日間で一番集まったエン・ジャパン田中様のセッション(約60名ほどが参加)


しかしKPIは1600枚のリード獲得だったので、全然足りません。
4Fのコーヒーカウンターでは2日間で200−300杯が配布できるそうなので、200で見積もってもあと1100枚以上をどこかで集めないといけません。

そこで巨大ブースがあるんだからエンタメ要素を入れよう!ということで巨大ガシャが設置されました。

巨大ガシャ

これだけを撮影しにきてくれる人も多くいて、一つの成功要因だったと思います。
元々の目的は社内で余ったノベルティを配布する、というものでしたが
お祭り好きの僕からしたら、そんなのぬるい!最高の商品を配ろう!と勝手に思いつき、達夫さんにも許してもらい笑、みたことのない景品をたくさん!揃えることができました。また景品もこれまでどうしても家電やガジェット寄りでしたが、女性の参加者が増えてきたので女性が喜ぶ!景品も増やしました。
(KOSEさんのコスメデコルテやレプロナイザーヘアアイロンなど)

景品が当たった方々

④過去の経験を存分に活かせているか(社内リソースをふんだんに活用できているか)

マーケティングチームが単独でこのイベントを実施するのは不可能です。
チームで持ち得る最大限の経験とリソースを集中投下する必要があります。
達夫さんはICCやファシリテーターをやってこられた経験を、
僕自身はこれまでCriteo、RTBHouseで参加してきた経験や反省を引っ張り出し、他のメンバーも率先して2ヶ月間意見を出してくれました。
それが結果的に
・16セッションの企画(ヤプリさんみたいなのやりたい)
・景品はとにかく豪華に(RTB HouseのYear endの経験)
・4Fでコーヒー配りたい(意外と公式だけ聞く人多そうという去年の経験)
・SNSで盛り上げるためのボードを作成(いつもなんだかんだ見落としがち)
・お祭り感を出すためにハッピ用意(アテンション目的)
・取材動画を撮影してブース内モニターやセッションの幕間で流したい
というのにつながりました。細かいのだとたくさんありますが、みんなでアイディアを集結させることで最高のイベントになったと思います。


⑤まとめ


細かい反省はキリがないですが、成功要因は多々あり、
まとめると以下のようになります。

・アドテック東京に出展する意義が営業ともすり合わせできているか
・そのために必要な場所やスポンサーを考慮できているか
・リードKPIを達成するためのコンテンツは波状攻撃のようになっているか
・アテンションは十分に獲得できるか
・1日目の反省を2日目に活かせているか
・全員で参加できているか
・SNSでの拡散体制も築けているか
・過去の反省や経験を活かせているか

実際には名刺は1,700をゆうに超え、有効リードも3割以上と大大成功だったと思っています。

ご協力してくださった事務局、運営会社、セッション登壇社の皆様、取材にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!!!!

おしまい。


最前列左がマーケティング担当者高場
日本チームは総勢10名

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