TRPGスタジオでリプレイ動画を作る4
画像・BGM(SE)ファイルのリネーム
画像・BGM(SE)ファイルのリネーム過剰記述の削除
シナリオファイルの分割
プレビューしやすい一工夫
プレビューしながら余計なものや時間を削る
演出に必要なものを付け加える
動画再生のための一工夫
プレビューを自動撮影
おまけ:外部ツールでさらに演出アップ
2.過剰記述の削除
ここからはプレビュー+セーブロードで確認しながら作業します。
過剰記述は、主にセッション中に記録し続けたために起こる余計な記述。
例えば、データ読み込みは1度でいいのにキャラクターが登場するたびに全てのデータを削除して読み直すとかね。
この[chara_sheet~]を整理します。
これらは、画面表示させるステータス(キャラシ表示)や、シーク機能に関係します。
これらを編集するとシーク機能が使えなくなる(素材の読み込みが行われなくなる)ので注意してください。
また、「キャラシ表現を再現する」のウィンドウ部分が必要ない場合は、
[chara_sheet_add]、[chara_sheet_update_status]、[chara_sheet_delete_all]、[chara_sheet_show]のタグ全てを削除すればOKです。
これらのタグの使い方は以下の通りです。
[chara_sheet_delete_all]
[chara_sheet_add name="GM" chara_id="474163" storage="./data/fgimage/chara/GM/sheet_thumb.png" auto_trim="true" local_file="sheet_thumb.png" pos="Top"]
[chara_sheet_update_status name="GM" chara_id="474163" status="運命の輪:00010"]
[chara_sheet_show]
sheetを全消し(1回目は不要)、addでデータを読み込み、updateで画面表示する数値を記入、showで画面に表示。
addはnameとidが両方記載されている場合、idが優先されて使用されます。
同名キャラで区別付くようにしてるんだと思う。
updateのnameは画面に表示されるキャラ名。
つまり
[chara_sheet_add]、[chara_sheet_update_status]、[chara_sheet_delete_all]
は、
画面表示させる[chara_sheet_show]の直前の
表示させるキャラのaddとupdate_statusだけあればいい。
ちなみに表示内容(ステータス内数値)を変えるなら
[chara_sheet_add name="GM" chara_id="474163" storage="./data/fgimage/chara/GM/sheet_thumb.png" auto_trim="true" local_file="sheet_thumb.png" pos="Top"]
[chara_sheet_update_status name="GM" chara_id="474163" status="運命の輪:00010"]
[chara_sheet_show]
[chara_sheet_update_status name="GM" chara_id="474163" status="運命の輪:99999"]
[chara_sheet_delete_all]はいらない。
表示数(キャラクター)を減らす場合全削除してから再追加するのでいる。
なので過剰記述1は
1.[chara_sheet_delete_all]と[chara_sheet_show]の間で[chara_sheet_update_status]のstatusパラメーターがないnameの[chara_sheet_add]と[chara_sheet_update_status]を削除する。
となる。
図解すると
;===これは残す====
[chara_sheet_delete_all]
[chara_sheet_add name="【 GM 】" chara_id="474163" storage="./data/fgimage/chara/GM/sheet_thumb.png" auto_trim="true" local_file="sheet_thumb.png" pos="Top"]
[chara_sheet_update_status name="【 GM 】" chara_id="474163" 【 status="運命の輪:00010" 】]
[chara_sheet_show]
;=================================
;===これは無駄なので消す===
[chara_sheet_delete_all]
[chara_sheet_add name="【 GM 】" chara_id="474163" storage="./data/fgimage/chara/GM/sheet_thumb.png" auto_trim="true" local_file="sheet_thumb.png" pos="Top"]
[chara_sheet_update_status name="【 GM 】" chara_id="474163" 【 - 】]
[chara_sheet_show]
【 】を見る。statusパラメーターがある場合はそのnameのタグを
[deleteall]~[sheet_show]の間、削除しない。
ない場合は削除する。
2.ダブってる動作を削除する。
[chara_sheet_update_status name="GM" chara_id="474163" status="運命の輪:"]
[chara_sheet_update_status name="GM" chara_id="474163" status="運命の輪:"]
;↑入力途中が記録されている
[chara_sheet_update_status name="GM" chara_id="474163" status="運命の輪:00010"]
[chara_sheet_show]
[chara_sheet_show]
;↑ラグって2回入力されている
↓削除後
[chara_sheet_update_status name="GM" chara_id="474163" status="運命の輪:00010"]
[chara_sheet_show]
削除するか疑わしい場合は、「;」か「/* */」でコメント文で。
とりあえず
5230→3765行に短縮できました。
skipして最後まで流れるか確かめます。
私のログでは計算式コマンドC( )でsplitが見つからないと出て
止まりました。
普通のダイスと比べると
array_dice="6" array_result="5"
と、このパラメーターがないのが原因っぽいっす。
;元々の
[dice addstory="1" adjusted_val="0" secret="" user_id="31465" val=" c(30+10+20+50) > 110" result_str=" c(30+10+20+50) > 110" name="GM" chara_name="GM"]
;パラメーター追加
[dice addstory="1" adjusted_val="0" secret="" array_dice="0" array_result="0" user_id="31465" val=" c(30+10+20+50) > 110" result_str=" c(30+10+20+50) > 110" name="GM" chara_name="GM"]
これでダイスの絵は何もでないものの、フリーズせず先に進めます。
まあ計算式コマンドなのでいらないと言えばいらないのですが。
やったこと、結果
画像・BGM(SE)ファイルのリネーム過剰記述の削除シナリオファイルの分割
プレビューしやすい一工夫
プレビューしながら余計なものや時間を削る
演出に必要なものを付け加える
動画再生のための一工夫
プレビューを自動撮影
おまけ:外部ツールでさらに演出アップ
過剰記述を整理して、約1500行程短縮に成功しました。
この影響でシーク機能が使えなくなりました。
ここまでで、TRPGスタジオ特有の特殊なコードは攻略できたと思います。
つまり、ここからは普通のティラノスクリプトの編集である。
それでも3700行は長いので、シーンごとの分割、それぞれのシーンで共通で使うもののマクロ化とそれのシナリオファイル制作を行います。